「MLB WORLD TOUR TOKYO SERIES」という事で、3月18日・19日 東京ドームにて、ロサンゼルス・ドジャーズとシカゴ・カブスの開幕戦が行われました。

 

 2日間、もうテレビに釘付けで、両日とも約3時間でしたか、観戦していました。

 

 結果は、2戦ともドジャーズの勝利で、この上なく嬉しかったです。

 

 今日は、そんなテレビ観戦した感想を「独り言」のような「よもやま話し」のような感じの話しで、ブログ・カテゴリーも「その他」とさせて頂き、音楽の、どなたかの曲を取り上げるというような記事ではありませんので、あしからず。

 

 1戦目は、やはり「開幕投手」という事もあるので、どのチームもエース級のピッチャーを送り込んでくると思いますので、まあ試合内容は、打撃戦というよりは投手戦になるかな?って予想していたんですが、やっぱりそんな感じでしたね。

 

 カブスの今永投手もドジャーズの山本投手も本当に素晴らしくて、一球一球が気合いの入った投球でした。

 

 今永投手の投げたボールのストライク、ボールの判定には、2~3球、「ん?今の主審の判定は?・・・」というような所はありましたけどね。いずれもストライクと感じられる球が、ボールと判定。さすがに今永選手も納得が行かず、キャッチャーからボールを返球してもらった後、後ろを向いて頭を振って「なんてこった!」みたいな感じでアピール。ボール判定となってしまった2回目の球などは、「ボール?」と審判に向かって口が動いてました。で、キャッチャーからの返球を受け取る際、グローブをボールに叩きつけるような捕球の仕方で怒りを露わに。まあ、気持ちは分かりましたけどね。それだけ、一球一球に気持ちを込めて、ギリギリのコースをコントロールして投げていたって事ですからね。

 

 本国アメリカでは、今季のトレーニング試合(日本で言うオープン戦かな)から試験的に「ロボット審判」なる機械を導入。これはストライク・ボールの判定をカメラによって撮影された映像(ホームベース上をボールが、どのように通過していったかを調べる)を元に打者が審判の判定に納得が行かない場合、その審議をビデオ判定で求める事ができるというもの。

 

 私はすでに、何度もそういうシーンを見ましたが、「へー、これはイイね~」と感じました。まだ、賛成派と反対派がいるって事らしいですが、でも、過去から今に居たるまでの長い歴史の中で、どれほどの誤審があり、試合結果を左右してしまうほどの判定になってしまったり、選手と審判が口論になり、監督まで出て来て誰かが「退場!」とかね・・・そんな事は、もうたくさんです。ってのがありますのでね・・・どうなるんでしょうか、「ロボット審判」なるもの・・・。

 

 1打席で何回、投手や打者が、そのチャレンジが出来るのか?など、詳しいルール設定は分かりませんが。

 

 まあとにかく1試合目、今永・山本 両投手、素晴らしいピッチングでした。

 

 2試合目は佐々木投手がドジャーズ先発。こちらも剛速球を武器に落差のある変化球でお馴染みの投手ですし、期待通りの結果。メジャー移籍、初の登板という事もあり、緊張感の中、制球が定まりづらかった所もあったようでしたが、結果、失点は1点のみという事で、まずまずの滑り出しだったと思います。今後の活躍にとても期待しています。

 

 そして2試合目と言えば、そう大谷選手のホームラン! 今季第1号! 出ましたね~!

 

 カブスの、こちらも剛速球投手でしたが、大谷選手は綺麗な打撃フォームで、見事にバットの真芯で捉えボールはぐんぐん伸びていきました。

 

 ぐんぐん、ぐんぐん、お、入った?!やったー!ホームラン!

 

 え? だけど、あのホームラン?

 

 そこがね、今回、ちょっとこの記事を書きたいと思った理由なんです。

 

 まあ分かりますよね、皆さん。

 

 ホームランだったのか?或いは観客がフェンスを越えて手を伸ばし、先に打球に触れてしまったので、守備妨害としてホームランとしては認められない? という論争ですよね・・・

 

 そもそも天井に当たってるんではないか?とかね。

 

 私なども、試合が終わってからYouTubeに投稿されている画像をパソコンの画面にフルに拡大させて、再生速度を一番スローにして、色々な動画を何度も見ましたが、まあ確かに天井に当たっている(かすった?)かのように見える。というのは、ボールが一番高い地点に到達した直後、角度が変わって落下が始まったように見えるから、という事です。ぶつからなければ、ああいう放物線は描かないんじゃないかな?っていう感想です。

 

 それと、着弾した時の外野席のお客さんの手の動きですよね。斜め横から撮影されたカメラの映像を見ると、確かに、外野フェンスの最上部に「黄色い手すり」があるんですが、その「手すり」より前に手が出ている。高さの面で言うと、手は「手すり」よりは上。

 

 非常に判別が難しい、このシーンだったと思います。

 

