こんにちは、キャバデリ・ドライバーのナイツです。

 

前回『面接編』をお話しました。特に問題なければ無事に採用になって、早ければ「今日から働けますか?」みたいな流れになることもあるかもしれません。
キャバドラは基本的にキャストの送りがお仕事なので、安全に運転さえできれば特に難しいことはありません。

 

それではお仕事の流れを見ていきましょう。

 

■1日の仕事の流れ

①お店から指定された時刻に指定された場所に車を停めて待機する
 →スタッフに待機場所到着を連絡
②お店からスタッフがキャストを 1人~数人 連れて出てくる
③あなたの車に全員乗るか、他のドライバーに振り分けてキャストを乗せる
④あなたの車に乗ったキャスト全員の行き先を聞いて降ろす順序を決める
 →お店から順序を指定される場合もあり
⑤車を出発させ、順序どおりキャストを指定された場所まで送る
⑥最後のキャストを降ろしたらまた①の場所に戻る
 →スタッフに待機場所到着を連絡
⑦一晩のうちに②~⑥を2~3回繰り返し、最後の出発するときにお給料を受け取る
⑧最終のキャストを降ろしたらお仕事終了、帰宅しましょう。
 →スタッフに全員降ろし終わったことを連絡

基本的にはこのような感じです。

 

■仕事の基本スタンス

乗ってくれるキャストは『お客様』です。
多くのキャバクラの送りはキャストである女の子もお金を払っています。終電後も働いて稼ぎたいけど、タクシーで帰ると高いので「送り」を使うわけです。キャストから直接お金をもらうわけではありませんが、お店が集めてドライバーに給与として支払うわけです。

 

もう一つは乗ったキャストは『仕事上がり』ということです。
何時間も働いてやっと気が抜けるひとときでもあるので、リラックスできる雰囲気で家まで送ることが大切です。稀に「無料キャバクラだ!」と浮かれてあれこれ話掛けてしまうドライバーがいますが、これは絶対NGです。
(多くのお店は面接の時に私語は禁止と説明しています)

 

ただし「挨拶」と「お礼」だけは必ず言うようにしましょう。
人として当然なのですが、これができないドライバーも多いです。キャストが乗ってきたら「お疲れ様です。」行き先聞いたときは「ありがとうございます」です。キャストが降りるときは「お疲れ様でした。」「おやすみなさい」などです。

 

あくまでも『お客様』であることを忘れてはいけません。

 

■仕事のコツ

一番難しいのはこれ ↓ です。

④あなたの車に乗ったキャスト全員の行き先を聞いて降ろす順序を決める

乗るキャストが一人なら良いのですが、複数人乗った場合は全員から行き先を聞いて「最適なルート」を見つけないといけません。このとき2つの難関があります。

 

難関その1:キャストがあなたの知ってる場所を言うとは限らない

 

キャストは行き先をあなたがわかりやすいように伝えてくれるとは限りません。決して「はぁ?」みたいな態度は取らず、根気よく聞き出しましょう。

難易度レベルはこんな感じです。

レベル1:住所を言う
レベル2:駅名を言う
レベル3:誰でも知ってるランドマークを言う
レベル4:地名を言う
レベル5:略称を言う
レベル6:複数あるランドマークを言う
レベル7:店名を言う
レベル8:「ウチ」「彼氏んち」
レベル9:無言
レベル10:間違った行き先を言う
レベル30:「案内する」と言いつつ寝る
レベル50:帰る先がわからない

安心してください多くの場合レベル1~3です。
レベル6~7は稀にあるくらいで、レベル50なんて嘘みたいな話ですが、実際ありました。(これは後日別記事で書きます)

 

レベル4くらいまでならナビで検索すれば出るので問題ありません。ただ注意が必要なのは検索して出た結果を必ずキャストに確認しましょう。
例えば”入谷”という地名は台東区と足立区にあるので、「○○区ですかね?」とか、駅名なら「○○線ですかね?」とか、自宅なら「ファミマの隣ですかね?」などです。

 

ある程度仕事を続けていくと、キャストもリピートすることがあるので、できるだけ行き先を覚えるようにしましょう。

 

難関その2:最適なルートをなる早で決める

 

この最適なルートとは 近い順&全員を最速で降ろせる順序 です。これが結構難しいのです。

 

