こんにちは、キャバデリ・ドライバーのナイツです。

 

前回、前々回でキャバドラとデリドラの違いをお話しましたが、ここではキャバクラのドライバーを始めてみようと思った人に、募集サイトの見方や、チェックするポイント、応募までの流れをお話したいと思います。

 

■キャバドラで効率よく稼ぐポイント

キャバドラでの売上を決めるポイントは3つあります。
 ①1日の平均給与
 ②1日の稼働時間
 ③お店の定休日

キャバドラのお給料は歩合制のことがほとんどなので、いかに高い給与を短い時間で稼ぐかで利益が変わってきます。また1週間のうち何日働けるかも重要なのでお店の定休日も重要です。

では一つづつ見ていきましょう。

 

①1日の平均給与

まずはやっぱり給与の額を確認しましょう。
キャバドラの歩合制は多くの場合、次の式で決まります。

給与 = 基本給 + (キャストが乗る距離 × 人数)

基本給とは、出勤するだけでもらえる給与(例:2,000円)
キャストが乗る距離とは、女の子ごとに決まる金額で、下ろす場所までの距離によって決まる金額で、近距離(1,000円)、中距離(2,000円)、長距離(3,000円)などと取り決めているお店が多いようです。山手線内のお店を例にするとお店の隣接区だと近距離、それ以外の23区内だと中距離、それ以上だと長距離みたいな感じです。そして最後は1回の勤務でキャストを何人乗せるか?で決まります。

 

このような計算になるので、誰を何人乗せるかでその日の給与が決まるわけですが、キャバクラのようなお店は曜日や季節によって忙しさが変わってきます。そのため募集サイトに計算している金額は保証されるのか、年間を通した平均値くらいなのかを見極める必要があります。

 

 

お店に条件を確認する時に、保証される金額なのか、平均額なのかを確認しておくと安心でしょう。平均額であるなら歩合制のシステムと1日にだいたい何人くらい乗せるか聞くと日給の計算ができるので、掲載額の信憑性がわかります。

 

日給制のお店の場合は、給与の変動はありませんが、1日のうちどれくらいの距離を走るかで利益率が変わってくるので、走る距離の目安を確認すると良いと思います。

 

②1日の稼働時間

次にいかに短い時間で勤務が終わるかを確認しましょう。
確認するポイントは「待機時刻」と「最終便の時刻」を聞けばわかります。
待機時刻とはお店がキャストを送り出してくる時刻で、要するにドライバーの出勤時刻です。概ね24時前後の1時間くらいになります。

最終便の時刻は、最後のキャストが何時ころに出てくるか?の目安です。お店の営業時間がわかれば閉店時間+1時間以内くらいには最終便の出発時間となります。ただ多くのキャバクラは閉店時間を「~Last」などと表記していてわからないため実情はやはりお店に確認するのが一番です。週末や繁忙期にはお客が入る限り営業するお店もあるので、そういうお店だとエンドレスになってしまうので注意が必要です。

 

【失敗談】
3時がラストと聞かされていたお店が、客がいる限り入店を止めないお店だったので、結局朝6時に閉店し、キャストが出てきたのが7時、送り終わったのが8時半という日が週に1~2回ありました。そのお店は日給制で、その時やっていた他の歩合制のお店に比べて売上は良かったのですが、時給換算で1,000円を切っていたので、1ヶ月で辞めました。


稼働時間に関連することとしては「勤務地」と「送る方面」も重要になってきます。ドライバーにとっては勤務地である待機場所に向かうまでと、最後のキャストを送り終わってから帰宅するまでは拘束時間になるので、この時間と距離をいかに短くするかが稼働時間を減らすポイントです。

多くの場合、キャストの送り先はお店を中心とした"円"の範囲内に収まります。例えば、新宿のお店の場合、送り先が八王子と小岩のキャストがいたとしましょう。秋葉原に住んでる人が給与が良いからと新宿のお店を選ぶと小岩ならまだしも八王子が送り先だと帰りが大変です。
総じて、お店を選ぶときは自宅から近いほうが確実に出勤時間が減らせるし、極端に遠い帰宅も少ないので楽になると思います。

