Love is doing small things with great love.

 

 

家づくりに関して、色々なことが日々起こり過ぎな昨今、

 

ブログを綴る速度が時の流れに全く追いつきません。

 

今から書くのは2022年11月21日の話になりますが、

 

当然、当時の熱量を再現して書けませんので、今のテンションが反映されます。

 

なので、今日のを含めこれまで書いた記事たちを読み返してみると、

 

微妙なチグハグ感がほんの微かに見え隠れする瞬間が無きにしも非ず。

 

 

 

担当さんが急ぎ我が家に来てくれたのは、前回、なんば住宅博で

 

マイクラ階段ブロックの間取りを見せられてから、一週間後のことでした。

 

「どうされましたか」と促す担当さんに、私はおもむろに伝家の宝刀を抜きました。

 

「間取りを頂いてから、親とも相談したり、色々考えまして、

 

 やはりまぁ狭いと、いうことで広げるしかない、

 

 そうなると費用はどんどん高くなっていってしまうと」

 

「そうですね、やっぱり広げていくと防火扉の制限も出てきますしね」

 

そこで私は、伝家の宝刀を自らに振り下ろしました。

 

「なので、3階建て2世帯住宅をやめまして、普通の2階建てにします」

 

━━╋⊂(*`-∀-)彡 ズバシュッ!! (・∀| |・)

 

これはある意味、切腹です。

 

私の3階建て120坪2世帯住宅の夢、サヨナラ斬りぃ残念ー!(ベンベン

 

「あーなるほど、そういうことですね」

 

無残に潰えた私の夢を意に介することもない担当さんに、

 

私も流血している心をおくびにも出さず、

 

続いて間取りを描いたレポート用紙を取り出しました。

 

「で、こんな感じにしたいなという間取りを描いてみました」

 

 

「おー、描いてくださったんですね。ありがとうございます」

 

 

 

一通り希望の間取りを説明する中で、浴槽もいらないのだが、

 

シャワーブースを入れることはできるか、と聞いてみました。

 

「えーっと、ちょっと確認しときますね。

 

 もしかしたらオプションになるかもしれませんが」

 

この時はオプションの意味をよく分かっていなかったのですが、

 

どうやら注文住宅の水回り3点セット(キッチン、トイレ、バスルーム)は、

 

同じメーカーで揃えることで安くなるセット割引があるようで、

 

それを崩すと、それぞれの単価が高くなるオプション扱いになるようです。

 

 

「わかりました。ではこれを一旦持ち帰りまして、

 

 設計図引いてみて、改めてお見積り出せるようにします」

 

「ご面倒をお掛けして申し訳ないですが、よろしくお願いします」

 

 

念のため書いておきますが、この時点ではまだ契約していない状態です。

 

まだ契約するかどうかもわからない相手に、

 

設計士さんが希望の聞き取りをしてくれて、間取り図を描いてくれて、

 

担当さんが見積を積算してくれて、

 

まだ契約するかどうかもわからない相手にやっぱり違うのにするわと言われて、

 

「はいわかりました」とまた大人たちが時間をかけて動き回るのです。

 

小林住宅はマザーテレサかね

 

 

 

そんな人道支援の活動家を見送った後、

 

机の上に家具リストが残されているのに気づきました。

 

設計士さんが間取り図を作成する際に、

 

実際に持ち込む家具などの大きさを書いて渡しておけば、

 

その大きさで配置してくれるということで、用意していたのでした。

 

担当さんが家を出てしばらく経つので、もう帰途に就かれただろうと思い、

 

家具リストを写真に撮ってショートメッセージで送っておきました。

 

 

するとすぐに電話があって、まだ近くにいるので取りに伺います、

 

と言って、ほんとにすぐに取りに来てくださいました。

 

おそらく近くのコインパーキングにとめた車の中で、

 

先ほどの訪問報告をしていたのかもしれません。

 

リストを渡し、改めてよろしくお願いしますと、再びその背中を見送りました。

 

 

しばらくして、インターホンが鳴りました。

 

大どろぼうホッツェンプロッツならぬ担当さんが、三たび現れました。

 

 

 

 

 

「今、頂いたご希望について、設計士と話をしていたんですけども、

 

 これでまた設計図描いて見積作って見てもらって、ってするよりも、

 

 ある程度のご予算がもし決まっていれば、それを聞かせてもらえたらなと」

 

あー、そう来るか、と思いました。

 

予算を言ってしまうと、内訳をどうとでも調整して、

 

その金額に合わせるのは難しいことではないと思っていますので、

 

そうではなくて、フラットな標準仕様で作ってみてほしい、

 

という思いがあったからです。

 

そしてそれをベースにして、盛ったり削ったりしながら

 

私好みの家づくりを進めていきたいわけです。

 

 

しかしながら、マザーテレサの偉業に触れてしまった今、

 

私としても、協力、協調していく姿勢を見せるしかありません。

 

 

「そうですね。4,000くらいですかね」

 

「それは諸々込みで、って感じですかね」

 

「そうですねぇ」

 

予算を明確に決めていたわけではありませんでしたが、

 

その時点では坪単価104万円という頭がありましたので、

 

今の家の広さ延床38坪と同程度の広さにすると4,000くらいになるんだろうな、

 

という単純計算から出た金額でした。

 

「わかりました。それでは、来週の土曜日のお打ち合わせまでに、

 

 間取りとお見積もりの方、準備させて頂きます」

 

次の予定は、たっぷり2週間後のことになります。

 

その間、私は毎日Youtube住宅学習塾に通って勉強の日々を送るのでした。

 

 

 

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。