わたしはもともとイラストレーターになりたくて専門学校に入った。
グラフィックデザイナー、イラストレーター、DTPオペレーターなどを経験して思ったことは、わたしは人と少し違う目線で創作物を見ているのだと気づいた。
なんというか、エネルギー的なもののようで、その人の性格や描いたときの気分、姿、わたしと気が合いそうかどうかなど。昔からそういう目線で見ていたようだ。なので若干マニアックなものを選ぶように周囲からは見えていたようだ。
ある人たちから聞いた話だが、創作物はその人のエネルギーが入るそうだ。それはなんとなくわかる。
だが、そのあとだ。
たとえば、お守りのようなものを作ったとして、作り手のエネルギーや方向性が変わると、後からでもその作ったものに影響が出るという。
実際、知人はこれにより高価なブレスを処分することとなった。
ちなみに、わたしも同じ経験がある。なぜかというと、わざわざいらぬものを呼びせるものになってしまっていたからだ。
ついでに言うとその処分する当日に妨害されて、えらい目にあった。
人が変わるのは常であるけれど、エネルギーを入れるようなものづくりをする人は、常に心は点検し、気をつけた方がいいのかもしれない。本当に、彼らは巧妙に嘘をつくし、小さな隙間ですら見つけて入ってくる。
あたかも「本物」のように。
それと同調するのもひとつの道なのだけど、それにより人に迷惑をかけるということになるのなら、わたしはそうはなりたくないなと思う。