お店も同時に乗せるキャストはなんとなく同じ方面にまとめようとはしてくれます。それでも道路は都合よく通っているわけではないので、直線距離では近くても、道路が走りにくくて意外と時間がかかる場所もあるので、注意が必要です。

お店の専属ドライバーの場合は、キャストも同じ組み合わせになることが多いので、もしまだ仕事に慣れていない場合は「いつもどういう順番ですか?」と聞いてみるのもいいかと思います。

ルートが決まったら、そのルートをキャストに伝えてあげてください。

ここまでできれば一安心です。あとはそのルートに沿って安全運転でキャストを送ります。急ぐ必要はありません。スピードが怖い女の子は意外と多いです。それよりも急ハンドル、急ブレーキを極力減らしたゆったり運転を心がけましょう。

 

■アクシデントへの対応

運転しているとアクシデントはつきものです。道を間違えたり、思わぬ渋滞に巻き込まれることもあります。このときは必ずキャストに一声掛けて元の道に戻ったり、渋滞回避のルートを取りましょう。思わぬルートや突然の行動はキャストを不安にさせるので、安心させるために声をかけることを心がけましょう。
事故や事件に巻き込まれることもゼロではありませんが、そのときはその瞬間にお店に連絡して指示を仰ぎましょう。

 

まとめ

いかがでしたか? 業務は単純なのですが、行き先の確認と最適ルートの設定がポイントだということがおわかりいただけたかと思います。
ですが、安心してください。何日かやってると慣れてきますので、まずは基本を抑えることが重要です。

 

安全運転でがんばってくださいね。

 

他にも細かいテクニックがあるので、また別の機会にお話しします。

ではでは。

 

こんにちは、キャバデリ・ドライバーのナイツです。

 

前回は応募するお店選びのポイントをお話しました。様々な条件や待遇、仕事内容などからある程度応募するお店が決まったら、いざ面接となります。

この時、候補を1店舗に絞る必要はありません。面接へ行って決まらなかったり、雰囲気が合わなくて辞退する場合もあると思います。第三候補くらいまでリストアップしておいて、テンポよく受けましょう。スケジューリングができるのであれば同時に申し込んでおくのも良いかもしれません。

 

面接の日程が決まったら面接に向けて準備しておきましょう。新卒の就職面接のように力む必要はありませんが、一定数”落ちる人”もいるので、そうならないように今回はそのポイントをお話したいと思います。

 

■事前準備

面接の申込みの際に持ち物を指定された場合はそれに従ってください。
もし特に言われなかったら以下を参考にしてみてください。

 

【キャバクラ】
・写真付き履歴書
・運転免許証
・車検証
・自賠責保険証
・任意保険証(保証内容がわかるもの)

【デリヘル】
・写真付き履歴書
・運転免許証
・車検証
・自賠責保険証
・任意保険証(保証内容がわかるもの)
・住民票 等(国籍がわかるもの)

【共通】
・清潔感のある身なり
ドライバーとはいえ人と接するので最低限の身なりは大切です。
面接に行く服装もスーツが無難ですが、なければそれに準ずる小奇麗な格好が無難です。

・車の洗車
面接当日車で来るように指示があった場合は洗車をしておきましょう。特に車内のゴミや荷物を整理していつでも人が乗れるようにしておきます。
面接後そのまま仕事ができる準備という意味もありますが、車が汚すぎてキャストからNGが出る人が稀にいるので、車のチェックをされることもあります。

 

■面接当日

準備ができたらあとは当日約束した時間に指定された場所へ出向くだけです。採用されると免許証や各種証書はコピーを求められるので、予めコピーを取って持っていくとそのまま渡せるのでスムーズです。

 

面接では履歴書に沿って基本的な確認や業界経験の有無を聞かれますが、企業面接のような堅苦しいものではありませんので、聞かれたことに的確に答えられればOKです。既婚者がデリドラの面接に行くと「ご家族は了承してますか?」みたいなことを聞かれます。これは仕事を始めてから家族にバレて反対されて辞めることになる人がいるので、予め確認されるものです。

 

■そして採用

採用になって契約する際には、注意事項の説明と誓約書にサインをすることになると思います。キャバクラの場合は口頭の説明程度のお店が多いようですが、デリヘルの場合は事故った場合の対応、キャストとの私的な接触禁止に対する誓約書があります。普通の人は全く問題ありませんが内容はしっかり読んでスマホで写真を撮っておくと良いでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか? 特にこれといって特殊なことはないのがおわかりいただけたかと思います。
自身の身なりと車を小奇麗にして、必要な書類を持ち、約束した時間と場所に出向き、普通に応対できれば大丈夫です。前回の『お店選び編』で確認すべきポイントなど面接の時に最終確認しておくようにしましょう。

