今日の朝散歩で久しぶりにかなり勾配のきついコースを歩いてきました。
(ブログを書くのも久しぶりですね)
体感的に80度くらいの傾斜ではないのかって感じるくらいの場所で、道幅は場所によっては岩の間を通り抜ける感じの所もあるような歩道ではない道です。
野生のヤギになった気分を満喫できます。
朝散歩はいつも起きたらすぐ出かけるので、ルームウェアに(今は冬で寒いので)重ね着をして防寒具を付け、足はUGGブーツという状態で出かけます。
だから突然かなり勾配のきつい所を歩くと結構大変なんですが、その時に感じた感覚を大切に散歩しているのであまり気にしていません。
よく重ね着をする時にオーガンジーというのかメッシュと言うのか、そんな生地で出来たくるぶしまであるスカートをパンツやスウェットの上からサクッと重ね着するんです。
可愛いしあったかいから。
でもね、よくチクチクした小枝が後ろ側に引っ掛かるんです。
今朝もね、“あっ、また枝が引っ掛かってるわー”って違和感をすぐ感じたけど慣れているのでしばらくほかっておいて歩き続けたんです。
勾配がきつくてちょっとどうでもよかったかも。
でもさらに道幅が狭くなる前に、チクチクするから外そうと後ろをチェックしたら今までにないくらい30センチくらい長くて大きな枝から幅広く小さい枝がたくさんあるのがかなり複雑に入り込んで絡まっていたんです。
ちょっとショックで一瞬立ちすくみました。
これだめなやつじゃん。
無理に外したらスカート破れるし、ここまで絡まっていたら無理…。
ゆっくり絡まっているところをほどこうとしても、外してもまた違うとげの部分に絡まっていく悪循環。
一瞬泣きたくなったけど、スカートに絡まっていない大きな本体部分を、スカートに絡まっている先の部分から丁寧に切り離していったんです。
焦らずコツコツとね。
そうしたら、短く軽くなったので絡まっている部分がどうなっているのかがきちんと見えるようになり闇雲に生地を引っ張らなくても外れていったんです。
無事にスカートが破れることもなく、全部綺麗に外れたんです。
この体験からきたリマインダーは
何か大きな問題を抱えてお先真っ暗な気分になっている時、思い切って大きな負担になっている部分を切り離す大切さでした。
実は問題自体は、このスカート事件のように大きな枝の部分でなく、その先っちょにある小さなトゲトゲなのに、その数がいつもより多いとそれを全部繋げてしまって大きな問題にしがちなんです。
実際に絡まっていない大きな部分を思い切って外す(切断する)ことで、その問題の真の大きさが見えてきて飲み込まれることなく解決策が見えてくるんですよね。
でも大きな枝の部分を切り離す時は気を付けて切り離さないと、とげがいっぱいあるから怪我しちゃいます。でも、感情的にならずにしっかり観察すればどこを切り離せばいいかちゃんと分るんです。
そうすると、あんなに複雑に絡み合っていたと思い込んでいたけど、実はそれは絡み合っていない部分の重みで動かなくなっていただけだったって気づける。
現実的な問題を抱えている時、この大きな枝の部分って
『うちの子供が…』
『うちの旦那が...』
『うちの親が・・・』
『職場の同僚や上司が…』
みたいな文章が他の人が主語になっている思考だと思うんです。
これをしちゃうと、意識が問題にフォーカスしちゃうんですよね。
でも主語を
『私はどうしたい?』
『私は何を感じている?』
にしたら問題ではなく解決策に意識が向くんです。
実は、この体感勾配80度の斜面を歩く時も、”身体がきつい”という問題に意識を持っていくとせっかく自分で選んだ道なのに辛いだけで楽しくない。
でも、『右足が前に出た。そして左足も前に出た。私すごい。前に進んでる。』
って、今ここに意識が向かえば気づいたら頂上について達成感が出る。
でもきついことに意識が集中していたら、たとえ頂上についても「二度とこの道来ないわー」って、感じちゃうかもしれない。
何処に意識を向けるかって本当に大切。
どれが正しいのではなく、自分が心地いい所に意識を向ければいいだけ。
上まで上がって、
『何とか上まで着いたけど、
それほど楽しめなかったから
次回はもう少し緩やかなところにしよう』
という導きでも良いですよね。
こんなメッセージやリマインダーも思考でガチガチになっているとなかなか出てこない。
やはり自然のような自分の枠を超えた大きな力を感じられリラックスできる環境に身を委ねると出てきやすいように感じます。
この状態を瞑想で作れる人もいるし、私みたいに実際の体感を肌で感じる方が入りやすい人は自然の中に行くと良いですよね。
そもそも勾配がきつい所にそんな服装で行くなんて信じられなーい、って思われる方もいるかもしれませんが、このスカート可愛くてあったかいから気分も上がって好きなんです。
そしてスカートがトゲトゲになったおかげでまた良いリマインダーをいただけました。
常に物事を見る視点を状況に合わせて柔軟に大きくも小さくもできるように鍛えていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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