2022秋アニメ 11月5日視聴分 | アニメ視聴日記

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日々視聴しているアニメについてあれこれ

2022年秋アニメのうち、11月4日深夜に録画して11月5日に視聴した作品は以下の4タイトルでした。

なお「メガトン級ムサシ(第2期)」の第18話は今週と来週は放送延期で、11月18日深夜に放送予定だそうです。

 

 

忍の一時

第5話を観ました。

今回は忍者学校の期末実技試験のお話。他の生徒の忍角を奪って逃げきれば合格という試験らしいが、試験中に甲賀の朱雀が一時の命を奪いに来るのは確実な状況で、一時と紅雪は対策を練ります。まずグループ内に裏切り者がいるのは明白だったのでグループから離れて2人で行動することにして、待ち合わせ場所の偽情報をわざと裏切り者に掴ませておびき出して一時がそいつから忍角を奪います。裏切り者はモブ男子で、甲賀に脅迫されて従っていた模様。

一方で紅雪が甲賀の本拠地を急襲して朱雀を倒そうとし、一時は変装用忍具で甲賀の忍になりすまして追手から逃れようとしますが、実は朱雀も変装用忍具を使っていて、本拠地にいた朱雀は偽者で、一時を追っていた追手が本物の朱雀だったことが分かり、ここから一時が朱雀から逃げ回る展開となり、何とか時間内に逃げきって試験は合格します。

そして最後、実は裏切り者はもう1人いて、それが一時や紅雪と最も親密な輝麗だと判明したところで今回は終わり次回に続きます。朱雀も根は悪いヤツじゃないみたいで、殺されたとされている甲賀の前当主の鬼神丸もなんか生きて人体実験みたいにされてる描写もあったりして、色々と裏で陰謀が蠢いている様子。そういうところの騙し合いとかバトルの出し抜き合いなんかは忍者モノって感じで良いんですけど、ちょっとストーリー全体はあんまり進んでない印象。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 第2クール

第17話を観ました。

今回は特別懲罰房での戦いの続きが描かれたエピソードで、隕石を引き寄せるスタンド能力を持つ刺客である看守ウエストウッドを苦戦の末に倒したジョリーンに次の刺客であるケンゾーというスタンド使いが迫ります。ここでケンゾー以外にもう1人、敵のスタンド使いらしき男が現れていますがすぐに姿を消しました。この消えた男がサバイバーでないとしたら、これでウエストウッド、ケンゾー、サバイバーとこの男で合わせて4人となり、未だ姿を現していないサバイバーも含めてプッチが送り込んだ4人の刺客の全員が存在を確認出来たことになる。もしかしたらあの姿を消した男がサバイバーである可能性もあり、その場合はもう1人まだ姿を現していないスタンド使いがいるということになります。また、ディオの骨を触ってすぐに行方が分からなくなった小男の存在も気になるところです。もしかしたらあの小男もスタンド使いなのかもしれない。あるいはあの小男がサバイバーなのかもしれません。

そのあたりハッキリしたことはまだ分からないまま、今回はずっとケンゾーとのバトルが描かれました。といってもジョリーンとケンゾーのバトルは最初ちょっとやっただけで、駆けつけたFFが負傷しているジョリーンに代わってケンゾーと戦うバトルがずっと描写され、そのまま次回に持ち越しとなりました。ジョリーンの方はもう1人加勢に来たアナスイと一緒に解説役みたいな感じとなり、ケンゾーのスタンド能力について色々と読み取ろうとしていました。

ケンゾーのスタンド能力はドラゴンズ・ドリームという暗殺風水のスタンド能力であり、どの方角に移動すれば敵の攻撃を喰らわないか、どの方向から攻撃すれば敵にダメージを与えられるのかを事前に知ることが出来るというものでした。また、ケンゾーは敵を溺れさせることも出来る。これによってFFが劣勢に追いやられてしまうというところまでが今回描かれましたが、ずっとほぼFFが劣勢なままだったのであんまり盛り上がらず、お楽しみは次回というところですね。ちょっと最近、この特別懲罰房編になってから話の展開が遅くてダレてきた印象です。

 

 

聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-

第5話を観ました。

今回はサンドラにやられて負傷したシャイロをセラフィナが家に運んできて、バドやコロナも一緒に看病してシャイロが回復し、シャイロはサンドラのことを瑠璃たちに報せなければいけないと思い再び行動を開始し、まず折れた剣を修復してもらおうと思い、そのための素材を手に入れるために塔に向かう。その塔でシャイロはたまたま真珠姫に出会い、一緒に瑠璃を探して塔を探索し、様々な罠を突破して塔を登り、番人を倒してシャイロは素材を手に入れ、真珠姫は奥の部屋で黒い真珠姫みたいなのと出会って「役目を思い出せ」と言われ、黒い真珠姫は消える。

そこに瑠璃がやってきて、シャイロはサンドラが珠魅を殺して核を奪っていることを教えて、それを聞いた瑠璃はならば早く仲間を見つけねばならないと決意を強くする。シャイロもそれを手伝いたいと言い、瑠璃はシャイロに危険が及ぶことを危惧するが、シャイロの決意が固いと知り同行を許す。そうして3人は珠魅がいるという情報のある魔法都市に向かうことになる。

今回はここまでであり、なんだかゲームのイベントをこなしていっているという印象のエピソードでしたね。色々あったように見えますが、なんか回り道をした印象で、あまり話は進んでいません。なんだか先が見えてきてしまったような気がしますね。

 

 

アークナイツ 黎明前奏/PRELUDE TO DAWN

第2話を観ました。

今回は前回に引き続き、ドクターの救出に向かったロドス一行がレユニオンが暴れる街からの脱出を試みるという場面の続きとなります。ここでロドス一行がレユニオンの一団の襲撃を受けるのですが、レユニオンの部隊同士で目的が異なっていたりして揉めたりしており、どうも統率が取れていない様子などが描写されます。

レユニオンの幹部クラスっぽい奴らも何人も登場しますが、彼らはロドスという「同じ感染者でありながらレユニオンの邪魔をする連中」の存在は認知して敵意を抱いてはいますが、ドクターのことも知らないようですし、ロドスのメンバーと個人的に知り合いというわけでもなさそうです。基本的には没交渉な団体同士という感じで、お互い初見みたいです。レユニオン側も、あるグループは何かを探している様子で、あるグループは迫りくる「天災」に乗じて何か大きなことを企んでいるようで、基本的には敵は政府軍みたいです。だからロドスと遭遇したのはたまたまであり、幹部みたいな奴は最初は見逃そうとしていたのに会話しているうちに気が変わったのか「ゲームしよう」などと言い出してロドスの面々を殺そうとして攻撃してきたりして、どうも情緒不安定で行動に一貫性がありません。まさに不治の伝染病に冒された狂気の集団という感じで非常に厄介です。

この極めてアクの強い敵と対峙して、ロドス側は不殺の方針を貫こうとしつつ、なんとかその場を逃れようと懸命で、援軍の到着などもあって何とかその場を逃れますが、かなり戦闘がリアル寄りに描写されているので、バトルシーンはかなり緊張感があります。結果的に死者は出ませんでしたが、この作品の場合は斬られたりしたら普通に死にそうなんですよね。

敵の攻撃は基本的には刀とボウガンなんですが、何か銃器による狙撃のような攻撃もあり、前回アーニヤも手から光線のようなものを発していたので、その類のものと思われる。これは一種の魔法なのかとも思っていたんですが、そうではないことが今回明らかになりました。ドローンを飛ばしたり電子制御の情報端末のようなものもある世界で一般兵に銃器も行きわたっていないのは妙だと思っていたんですが、それには理由がある。

この世界の文明は「オリジニウム」という鉱石から発する「アーツ」というエネルギーでインフラが維持されているみたいなんですが、オリジニウムからアーツを引き出すことが出来るのは先天的に適性のある者だけらしい。つまりアーニヤが前回手から光線を発していたのは一種のアーツ能力で、あれはアーニヤが適性を持つ者だからなんですね。アーツ抜きの文明としてはまだ銃器の製造も出来ないレベル、というか全ての先進技術がアーツありきで作られているので、適性の無い者は刀や弓で戦うしかないわけです。アーニヤの光線や敵側の狙撃も魔法じゃなくて、オリジニウムという鉱石を基本とした一種の科学の産物だったわけですが、使える者が限られているわけです。