面接が終わって採用が決まれば、いよいよお仕事となります。次回は『お仕事の流れ:キャバクラ編』を『お仕事の流れ:デリヘル編』で詳しくお話したいと思います。

ではでは。

 

採用になって契約する際には、注意事項の説明と誓約書にサインをすることになると思います。キャバクラの場合は口頭の説明程度のお店が多いようですが、デリヘルの場合は事故った場合の対応、キャストとの私的な接触禁止に対する誓約書があります。普通の人は全く問題ありませんが内容はしっかり読んでスマホで写真を撮っておくと良いでしょう。

 

ではでは。

こんにちは、キャバデリ・ドライバーのナイツです。

 

前回、前々回でキャバドラとデリドラの違いをお話しましたが、ここではデリヘルのドライバーを始めてみようと思った人に、募集サイトの見方や、チェックするポイント、応募までの流れをお話したいと思います。

 

■デリドラで効率よく稼ぐポイント

キャバドラでの売上を決めるポイントは3つあります。
 ①時給と支給方法
 ②ガソリン代・高速代
 ③稼働時間・走行距離
 ④運転以外の業務

 

デリドラのお給料は時給制のことがほとんどなので、いかに高い時給で長時間働けるかがポイントになります。また、ガソリン代の支給制度と平均する走行距離によっては利益率が変わってきます。

 

では一つづつ見ていきましょう。

 

①時給と支給方法

まずはやっぱり給与の額を確認しましょう。
デリドラの場合、時給制が多いためいかに高い時給のお店を選ぶかが重要ですが、求人サイトを確認すると日給換算のモデルが表示されていることが多いです。例えばこんな感じ↓

 

 

要するに「15,000円以上可能」ってやつですね。
掲載内容をよく確認して時給が明記されていれば信じて良いですが、日給換算だけだと「何時間働いた計算」なのかを確認しておく必要があります。
デリヘルのお店だと長い場合、朝9時から翌朝5時までトータル20時間の受付時間があったりします。流石に20時間働くことは無いでしょうが夕方5時から翌朝5時まで働くと12時間勤務になるので、時給は1,250円となります。

 

もう一つ、車を持ち込むか、社用車を使うかでどれくらい給与が変わるかも確認しましょう。”車持込み優遇”などの表記で手当額が書いてあります。この金額には車の維持費、保険代、メンテナンス費、後述するガソリン代の自己負担分も含まれることになります。多くの場合この手当の差額は車を持ち込むかメリットになるほどの金額ではありません。こだわりがなければ社用車を使うことも考えてみてください。

 

次に支給方法です。多くのお店では月給制にしているところが多いようです。デリヘルという業態は一般的なイメージに反して経理が複雑で意外と(?)しっかり管理されています。またガソリン代の支給はその日が終わらないと計算できないため、日次で計算するよりも月次で計算したほうが楽なので月給制が多いというのはあります。
働く側としては締め日と支給日がいつになるのかを確認することが大切です。お店によっては「一部日払い制」を採用しているところもあります。「○時間以上働いた場合は一律5,000円日払い」みたいな感じです。
働き始めて支給日まであまりにも遠い場合は嬉しい制度ですし、不安定なお店の場合、いつ営業停止になるかもわからないので、一部だけでも受け取ることは働く側のリスク回避の意味でも重要かもしれません。

 

②ガソリン代・高速代

ガソリン代が全額支給されることは少ないです。
これは車ごとの燃費が違うと計算が大変なのと、そもそも燃費って客観的な数値ではないので、○○円/km などと基準を決めているお店が多いです。
例えば1リッター10kmくらいとして、ガソリン相場が150円/Lなら 15円/kmという感じです。この辺の計算式を掲載しているお店もありますが、ない場合は確認しておいたほうが良いでしょう。

 

使用する車が基準より燃費が良ければ走れば走るほど利益になりますし、燃費が悪ければ走れば走るほどガソリン代の自己負担分が増えることになります。ちなみにこれはレギュラーガソリンの価格なので、車がハイオク車だったりすると更に重くのしかかります。社用車を使う場合は全額お店負担なので、このあたりも車持ち込みとの違いになります。

