越路吹雪(こしじ ふぶき)(1924年2月18日-1980年11月7日)は、東京府東京市麹町(こうじまち)区(現・東京都千代田区麹町)出身の(山梨県出身という説もある)、シャンソン歌手。舞台女優。
戦中~戦後にかけて、宝塚歌劇団の男役スターとして活躍。
1951年(昭和26年)の宝塚退団後は、女優として、主にミュージカルで活躍した他、歌手としてシャンソン※ や、映画音楽を多くカヴァーし、特にシャンソンにおいては岩谷時子と共に、数多くの名曲を日本に紹介した。
今日の曲、「愛の讃歌」は、フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフ(Edith Piaf)の歌で、(1950年録音)原題は、「Hymne A L'amour(イムヌ・ア・ラムール)」。作詞はエディット・ピアフ、作曲はマルグリット・モノー。シャンソンを代表する名曲として、世界中で親しまれている。
岩谷時子の訳詞は、原詞にある「愛のためなら 宝物を盗んだり 自分の国や 友達を見捨てたりする」という内容とは、異なったものである・・・。(エディット・ピアフは、愛する恋人を飛行機事故で、亡くした後、この詞を書いたとの事・・・。)
※ 注釈 シャンソン(Chanson)とは、フランス語で「歌」の意味で、特定のジャンルの楽曲を指すものではなく、リズムや現代的な音、曲の内容でジャンル分けする場合、頭に(「シャンソン」の前に)形容詞として、「モダンな」「動きのない」「魅惑的な」「動きのある」「リアリスティックな」というような言葉を付けて、分類する。
ちなみに、イタリア音楽の「カンツォーネ(Canzone)」とは、元々、語源は同じ。
要するに、日本の「歌」も、「シャンソン」も「カンツォーネ」も一緒という事ですね・・・。でも、その国特有の、歌いまわしなどはあると思いますが・・・。
ゴールデン・ベスト/越路吹雪

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越路さんのご主人の内藤法美(つねみ)さん(作曲・編曲家、ミュージカル音楽監督・指揮)とは、おしどり夫婦として知られ、越路さんが亡くなるまで、そのリサイタルや、ディナーショーの構成、作・編曲、指揮なども手掛けたという・・・。
では、また。