50年以上日本語を使っている日本語ネイティブだが、
未だに違いを明確に言語化出来ない日本語がある。
「起きる」と「起こる」
この2つの明確な違いってなんだろう。と思った。
活用を考えると、
起きない
起きます
起きる
起きるとき
起きれば
…上一段活用
起こらない
起こります
起こる
起こるとき
起これば
…五段活用ないし四段活用だろう。
用例を考えてみる。
事故が起きる
事故が起こる
事件が起きる
事件が起こる
地震が起きる
地震が起こる
朝起きる
朝起こる
やっと違和感がある用例が出てきた。
「朝起きる」は使えても「朝起こる」は同じ意味合いでは使えない。
「朝起こ…」と考えると「朝起こす」「朝起こされる」となる。
格助詞を入れたものを考えてみる。
体を起こす ◯
体を起こされる ◯
体を起きる ✕
体を起こる ✕
体が起こす ◯
体が起こされる ◯
体が起きる ◯
体が起こる ✕
体に起こす ◯
体に起こされる ◯
体に起きる ◯
体に起こる ◯
主語を「地震」にしてみる。
地震を起こす ◯
地震を起こされる △
地震を起きる ✕
地震を起こる ✕
地震が起こす ◯
地震が起こされる ✕
地震が起きる ◯
地震が起こる ◯
地震に起こす ✕
地震に起こされる
地震に起きる ✕
地震に起こる ✕
主語を「事故」にしてみる。
事故を起こす ◯
事故を起こされる ◯
事故を起きる ✕
事故を起こる ✕
事故が起こす ◯
事故が起こされる ✕
事件が起きる ◯
事件が起こる ◯
事故に起こす ✕
事故に起こされる ✕
事故に起きる ✕
事故に起こる ✕
あくまでも個人的な主観で◯✕△を付けていることをご了承ください。
どうやら、主語が人間や生物が関わっているかいないかってのは重要なのだろう。
ヲ格のとき、主語が人間や生物が関わっていると「起きる」は使えるが、関わっていないと「起きる」「起こる」のどちらも使えない。
ガ格のとき、主語が人間や生物が関わっていると「起きる」は使えるが、関わっていないと「起きる」「起こる」のどちらも使える。
ニ格のとき、主語が人間や生物が関わっていると「起きる」「起こる」は使えるが、関わってないと「起きる」「起こる」のどちらも使えない。
「起きる」と「起こる」のニュアンスの違いがあることは解るのだが、そのニュアンスを言語化出来てないな。
自分は言語学者でもなんでもないので、これで正しいのかの判定は出来ないが、ある程度は納得出来た。
ではでは