 仮にね、天井に打球が当たっていた場合どういうジャッジがなされるかと言うと、「インプレー」と言って、あくまでも打球が落ちてきた所からのプレーがそのまま続行されるとの事。そのまま地面に落ちる前に捕れば、ファール・グラウンドでもフェア・グラウンドでも普通にフライを捕った事と同じでアウト。捕れなければ普通にヒットとして、打者は走塁を続けるだろうし、フェア・グラウンドの延長上の外野席に落ちれば、もちろん、それはホームラン。

 

 要するに今回の場合は、天井に当たったかどうかは関係が無く、ボールが落ちてきた場所が選手の守備をするテリトリーだったのか、お客さんの座席があるテリトリーだったのか、という事ですね。「手すり」より前に手を出し、ボールに触れてしまったという事なら、それは残念ながら「守備妨害」となると思います。

 

 では仮に、お客さんにより守備妨害となった場合には、そのような打球はどうなるかと調べてみますと、それがよく、ハッキリ分からないんですよね・・・「審判団の判断に任せられる」と。

 

 私のあくまでも個人的な考えだと、「エンタイトル・2ベース」(2塁打)か、「ノー・カウント」(あの1球は無いものとして再スタート)として判定されるのではないか?と。

 

 結果として、カブスの監督から「再確認の依頼」があり、試合を中断して、もちろんビデオ解析もしたのでしょう審議を進めて、あらためて「ホームラン」という事になりました。

 

 審判達が集まり、その結果を導き出したのだから、それはそれで良いと思いましたし、大谷選手の今季1号ホームラン、しかも日本で、東京で。本当に嬉しかった。

 

 が、しかし、

 

 私が今回のこのシーンで強く思ったのが、

 

 何故、東京ドームは、あんな低い安っぽい「黄色い手すり」のみが、外野席最前列の席の目の前にあるだけなのか?って事です。手を伸ばせば誰だってフェンスを越えてしまうわけです。

 

 まず、人間の防衛本能としてですよ、あんな固い重いボールが目の前に迫ってきたら、そりゃ立ち上がって顔の前に手を出しますよ。座ったままの態勢でキャッチするとか、そんな対処できるわけが無い。隣の席に大切な人がいたら守ろうともします。男ならね。で、それと何よりもこのボールが「大谷選手の打ったホームランボール」だって事です。誰だって、一瞬で興奮状態になり、欲しい!って気持ちになります。「もしかしたら、メジャーリーガーのホームランボール、ゲット出来るかも?」って思いも抱きながら観戦していると思うんです。私だって、あの場所に居たら同じ事をしていたかもしれません。だからね、あの手を出してしまったファンの方?責められないと思うんです。

 

 要するにね、あの映像をYouTubeで見てコメントしている人も多くいらっしゃいますが、フェンスと最前列との間に何故スペースを作らないのか?って事です。アメリカの球場など見ていますと、しっかりスペースを取っています。

 

 きっとあのままにしていたら、またいつか、同じような事が起きます。って言うか、今までそういう事、起きなかったのかな?って思います・・・お客さんが下に転落してしまう可能性だってあるし、それが選手にぶつかって怪我をさせてしまうかもしれません。そんな事になったら誰が責任取るのでしょうか?

 

 何よりも安全面が第一ですが、後味が悪い野球観戦をお客さんやテレビを観ている方にさせては言語道断だと思います。アメリカ本国はもちろん、世界中のMLBファン、大谷選手ファンが注目していた試合です。今後、どうか、東京ドームさんにはその辺の事を考慮して頂き、変えてくれる事を切に望みます。

 

 私などはただでさえ、スタジアムの座席って狭いよな~・・・って感じているし、それを旧日本人的な体格に合わせた座席から外国の欧米の方などにも窮屈に感じない程度のものに変えたり、今回の世間を騒がせた一件の流れで外野席の最前列を全部無くすって事にしたら、それはかなりの売り上げの損失にはなると思うんですが、でもそういう所でも「世界に通じるサービス」って言うのかな、そういうものを目指していって欲しいって思いますね。せっかく日本人の選手達が色んな事を克服して、「世界レベル」で頑張ってくれているんですから・・・

 

 今回の遠征試合でメジャーの外国人選手やその御家族、そして球団関係者、スタッフ、はるばる日本まで観戦に来てくれた海外の多くのファンの方々など、試合観戦だけでは無く日本の持つ素晴らしい面、美味しい食べ物や文化、親切な人柄やゴミがほとんど落ちていたりしない清潔な街、等々色んな事を感じて、良い思い出を作って帰って頂いたと思うんです。

 

 なので、それをなるべく裏切らないであげて欲しい。

 

 そんな事をね、なんか考えてしまったので、今回このような文を書くという事に至りました。

 

 

 ちょっと長くなってきてしまったので、そろそろ、この辺で終わりたいと思います。

 

 「独り言」ですのでね。

 

 嫌な気持ちになってしまった方、おられましたら、ごめんなさいね。

 

 

 では、また。