そして、厄介なことに、このオリジニウムという鉱石こそが不治の伝染病である鉱石病「オリパシー」の原因物質でもあるのです。オリジニウムを使用して文明を発展させた代償としてこの星の人類はオリパシーの脅威に晒されることになってしまった。ただ、オリパシーの患者は身体がオリジニウムの結晶に変わっていくので、体内にオリジニウムが存在する状態となり、それゆえ道具を使わずに生身でアーツ能力を使えるようになる。アーミヤが掌から光線を発していたのは、アーミヤがオリパシー患者だったからです。但し、オリパシー患者でも適性の無い者はそもそもアーツを引き出すことが出来ないのでそんな芸当は出来ない。つまり、アーミヤは適性者でありオリパシー患者でもあるからああいう芸当が出来たわけです。

ただ、適性者はオリジニウムに触れることが多いからオリパシーに感染しやすく、アーミヤのようなオリパシー患者の適性者が体内のオリジニウムでアーツ能力を使えば使うほどオリパシーの病状は進行する。そして、レユニオンもまたオリパシー感染者の集団であるので、その中には適性者が一定数存在しており、先ほどの狙撃などもそうした適性者の仕業だと推測出来ます。レユニオンの幹部はみんなおそらく強力なアーツ能力を使えるようです。一方で、適性者の中にはオリパシー感染者でない者もいますから、そういう適性者が政府軍の中にいて、生身ではなく何らかの道具を使ってアーツ能力を駆使することも出来るのでしょう。そういう政府軍の適性者たちはレユニオンの敵であると同時に、場合によってはロドスの敵となる可能性もある。

今回は基本的に派手なアクションの披露と、新キャラ達の顔見せ、そして上記のような世界観の追加説明のためのエピソードだったという印象です。前回の世界観説明と同様に、戦闘から逃れて潜伏しているタイミングで記憶喪失のドクターに状況を説明するという形で上手く自然に世界観の説明を行っています。今回もちょっと負傷したアーニヤをアーツ能力で治療する時間を利用して、アーツ能力とはそもそもどういうものであるのかドクターに説明する流れでオリジニウムやオリパシーについて詳しい説明をしており、やはり構成が上手だなと思いました。

ただ、終始そんな感じだったのでストーリーの進みは遅いと感じましたね。全8話ですから、もう今回はロドス本部に辿り着くぐらいの展開の速さは欲しかったと思う。今回は街の中で再びレユニオンの追手に攻撃されたところで終わりましたから、次回もまだすぐにはロドス本部に辿り着きそうもありません。辿り着いたとしてもドクターは記憶喪失だし、8話でハッピーエンドまで持っていくのは難しそう。そもそもハッピーエンドとかありえ無さそうな世界観なので、いったいどういう話を展開していくのか、まだよく分かりません。

このようにストーリー的にはちょっと先行き不透明感が出てきて、クオリティは相変わらず高いものの、前回感じたような覇権候補っぽいインパクトは今回はちょっと薄まりましたかね。それでも依然Sランクだと思えるのは、やはり今回更に明確に示されたハードな世界観が魅力的であったことと、全体的なクオリティの高さ、そしてやはりアーミヤというヒロインの絶対的な魅力のおかげでしょうね。

今回もロドスの設立の目的がオリパシー感染者の拠り所となることであったことが明かされ、それに反発していたオリパシー療養所がレユニオンによって破壊されたことを自業自得だとロドス隊員たちが言う中で、アーミヤは感染者たちが疑心暗鬼になることは仕方ないことだと言い、破壊された療養所も感染者の拠り所になろうとした点でロドスと同じ志だったと認めてその破壊を悼み、絶対的な優しさと慈悲の心を示します。そして感染者や、オリパシー騒動で傷つく人々を、たとえオリパシー差別をする相手であろうとも救うために自分の身が死に近づくことも構わずにアーツ能力を惜しみなく使用する。こういう思想が綺麗事すぎるヒロインというのは、普通はちょっと不自然で受け入れにくいのですが、アーミヤの場合は自らが不治の病の感染者であり、差別迫害される立場であるという前提があるので、そのヒロイン性が見事に自然に成立しており、普通に受け入れられるのです。