今日の曲、ビートルズ(The Beatles)の「フリー・アズ・ア・バード(Free as a Bird)」は、ジョン・レノン亡き後に、ジョンの未完成曲を残りの3人のメンバーが完成させた「レット・イット・ビー」以来、四半世紀ぶりのビートルズのシングル曲。
1995年リリースで、プロデューサーはビートルズの殆どの楽曲を手掛けていたジョージ・マーティンではなく、ジョージ・ハリスンと仲が良かったジェフ・リンが担当。
アルバム「ザ・ビートルズ・アンソロジー1」のオープニング・ナンバーで、イギリスでは初登場2位を獲得した。
この曲は、ジョンが1977年頃レコーディングした未発表曲のデモ・テープを、ジョンの妻オノ・ヨーコが、1994年頃に直接ポールに渡し、他のメンバーも含めてレコーディングを行い、実質上ビートルズのメンバー4人全員で完成させた曲。
サビ部分の歌詞と後半部の間奏は、新たにジョージとポールとで書き下ろした。
ポール曰く、いちいち感傷的になる気持ちをおさえる為に、「自分のパートを早々と済ませたジョンが、あとはやっといてくれ、と休暇に出掛けてしまった」という風に考えるようにしていた、との事。
製作途中に3人は、感傷的になったりしたが、だんだんとジョンをダシにして笑う事も出来るようになってきた。「いつもジョンが、調子を外す」などと言って笑いあったりして、リンゴは、「まるでビートルズじゃないか」と言ったとか・・・。
映像は当時のPVですね・・・。鳥の視点から見た街や人物の風景を映像化したもの。昔のイギリス・リヴァプールの様子をビートルズの映像と合成しながら作ったもの?ですね・・・。
Anthology 1/The Beatles

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3日間に渡り、「Free」に関連した曲を紹介してきましたが、私は未だに、この歳になっても「自由」って何だろう?自分にとって「自由」になるとは、どういう事だろう?どうしたら「自由」になれるんだろう?「自由」になるって事は、結局「不自由」になる事も付いて廻るんではないか?と・・・なんか尾崎 豊の歌の世界みたいですが、そんな事をよく考えます・・・。
論語の "不惑" (四十にして惑わず)の歳は、とうに過ぎているんですが・・・。
辞書(岩波 国語辞典)で「自由」という言葉を調べてみたら、「他からの束縛を受けず、自分の思うままにふるまえること。」とありました。いいですねーこんな生き方ができたら・・・。他人を傷つけず、警察の御厄介にもならず、家族の生活を守っていけて、「自由」に生きられれば・・・。
だけども、ありえないね・・・「家族を持つ」って事は、「家長」としての責任もあるし、もちろん「束縛」もある。束縛という言葉は、適切ではないかもしれないが・・・。「自分の思うままにふるまえ」ば、他人を傷つけるだろうし、警察のお世話にもなりそうだし・・・。難しい問題です。
英語での「Free」には、「自由な」という意味以外に、「開放的な」「気楽な」「くつろいだ」「暇な」「無料の」「無条件(無制限)の」「流麗な」「固定していない」などの意味がありますが、今回取り上げた2曲と、Freeというバンドは、「自由」という意味の共通点があるものを選んだつもりです。「I Wanna Be Free」は、「自由になりたい」だし、「Free as a Bird」は、「鳥のように自由に」だし、Freeというバンド名は、おそらく「自由に行こうぜ!」って事で付けたんだろうし(?)・・・。
では、また。