嫁の三種の神器

 

以前に、謎過ぎる嫁のこだわりとして、洗濯室にはスロップシンクを、

 

もちろんステンレス製で、という、

 

皆様よくご存知の、というテンションで放つ常人には理解の及ばないこだわりを

 

下の記事で紹介させて頂きました。

 

今回は、その第2段となります。

 

ただ今回のは、ステンレスに強いこだわりを持つ、という嫁の特殊性に比べると、

 

まだ比較的理解のしやすい、国民性、文化性をその礎とするこだわりです。

 

 

高度経済成長期の日本で3種の神器と呼ばれたのはテレビ、冷蔵庫、洗濯機ですが、

 

隣国における3種の神器を挙げるなら、カード、オンドル、キムチ冷蔵庫です。

 

これは私が十数年の隣国生活の中で実感したあくまでも個人的な意見で、

 

それぞれ詳述すると長くなりますので割愛します。……え、気になる?‬|д゜)チラッ

 

 

その私的隣国3種の神器に数えられる、そう、キムチ冷蔵庫が、

 

嫁は欲しくて欲しくてしょうがないのです。

 

かつての日本人が、こぞって白黒テレビ、電気冷蔵庫、電気洗濯機に憧れたように。

 

しかしながら、そもそも日本には、キムチのキムチによるキムチのための冷蔵庫、

 

なんていう発想がありません。キムチなんて要は漬物なんだから、

 

冷蔵庫の片隅にでも置いとけばええやないかと思われることでしょう。

 

 

普通の冷蔵庫と何が違うのか、嫁に聞くと、ちょっと設定温度が低いんですって。

 

なんじゃそりゃと思われるでしょう。私も思います。

 

普通の冷蔵庫にも、強、中、弱の温度設定がありますから、強にすりゃええやんと

 

思うのですが、キムチ冷蔵庫にはもっと細かい温度設定があって、

 

単純な強の設定はちょっと違うのだそうです。

 

ええ、そう、ですから謎過ぎる嫁のこだわりなんです。

 

 

あと、大量に保管するので、他の食品などに匂いを移さないためにも、

 

やはりキムチ専用の独立した保存場所が必要になります。

 

いや、そんな大量にキムチ食べへんから!

 

と思うじゃないですか。

 

気づいたらラーメンにぶち込まれていたり、チヂミに混ぜ込まれていたり、

 

鍋にぶち込まれてチゲ化されていたり、使いどころ満載

 

驚くほど静かに、そして迅速に、我が家の食卓はキムチに侵食されているのです。

 

しかもキムチって、ベタな白菜や胡瓜だけじゃなくて、何かの根っことか

 

葉っぱとかを唐辛子に漬け込めば出来るので、種類も豊富にあります。

 

 

あー、ほなキムチ冷蔵庫いるかー

 

といつしか洗脳され、当たり前のようにキムチ用のサブ冷蔵庫を置いていました。

 

 

もちろんキムチ冷蔵庫ではないので嫁の求める繊細な温度設定は望むべくもなく、

 

ギリギリ溜飲を下げてもらうための苦肉の策というやつです。

 

このサブ冷蔵庫は新居でも引き続き使用するつもりでおりましたので、

 

階段下のちょっと背の低いスペースをこの小型冷蔵庫の収納場所にすることにし、

 

冷蔵庫用のコンセントも抜かりなく段取りしておりました。

 

 

これをキムチ用の冷蔵庫、という色眼鏡で見るから眉間に皺が寄るわけですが、

 

最近、家づくり諸先輩方のブログを拝見していて気づきました。

 

皆さん、冷凍食品用のセカンド冷凍庫を運用されているじゃないですか。

 

それと同じ感覚だと思えば、何も不思議なことはないなと思うようになりました。

 

冷凍食品は保存期間も長く、いつでもチンするだけで美味しく食べられるので、

 

大量買いするに打ってつけで、その分保管場所も広く欲しいですよね。

 

分かります分かります。

 