 

③お店の定休日

最後にこれも大きなポイントになります。
①と②を確認していかにワリが良いお店であっても、お店の定休日が多かったり、自分の働きたい日と重なっていたら、月給換算では少なくなってしまいます。定休日が多いと稼げないのはキャバ嬢も同じで、稼ぎたい時に稼げないお店になってしまうと、女の子の定着率も下がり、売上も下がり、結果ドライバーの給与にも影響することになります。

 

【失敗談】
山手線駅の繁華街のお店でしたが、日曜・祭日がお休みのお店がありました。日曜だけならまだしも、ここ数年はハッピーマンデー制度で日曜・月曜と連休になることが多くて、祝前日の日曜に働きたくてもお店がお休みということになってしまいます。ゴールデンウィークやシルバーウィークは働きたくてもそもそもお店がやってませんでした...

 

その他

運転以外に必要な業務もあるか確認しておきましょう。
お店によっては、キャストごとに乗った時刻、降りた時刻を記録したり、その日の走行距離を申告する台帳の提出が必要だったりします。また領収書の発行が必要か、高速道路を使う場合はその精算が日次なのか月次なのかも確認しておきましょう。日次の精算では毎日ETC利用履歴のプリントアウトを求められたり、「高速代は千円単位で渡すのでお釣りは準備しておいて」というお店もあるので、それはそれで雑務の負担が発生します。

 

まとめ

いかがでしたか? キャバドラの求人サイトを見るときのポイントをお話しました。最近の求人サイトではお店とメッセージ交換できるところもあるので、応募前にこの辺の事情を確認しておくと参考になるかと思います。

 

もちろん面接に出向いて相手の顔色を伺いながら信憑性を確かめつつ質問をするというのも一つの方法です。待機場所を教えてもらえれば、実際にその時間帯に行ってみて、どんな雰囲気なのか、車は停めやすいかなども確認しておくと良いかもしれません。

次回は『面接編』を書いてみたいと思います。

 

ではでは。

こんにちは、キャバデリ・ドライバーのナイツです。

 

前回、キャバドラとデリドラの仕事の違いを簡単にお話しましたが、今回はもう少し細かい比較を書いてみようと思います。お店によって多少違うところもあるでしょうが一般的なパターンでまとめておきます。
(珍しいパターンをご存知の方は是非教えてください!)

1.勤務時間

【キャバドラ】
終電過ぎの深夜0時くらいから始発が動く5~6時くらいまでが勤務時間。終わる時間はお店の営業方針や曜日によってバラバラ。早ければ1時間で終わることもあるし、週末などお店の終了が遅かったり、キャスト(キャバ嬢)が酔い潰れたりすると明け方近いこともある。

【デリドラ】
シフト制がほとんど。お店の営業時間のうち決まった時間帯が勤務時間。予定した退勤時間はある程度目安だけど考慮されるので極端な残業はない。逆にお店があまりに暇だと早上がりもある。

 

2.給与

【キャバドラ】
歩合制がほとんど。基本給+(送る人数×送る距離)という計算式が多い。
まれに日給制もある。どちらが良いかは稼働状況によってだいぶ違う。
支払いは、お店と直接契約する場合は日払い、仲介業者がいる場合は日払いor月給制などがある。

 

【デリドラ】
ほとんどが時給制。経験を積むと時給が上がるお店もある。
支払いは月給制が多い。ただし給与の一部を日払いでもらえるところもある。

3.車

【キャバドラ】
基本的に車所有が前提。車検や修理中はレンタカーやカーシェアでもOKだけど、最初から「レンタカーでやります」というのは敬遠されることが多い。

 

