卒業式が終わって一週間がたった。
この一週間で、国公立大学の合否結果が発表された。
ちょうど一年前のこの時期は、胃が痛い思いをしていたな・・・もう一年か・・・
体育教官室には、連日、各部員や生徒、浪人生が報告や挨拶に訪れる。
そのたびに、どんな顔で、どんな言葉をかけようか本当に悩む・・・
それは、結果に対してではなく、3年間の成長した姿や壮絶な受験を終えた者
への「リスペクト」の気持ちからだ。
日本サッカー協会は、この「リスペクト」という言葉を全国に浸透させた。
そして今では、試合の勝ち負けに関係なく、試合後には、必ず握手をして、
お互いの健闘をたたえ合う姿がみられるようになった。
そんな中、今年の3年生の中でも、もっとも心配していた2人のことを伝えたい。
その2人は、選手権までサッカーを続け、見事、国公立大学進学を果たした。
色々、進路変更や悩んだ時期があったと思う。これも私が言葉にできるものでは
ない・・・でも私が「リスペクト」に値すると感じたのは、彼らが最後の最後にみせた
「自分らしさ」だと思っている。
一人は、進路変更をしてでも、国公立大学進学を目指し、自分の将来の夢の実現
のための選択をしたこと。
一人は、2つの選択肢があったとして、より困難で、より高い壁を選び、それを乗り
越えたことである。
前者は、チームやゴールを守る心優しい守護神で、後者は、どんな相手でも果敢
にオーバーラップを繰り返す負けず嫌いのサイドバックだ。
やっぱりピッチでの姿は、人間性がでるということ・・・ピッチと同じ決断をしている。
私の夢は、卒業生が色んな分野で活躍してくれることだ!そして、私が困った時に
私を助けてくれる人材の育成だ(笑)だから、拓路は、教員になって、私のチーム
のコーチになってもらう。やがて監督交代・・・・・んっ?
とにかく、拓路、佳樹、おめでとう!