ところがここにきて、嫁も気づいてしまったのです

 

冷凍食品爆買い大量保存という利便性に。

 

 

「やっぱりな、あんなちびっこ冷蔵庫じゃなくて、大人冷蔵庫をもう1個買うわ」

 

嫁、冷蔵庫二刀流開眼。(((( ;゚Д゚)))ガクブル

 

 

 

 

 

12月初旬、ちょうど最寄りの家電量販店で年末セールをやっていたので

 

2軒ほど回ったのですが、嫁はAQUAという会社の冷蔵庫を気に入ったようでした。

 

AQUAという会社は、中国の家電大手企業ハイアールが、日本の三洋電機から

 

白物家電事業だけを買収して設立した会社だそうです。

 

ゆえにAQUAの冷蔵庫は、日本の確かな技術を継承しつつも、

 

日本らしからぬグローバルな着想に基づいたデザインを兼ね備えていました。

 

 

product-image

(公式サイトhttps://aqua-has.com/product/tz51n/より画像拝借)

 

嫁が気に入ったのは下段の冷凍室です。

 

観音開きで中身が一望でき、収納が6つの引き出しになっていることによって

 

整理がしやすく、開け閉めの際の冷気の漏れも抑えられるのがその理由だそうです。

 

この下段観音開きの中に引き出し、というデザインは、他に類を見ませんでした。

 

日本のメーカーの冷蔵庫はどれも一様に、上段が観音開きの冷蔵庫、

 

中段、下段が大きな引き出しの冷凍庫、という構造です。

 

立った状態で出し入れすることを考えると、確かにそれが合理的な気はしますが、

 

デザイン性、オリジナリティ、という点で見ると、日本のメーカーの冷蔵庫は

 

右に倣えで面白くないようにも思えました。

 

 

で、このAQUAの冷蔵庫、展示品限りの処分特価15~6万円で売られていましたが、

 

売り場を一周する間に売約済みになってしまいました。

 

こうなってくると俄然AQUAの冷蔵庫が欲しくなってきます。

 

しかも展示品処分特価を逃してしまったことで、正規価格で購入するのは

 

なんだか損な気もします。

 

そんなわけで私たちはアウトレットに狙いを定め、

 

ジョーシンアウトレット北花田に行ってみましたが、ありませんでした。

 

そこからグーグルマップを検索してみると、さらに南に足を延ばしたところに

 

ヤマダアウトレット貝塚を見つけましたので、行ってみました。

 

image

 

残念ながらここでも、既に売約済みになっていました。

 

他の名だたる日本のメーカーたちの冷蔵庫は売れ残っているのに、

 

AQUAの冷蔵庫が悉く売れて行っているのを見るに、もしかすると

 

AQUAの冷蔵庫って人気商品なのでしょうか。

 

 

∑(゜Д゜;≡;゜Д゜)ン?

 

 

(つд⊂)ゴシゴシ(;゚Д゚)アレッ

 

 

上の写真の、左に並んでいる冷蔵庫にも、AQUAの文字があるではないですか。

 

image

 

product-image

 

(公式サイトhttps://aqua-has.com/product/sbs48p/より画像拝借)

 

 

大胆にズドンと設けられた観音開き、その左一面には192Lの大容量冷凍庫、

 

 

そして5段階に設けられた細かな温度設定、これもう、キムチ冷蔵庫やん。(違う

 

 

見てください、このボディ↗!!!!

かっこいいボディー↗!!!!

どうですか皆さんこのメタリック!!!!

 

 

このスタイリッシュさとオリジナリティで、お値段なんと、税別11万円でしたが、

 

ドラム洗濯機も一緒に買うということで、税込10万円にしてくれました。

 

ヤマダアウトレット最高!

 

 

 

この日は冷蔵庫の他にドラム洗濯機も買いましたが、

 

それについてはまた後日機会があれば触れようかなと思います。

 

次回はいよいよ、引渡し前の最後のイベント、施主内覧会のお話です。

 

 

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。