9曲目は、「ハッピー・バースデイソング」 。
2008年リリースのDVD作品 「My First Love」 に収録されていた曲で、CDには未収録だったものが、今回、初収録。
『親がわが子に 「君がほしいと思って頑張って、その努力が実って君という子どもができたんだよ」 と伝える、そういう、親子を祝福する歌を作りたいと思いました。 』
さらに、『命というのはひとつで、かけがえのないものなんだというのが子供達に伝わればいいね。 親にとって子どもはとても大切なんだという、そういう思いを伝えられる歌になればいいなあと思います。 』 と。
では、以前取り上げさせて頂いた映像ですが (2008年リリースのね) 、今一度。
画質ちょっと、悪いですが ・・・
今回の収録では、アレンジも少し変わり、歌詞も一部追加になっています。
10曲目 「夢のつづき」 。
この2曲の連続した流れは、『最初からこうしたいと思っていました。 「ハッピー・バースデイソング」 の十何年後かの世界を歌っている。 』
『サウンドとしては、ツーフィンガーといわれているギターがメイン。 フォークソングをやっていた人は、みんなこの弾き方を練習したよね。 ボブ・ディランやサイモン&ガーファンクル、PPMとか。 でも俺はもう少しポップ寄りの、ジム・クロウチというシンガーの作品のイメージがあった。 』
では、こちらも映像は、以前使わせて頂きましたが、もう一度。
あ、アルバム・ヴァージョンで、映画のシーンが入ってないのは、初めてかな?
11曲目 「夜はこれから」 。
ファンキーなダンス・ナンバー。
「え? ・・・ こういう曲もハマショーさんってやるの?! 」 って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、さかのぼれば1984年リリースのシングル 「DANCE」 もそうですし、1993年リリースのアルバム 「その永遠の一秒に」 に収録された 「境界線上のアリア」 、2001年リリースのアルバム 「SAVE OUR SHIP」 では、「LOVE HAS NO PRIDE この街の男は女の事で悩みすぎてる」 なんかが、そういうナンバーですし、浜田さんの音楽的ルーツを考えれば、私なんかは、なんら不思議な感じはしないんですが ・・・
今までの浜田さんのこういったダンサブルなナンバーは、歌詞はちょっと考えさせられる、というか、悩みを抱えさせられたまま踊らされる、というか、そんな感じだったんですが、今回のこの 「夜はこれから」 は、何も考えずに気持ち良く歌詞を聴き、ビートに体を委ねられる、という感想です。
ライヴでは、客席が “ダンス・フロアー” と化す事、間違い無いでしょう!
個人的には、公式MVの中に出て来る映像で、私の実家のそばの 「東京スカイツリー」 が、出て来るのでそれも嬉しかった。 ^^
DISC2 BONUS CD のこの曲の Remix Version は、最高です。 ^^
デュエットしている女性ヴォーカリストの方は、中嶋ユキノさんという方らしいです。
では、映像は、つい最近公開された公式MVとそれと、ダンス・ナンバーをもう1曲続けたいと思いましたので、前述の 「LOVE HAS NO PRIDE」 の公式映像を先に。 こちらは演奏時間、フルサイズ。
そして、12曲目 「恋する気分」 。
タイトル通り、恋をして、心が浮き立つ気持ちを歌にした曲。 オールディーズ風な曲で、シーケンサーの音色も相まって、心地良く聴ける一曲。
自分自身、少年の頃、若かった頃の恋に落ちた時の気分を思い起こさせてくれますし、「今でも、自分ってまだ、そういう気持ちになれる恋ってできるんだろうか? 」 なんて、色々考えながら聴いています。 ^^
イントロのギターのメロディは、B.スプリングスティーンの 「Brilliant Disguise」 のイントロを連想しました。 そう言えば、1曲目の 「光の糸」 もどことなく、スプリングスティーンの 「We Take Care of Our Own」 に近いものを感じましたし、浜田さんの中でどこか意識している所があるのかもなーと、勝手に想像しています。
こちらの曲は、DISC3 Blu-Ray DISC には、2009年のファンクラブ・ツアーでのライヴの模様が収められています。
13曲目 「永遠のワルツ」 。 おー、ついに先が見えて来たぞー! (笑)
『これは結婚式の花嫁と花婿、あるいは父親と娘が踊っているシーンを思い浮かべて作りました。 ひょっとしたらこの曲を好きになって、結婚式に流してくれる人もいるかな。 』
『まあ、ワルツを正しいステップで踊れる人はなかなかいないと思うけど、イメージとしては、お父さんと娘が踊っている感じ。 』
「ハッピー・バースデイソング」 の中の幼かった子供達が、「夢のつづき」 では少し大人になり、息子は家を出て行く、娘は、デートの前に鏡の前でお化粧をするような年頃になり、そして、その子達もついに、結婚するくらいの大人になり ・・・ っていうね。
私はそんな風にこの曲を楽しんでいます。
そして、この後、社会にも出てるでしょうこの若者達も、色々な事件や災害や世の中の言いようの無い現実の荒波にももまれ、立ち向かっていく ・・・
そして、そんな若者を見守る浜田さん世代の大人がいる ・・・
そんな曲に続いて行きますが、取りあえず、記事が長くなってきてしまっているので、この辺でまた、区切りを付けさせて頂きます。
次回は、「全曲感想」 特集、ラストです。
衝撃的な3部作と、人生の終焉を迎えた友人の事を歌った、アルバム最後の曲へと続きます。
では、またー 。