ちょっと気になったので黄金数φを使った級数を計算してみた。
まず、黄金数φとは、
φ= |
1+√5
2 |
このような無理数で、代数的数です。
このφが分母に来る級数を考えます。
1つ目は、
∞ Σ n=1 |
1
φn |
= |
1
φ |
+ |
1
φ2 |
+ |
1
φ3 |
+… |
2つ目は、
∞ Σ n=1 |
2n+1
φ2n+1 |
= |
3
φ3 |
+ |
5
φ5 |
+ |
7
φ7 |
+… |
実は、これら2つとも、ある同じ値に収束するんです。
どんな値だと思いますか?
それは…
φです。
なんか不思議ですよね。
例えば、2つ目は分母の指数と分子がともに3以上の奇数となっています。
では、それらが2以上の偶数だったら、いくつに収束するのだろうか。
∞ Σ n=1 |
2n
φ2n |
= |
2
φ2 |
+ |
4
φ4 |
+ |
6
φ6 |
+… |
こちらは、2に収束します。
なんで奇数は無理数で、偶数は有理数になるんだろう。
これも不思議ですね。
ではでは