映画 「ザ・ワンダラーズ (The Wanderers) 」 は、1979年12月公開のアメリカ映画。
上映時間、117分。 青春映画。
監督は、フィリップ・カウフマン。 代表作は、「SF/ボディ・スナッチャー」 (1978年) 、「ライト・スタッフ」 (1983年) 、「存在の耐えられない軽さ」 (1988年) など。
主演は、ケン・ウォール (Ken Wahl) 。 1957年2月14日生まれ。 アメリカ、イリノイ州・シカゴ出身。 代表作は、「ザ・ワンダラーズ」 の他に 「アパッチ砦・ブロンクス」 (1981年) 、「ザ・ソルジャー」 (1982年) 、「ビバリーヒルズを乗っ取れ! 」 (1991年) などで、残念ながらあまりヒットした作品には恵まれなかった ・・・ 。
―― 映画の解説 ――
1963年のブロンクスを舞台に、徒党を組む若者たちの姿を描いた青春映画。 イタリア系非行グループの 「ワンダラーズ」 を主役に、中国人や黒人など多様なグループが登場し、抗争や連帯といった群像劇が綴られるが、ストーリーの起伏には大きく欠ける。 後半登場する暴力グループ 「ダッキー・ボーイズ」 の不気味さに、P・カウフマンの前作 「SF/ボディ・スナッチャー」 のタッチが見られる。 (all cinema より)
今日取り上げる映像は、映画の予告で使われる宣伝用のムーヴィー・トレーラー。
そして、取り上げる曲は、映画の中のシーンで、ワンダラーズのメンバー4人が車の中でドライヴ気分で、鼻歌のように歌う 「ストレンジャー・ガール」 を。 この曲は、オリジナルは、どのアーティストなのか? という事は調べたんですが、分かりませんでした。私が当時買ったサントラ盤LPレコードには、収録されていたんですが、CD化された物には、含まれていないようです。
ムーヴィー・トレーラーの映像、音声少し大きめ。
「ストレンジャー・ガール」 by ザ・ワンダラーズ。
Wanderers/Angelo Francesco Lavagnino

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映画を見た当時、私は、中学生で、映画 「大好き少年」 でした。 (今でも好きなので、映画 「大好き中年」 になってしまいましたが ・・・ 。 )
新聞に入ってきた、折り込みコミュニティ新聞の様な物に、「映画・試写会のプレゼント」 というのがあり、応募したら当たってしまい、一人で観に行って、思いっきりはまってしまった。
観終わって、ロビーに出たら、公開前の宣伝用の物か? ワンダラーズのメンバーが着ていたジャンパーのレプリカを売っていたんです。
私は、もう欲しくて欲しくて ・・・ しかし、値段が、1万4千円 ・・・ 。
中学生の子供が、そんなお金を持ってる訳がありません。 しかも、試写会なので、ほとんど電車賃ぐらいしか持たないで、家を出た ・・・ 。
でも、どうしても欲しくて、売っていた映画配給会社 (?) のあんちゃんに、交渉しました。 「どうしても欲しいんですが、お金を持っていません。 お金 ・・・ 後払いで、どうにか、頂いて帰れないでしょうか? と ・・・ 。 」
そのあんちゃんは、考えて、「そう、分かった ・・・ じゃあ、家の電話番号教えて。 お家の人が確認できたら、あとから銀行振り込みで、料金払って貰いますから ・・・ 。 」 との事。
中学生の私は、「銀行振り込み? 」 何だか分からないが、親なら分かるだろう ・・・ という事で、それでお願いし、ワンダラーズ・ジャンパーを家に持って帰りました。
家に帰ったら ・・・ 父親に ・・・ 想像つきますよね?
しこたま ・・・ 怒られました ・・・ 。
こういう買い物の仕方は、子供の買い物の仕方ではないし、金額も高すぎるというのは、もちろん分かってはいたんですが、「しかし ・・・ どうしても欲しくて ・・・ と。 」
それでも許してくれません。 私は 「じゃあ、もういい。 明日、買った先の会社を調べて、返して来る。 」 と言ったら、ようやく、「まぁ、しょうがない ・・・ いいよ、お金払ってやるから ・・・ 」 と。
後悔しました ・・・ 。
しかし、思い込んだら、どうにも止まらない性格の子供だったようで ・・・ 。
その後、私も大人になり、自分でお金を稼ぐようになり、この日より10年ぐらい経ったある日、東京の上野アメ横にある洋品店に入り、ショッピングをしていたら、新しく作られた、そのお店オリジナルのワンダラーズ・ジャンパーが売っていたのです。
私は、嬉しくなり、懐かしくもあり、ちょっと厚手のヴァージョンと薄手のヴァージョンの2着を、また買ってしまいました ・・・ 。
そのジャンパーは、時々引っ張り出しては着てたんですが、ここ10年ぐらいは着ていません。
きれいな状態で保存してあるので、もう、このジャンパーは、我が息子に受け継いで着て貰おうと思っている、バカなオヤジです ・・・ 。
Wanderers is forever ・・・ ワンダラーズ最高です。
では、また。