昨日の決勝戦が行われ、やっと全国高校サッカー選手権高知県大会が
終わった。我々の結果は、2回戦敗退。ベスト8にもたどり着けなかった。
大会が終わりを告げ、リスタートを切るためにも敗戦を振り返ることにした。
敗れた試合を一言で表現するならば、「涙なき敗戦」なのかな・・・
これまでもトーナメント戦で結果を残せていなかったが、それなりにベストを
尽くし、シード校を苦しめ、あと一歩のところで敗れては涙を拭ってきた。
ただ今大会の負け方は、圧倒的にボールを支配しながらも、単調な攻撃や
決定力の問題や、精神的な甘さが招いた敗戦だった・・・。
涙はおろか、どこにもぶつけることができない憤りに溢れていた。
あまりにも1回戦に賭ける想いが強過ぎたのかもしれない。
プリンス(格上)に完勝して、県リーグ2部(格下)に完敗したという現実。
毎日、次の試合が大事と自分に言い聞かせていたし、いつも通り週末の試合
を想定した準備していた。試合前日に台風で休校になったのは誤算だったが
それでも、あの試合を説明することができない。これが一発勝負の恐さか…
だとすれば、大きな代償を払ったことになる。同時に得難い教訓を味わった。
「勝負ごとには、不思議な勝ちはあるが、不思議な負けはない。」
偉大な監督の言葉だ。負けるには、必ず理由があるということだ。
人生においてもそうだ。良いことが続く、調子がいい時ほど、用心深く生活を
送り、普段通りの暮らしを心掛け、平常心を保つ・・・。それが難しいのだ。
これから先で「涙なき敗戦」を、どう受け止め、どう財産にしていくか・・・
優勝以上の経験にするためにも、現実から逃げてはいけない。
今は、耐える時。この寒くて厳しい冬を全員で乗り越えよう!
最高の春を迎えるために・・・