高速代はお店が指示した場合は別途全額もらえるはずです。

 

③稼働時間・走行距離

前述の①と②に大きく関係してくるのが1日何時間働けるか?と1日どれくらい走るかを知っておくと良いでしょう。

ドライバーが少ない小規模なお店だと完全に時間帯が決まっていることが多く、1日のドライバーが何人もいる大手グループだとある程度融通が効いたりしますが、キャストの出勤が少なかったりしてドライバー過多になると早上がりさせられたりして長い時間働けないこともあります。

走行距離は②のガソリン支給額と自己負担額の計算に役に立ちます。お店のスタッフはなんとなく平均走行距離はわかるので、この数字を②に当てはめて利益になるか自己負担になるか計算してみてください。

 

【経験談】
山手線沿線のお店だと比較的23区全般+α走るので1時間あたり10~20km。1日8時間働くと80~160km前後といったところでしょうか。23区でも山手線外のお店だと比較的エリアは限られるのでもう少し少ないかもしれません。

 

④運転以外の業務

最後ですが、運転以外の業務がどの程度あるか確認しておきましょう。
キャバドラと比べてデリドラは運転以外の業務がとても多いのと、その作業の種類、量、難易度はお店によってバラバラです。働かないとわからないこともありますが、ある程度は募集要項に書いてあったり、聞けば教えてもらえるお店もあります。あと一部のお店ではスーツ着用を義務付けてるところもあるので、その辺の負担も応募時に知っておくと良いでしょう。

 

【経験談】
求人サイトに掲載されている大手グループでは、お客様と事務所との連絡だけでなく、ドライバー同士やキャストとの連絡も運転しながら行わないければならなかった。それだけでなくグループ各店でシステムや手順が違い、一通り手順を覚えるのに早い人で4日、遅い人は覚えられないまま挫折して来なくなるという大変さ。それに加えて事務所内作業も多く、事務所にいる間に駐車違反の切符を切られるなど不運な人も数人... 
求人サイトに常時掲載されている理由はそんな要因もあるのでは?

 

■だいたいどのお店でも共通した作業
・お客様への到着連絡
・事務所との業務連絡
・売上金の一時預かり
・走行距離と高速利用の記録作成
・出勤キャストのピックアップ
・直帰キャストの精算
・キャストを自宅まで送り
・新人ドライバーの教育

■これまで経験した雑務(事務所外)
・新規のお客様の部屋まで誓約書のサインを貰いに行く
・キャンペーンチケットの保管と、新規のお客様へ渡す
・領収書の保管と作成
・2万円分くらいのお釣り用の千円札の準備(自腹)
・車にキャスト用の灰皿と消臭剤の準備
・キャストの接客教育用のモデル(実験台)
・店舗スタッフのグループ店移動
・キャスト宅から事務所へチャリンコの配達(笑)

■これまで経験した雑務(事務所)
・業者納入タオルの荷解きとたたみ
・コスプレの洗濯、アイロン掛け
・バイブの洗浄
・コンドーム、バイブ、ローターの在庫管理
・ローション、グリンス、イソジン、マッサージオイルの補充
・イソジン用カップの洗浄
・キャンペーンチケットの袋詰
・タイマー、ボールペン、名刺などのキャストセットの準備
・オプション品の袋詰と在庫管理
・キャストの待機場所の掃除
・事務所の灰皿、ゴミ箱の掃除とゴミ捨て
・顧客データベースへお客様宅へのルートやお客様の特徴を登録
・事務所スタッフの弁当の買い出し(怒)
・事務所スタッフのタバコの買い出し(激怒)
・etc.

まだまだあったと思いますが、これくらい多岐に渡ります。
これらのうちどの程度やることになるか、先に知ることは難しいですが聞けるような聞いてみてください。

 

まとめ

いかがでしたか? デリドラって意外と仕事が多いことがおわかり頂けたかと思います。時給と手当、ガソリン代の支給から売上と利益を計算しておくことと、その金額がやるべき作業に見合うかよく検討することが働きやすいお店を見つけるポイントとなります。

 

もちろん面接が事務所でできる場合はある程度の雰囲気をつかむことができますが、デリヘルの事務所は基本的に公にしないお店が多いので、最初の面接はスタッフの車などで行われることがあるようです。

 

次回は『面接編』を書いてみたいと思います。

 

ではでは。