図形問題を出題するよ。

 

 

三角形ABCがあり、BC上の点P、AC上の点Qをとり、AP、BQを結んだ交点をRとする。

三角形ABRの面積が40、三角形BPRの面積が20、三角形AQRの面積が30のとき、

四角形RPCQの面積を求めよ。

 

中学生以上を想定しています。

 

 

シンキングタ~イム

 

 

さて、当然のように補助線を引くことになるのだが、どこが良いだろうか。

 

 

RCを結ぶことにします。

 

なぜここなのかと問われると、

線分APを底辺とみて、Bを頂点とする2つの三角形の面積は、高さが等しいので、

AR:RP=40:20=2:1

線分BQを底辺とみて、Aを頂点とする2つの三角形の面積は、高さが等しいので、

BR:RQ=40:30=4:3

のように、辺の比が容易に求まる。

 

RCを結ぶことで、これらを活用しやすいということに尽きます。

 

三角形RPCの面積をa、三角形QRCの面積をbとおく。

 

三角形ABCと三角形RBCは、底辺BCを共有しており、

AR:RP=40:20=2:1 ⇒ AP:RP=2+1:1=3:1

より、面積比が

⊿ABC:⊿RPB=40+30+20+a+b:20+a=3:1
90+a+b:20+a=3:1
3×(20+a)=90+a+b
3a+60=90+a+b
2a=b+30
b=2a-30 … (1)
 
同様に、
三角形ABCと三角形ARCは、底辺ACを共有しており、

BR:RQ=40:30=4:3 ⇒ BQ:RQ=4+3:3=7:3

より、面積比が

⊿ABC:⊿ARC=90+a+b:30+b=7:3

7×(30+b)=3×(90+a+b)

7b+210=270+3a+3b

4b=3a+60 … (2)

 

(1)を(2)に代入すると、

4×(2a-30)=3a+60

8a-120=3a+60

5a=180

a=36 … (3)

 

(3)を(1)に代入すると、

b=2×36-30=42

 

x=a+b=36+42=78

 

答え 78

 

 

さて、別の解法を示します。

 

 

線分APを底辺とみて、Bを頂点とする2つの三角形の面積は、高さが等しいので、

AR:RP=40:20=2:1

線分BQを底辺とみて、Aを頂点とする2つの三角形の面積は、高さが等しいので、

BR:RQ=40:30=4:3

 

これらを三角形RBPに着目して考えると、

AR:RP=40:20=2:1

ではなくて、
RP:AR=20:40=4:8
とすると、

BR:RQ=40:30=4:3

との相性が良いだろう。
 
 
三角形ABCと三角形QBCは、底辺BCを共有して、面積比は、
⊿ABC:⊿QBC=90+x:20+x=4+8:4+3=12:7
12×(20+x)=7×(90+x)
12x+240=7x=630
5x=390
x=78
 
答え 78
 
 
まぁ、どちらで求めてもいいといえばいいのだが、
前者は2つの変数にしてしまったが故に、2式の連立方程式を解く必要がある。
後者は変数を増やさなかったので、連立する必要がない。
 
 
私が図形問題が好きなのは、図形は目につきやすいのが一つある。
 
その上で、代数的に解くことも、幾何的に解くことも、解析的に解くことも、
出来る可能性を秘めているというところが大きい。
 
代数学、幾何学、解析学と並ぶと、数学の3本柱なので、これらを行き来する可能性が十二分にあるので、解き方がいろいろと考えられるということ。
 
あえて縛りを儲けて、小学生は解けるのか?中学生は?高校生は?と段階を踏むことも出来る。
 
一つの解き方に固執するのもいいけれども、他にもないのか?と考え続けることが大事だと私は思う。
 
 

ではでは