【デリドラ】
自分の車を使用するか、お店によっては社用車を貸し出してるところもあるので、車所有者でなくても働くことができる。レンタカーやカーシェアでやってる人もいる。

4.ガソリン代・高速代

【キャバドラ】
給与に含まれる場合が多い。
高速代はお店が指示した場合は別途もらえる。

 

【デリドラ】
お店の規定で ○○円/km などと定めているところが多い。1リッター10kmくらいを基準にしているお店が多いように思う。つまりガソリン相場が150円/Lなら 15円/kmという感じ。使用する車が基準より燃費が良ければ得になるし、悪ければ損になる。社用車を使う場合は全額お店負担がほとんど。高速代はお店が指示した場合は別途もらえる。

5.仕事の流れ

【キャバドラ】
お仕事を終えたキャスト(キャバ嬢)をお店付近で乗せて出発し、自宅まで送るのが主な仕事。送り終わったらまたお店付近に戻って次のキャストが出てくるのを待つ。一回の勤務で2~3回往復がほとんど。運転以外には特に作業は無く、お店や仲介業者によっては領収書や走行記録などを出す必要があるくらいで、どこで働いても大きな違いはない。

 

【デリドラ】
キャスト(デリヘル嬢)をお客様が待つ自宅やホテルに送ったり、迎えに行ったりする。毎回お店に戻るとは限らず、行き先から別の行き先に直接移動することもあり、上がるまで一度もお店に戻らないこともある。
運転以外の作業では、お客様やお店と電話連絡をしたり、キャストから売上金を預かったり、ガソリン代を請求するため走行記録をつけたりする作業が必要。また、お店によってはバスタオルやバイブ、ローター、ローションなどの物品を車に積んでおくため在庫管理したり、事務所内で洗濯、アイロン掛け、名刺、領収書、割引チケットなどの備品の補充、顧客情報の更新など、むしろ運転以外の作業のほうが多いくらい。
(これは本当にお店によって様々なので、応募の電話や面接で詳しく聞くことをオススメします)

6.仕事に必要なもの

【キャバドラ】
車以外は特になし。携帯電話もお店と連絡を取るときだけ必要。
加えて、領収書や走行記録が必要なお店もあるのでそのあたり。
服装は基本的に私服でOK。
ナビはあったほうが良いけど、駅や住所からだいたいの行き先が出れば良いので、車載のちょっと古いナビでも十分対応可能。

 

【デリドラ】
車以外に携帯電話が必須。携帯代はお店が補助してくれる場合もある。
走行記録も必須なのと、場合によってはお客様へのお釣り対策として1万円札が両替できるくらいの千円札があったほうが良い。お店によってはスーツ着用を義務付けるところある。
ナビは必須。可能な限り新しい地図があったほうが良いので車載ナビよりスマホやタブレットの地図アプリのほうがオススメ。

まとめ

いかがでしたか? 同じドライバーでも結構違いがあることがおわかり頂けたかと思います。ここまで読むとだいたいどちらの仕事をしようか決まってくるのではないかと思います。他にも知りたい事などがありましたら、是非コメント欄でリクエストしてください。

次回は、これらを踏まえてお店選びをするポイントを「キャバクラ編」「デリヘル編」とそれぞれ詳しくお話してみようと思います。

ではでは。

こんにちは、キャバデリ・ドライバーのナイツです。

 

この仕事をしてると、友人からは「ドライバーの仕事って、どうやって探すの?」という質問をされることが多いです。副業を公認・推奨する会社も増え、ナイトワークに注目している人も多いのではないでしょうか?

 

Googleで「キャバクラ ドライバー バイト」とか「デリヘル ドライバー バイト」と検索すればいくつも出てくるので、探すこと自体は難しくはないのですが、働くお店を選ぶ時にはいくつかポイントがあります。

 

今回はこれから始めてみようと思ってる人のために、参考になりそうなことをお話してみたいと思います。
※以下、キャバクラのドライバーを『キャバドラ』、デリヘルのドライバーを『デリドラ』と表記します。

1.キャバクラにするか?デリヘルにするか?

