今日は、現在首位の広島との三連戦初日でした。
小雨が降り肌寒い風の吹く中、熱い投手戦となりました。
阪神の先発西勇輝投手は8回まで広島打線を2安打無得点に抑える好投、
広島の先発九里亜蓮投手も阪神打線を5安打無得点に抑えていました。
そう、阪神は5本もヒットを打っていますが悉く後続が倒れ続けました。
西勇輝投手の好投が目立つ反面、阪神打線のチャンスで打てない貧弱ぶり、
ランナーを3塁まで進めておきながらの凡退祭りに頭を抱えるばかりでした。
最終回、広島はヒットで出塁した菊池選手を3塁まで進め、
4番マクブルーム選手がついにレフト線へタイムリーツーベースヒットを打ち、
好投を続けた西勇輝投手から1点をもぎ取りました。
これまで私が見てきた阪神なら、もう万事休すです。
が、今年の阪神は違います。
下位打線からの連打で2，3塁とし、近本選手が粘った末に申告敬遠を勝ち取り満塁、
そしてバッターボックスには2番の中野選手が立ちました。
球場は今日イチの盛り上がりです。
WBCのメンバーにも選出された中野選手、ツーボール、ツーストライクに
追い込まれてから4回ファウルで粘ります。
3回目か4回目のファウルは、一見空振りに見えて落胆しかけました。
そして9球目、中野選手が打ったボールはレフトの頭上を越え、
逆転サヨナラツーベースヒットで球場は大騒ぎでした。
去年までは、最初調子良くて先制しても、後半に追いつかれ逆転され、
打線は相変わらず貧打のままで終了、というイメージがありましたが、
今年は後半にもう一度発奮する勢いを持っているように思います。
ヒーローインタビューはもちろん、9回を投げ切って勝利投手となった西勇輝投手と、
逆転サヨナラを演出した中野選手でした。
