こんばんは! ニットスペース えむです。
いろんな事があった2022年も明日までですね。
慌ただしい中のクリスマス、久しぶりにHさんから作品制作のご報告メールが届きました。
Hさんは鳥取でお仕事をしておられる方です。
ご実家が教室の近くだったため、里帰りされた時に教室に参加されていました。
コロナ禍になってからはなかなか県を越えて来られるのが難しい時期もあり、ご参加はしばらくなかったのですが、もともと編物の技術はかなりレベルが高かったのでご自身で編んだ作品を画像で送ってくださるようになりました。
今回は、「毛糸だま」の秋号に掲載されていたバルキージャケットです。
ご本人曰く、ちょっと前身頃の模様が左右でずれてしまったので、アイロンがけで調整しようかと思っておられるとか。
うーん、かなりの重さがありそうな編地なので、アイロンで調整しても編地の重さでまた戻ってしまうのでは・・・?
シビアーですが、ボタンつけの位置を再調整する方が確実とお返事しました。
鳥取はクリスマス、かなりの雪が降ったそうです。
これぐらい厚手のジャケットならば、雪の中でもお散歩問題なしですね!
ボタンつけがんばって~
こんな風に遠く離れていても元気な便りを送ってくださる生徒さんもいれば、悲しいお知らせが届いてしまう時もあります。
今の教室に引っ越す前からずっと通ってくださっていたKさん。
いつもご自身のものよりもご家族のものをたくさん編んでおられました。
編物はもうベテランクラスの方なので、編む傍らご家族のお話を聞かせていただいたり、お互いに新しく購入した編物の本を見せ合ったり、コロナ禍でやむなくオンラインレッスンにしたときはすぐに申し込んでくださいました。
昨年になって体調不良でお休みされることが続き、夏前に久しぶりに来られた時にすい臓がんで抗がん剤治療中と伺いました。
その後、11月に予約されておりましたがメールで
「緊急入院となってしまいました。また退院したらお伺いします。」
とお知らせいただいたのが最後となりました。
年末にご家族から届いた喪中はがきで今年の1月に亡くなられたことを初めて知りました。
編物をするときの手がふっくらとしてとても美しい方でした。
ブログにも掲載しましたKさんの手の写真を拝見して偲びたいと思います。
今年は7月にもプライベートで大事な親友が亡くなり、今日という日の大切さを強く感じた年でもありました。
遠くから元気をくれる人。
遠くに行ってしまってもつながっている人。
いろんな人達とのつながりを大事にして
新しい2023年を迎えたいと思います。