一言にドライバーといっても、その違いを知っておく必要があります。

 

第一に仕事内容が違います。キャバドラはキャバクラの営業終了後に終電が終わっていたり、タクシーでは高額になってしまう距離のキャスト(キャバ嬢)を帰宅させる「送り」なのに対し、デリドラはお客様がいる自宅やホテルへキャスト(デリヘル嬢)を届けたり迎えに行ったり、お仕事を上がったキャストを帰宅させる「送迎」に加えて、事務所やお客様との応対や売上金の保管、物品の管理など様々な業務があります。

 

次に、勤務時間帯が違います。キャバドラは深夜0時くらいから始発が動く5~6時くらいまでのせいぜい5~6時間しか勤務時間がありません。デリドラは店舗の営業時間によって違いますが、知ってるところはでは朝9時~翌朝5時の間でシフト制というところもありました。単純に時給換算するとデリドラのほうがワリが良いのですが、上記の通り勤務時間が限られるので、求人サイトのキャッチコピーでキャバドラでは「短時間で効率よく稼げる!」、デリドラでは「頑張り次第で高収入!」とされる理由なわけですね。

 

それぞれの仕事の詳しい内容は別の機会に書いてみたいと思いますが、まずはどんなタイミングで何時間くらい働きたいか、自分のライフスタイルに合わせて選んでみてください。

2.どうやって応募するお店を探すか?

さて、どちらで働きたいか決まったらお店探しになりますが、方法としては①求人サイトで探す ②お店のサイトから探す ③知人・友人のツテで探す の3つの方法があるのかなと思います。

 

①求人サイトで探す
一般のアルバイト求人サイトにもナイトワークのカテゴリがあったりしますが、ナイトワーク専門の求人サイトもたくさんあります。(巻末に参考サイトを記載しています)
求人サイトでは業態だけでなく勤務地(お店の拠点)や時間帯、給与などの検索条件を入れれば絞り込みが簡単にできますので、すぐにいくつか候補をみるけることはできるでしょう。また、自分の希望条件を入れておくとお店から声をかけてもらえるスカウト制度があるサイトもありますので、登録しておくことをオススメします。(結構来ます)

 

②お店のサイトから探す
働きたいお店が決まっている場合には、お店のサイトの求人欄を見てみるのも良いかもしれません。多くは女性向けの求人ですが、ドライバーを含む男性スタッフの募集が掲載されている場合があります。例えば利用したことのあるお店のスタッフの印象が良かったとか、あのお店の女の子はカワイイ子が多いからお近づきになりたいとか、単純に家の近くにあったからとかでもいいです。個人的には"下心"をメインで仕事するのはオススメしませんが、職場環境は大切ですので、雰囲気を知っているというのは選びやすいかもしれません。

 

③知人・友人のツテで探す
この場合はその人に色々聞いてみてください。ただ辞めにくかったり、その人が辞めたいために身代わりとして差し出される可能性もあるので、その辺はよく見極めましょう(笑)

 

3つの方法のどれかを選ぶわけではなく、求人サイトで見つけたお店のサイトを見てみるとか、めぼしいお店がどのくらいの規模のお店なのかとか、常に求人サイトに掲載されているお店だとか、いくつか見ていくと傾向や相場がわかってくると思います。

まとめ

まずは自分の働きたい業種の特徴を知って、自身の働きたい条件に見合うお店があるかどうか、いろいろなサイトから情報収集することをオススメします。入店したお店の環境や待遇が良くてずっと続けられる場合はベストですが、働きながらより良い条件のお店を探すのも大切です。

 

求人サイトに書かれた給与だけにこだわるとお店選びをミスる可能性が高いです。お店選びをするためにキャバドラ、デリドラの違いを知っておく必要があると思うので、次回は『キャバドラvsデリドラ』として比較をお話したいと思います。

 

ではでは。