ちょっと疑問に思ったことを書いてみる。

 

東京都には都営地下鉄と東京メトロという二つの地下鉄を運営する会社がある。

 

東京都は東西に長いが、地下鉄は東側だけに偏って存在するのだ。

 

確かに23区とそれ以外という分け方をすることもあるのだが、それにしても露骨な感じがしてならないのが、地下鉄なのだ。

 

東京都内の一番西にある地下鉄の駅というと、東京メトロ丸ノ内線の荻窪駅、都営大江戸線の光が丘駅、東京メトロ有楽町線・副都心線の地下鉄成増駅、都営三田線の西高島平駅のいずれかだろうということは、土地勘から解る。

 

厳密に調べてみようと思い、それぞれの駅の東経を並べてみる。

 

三田線 西高島平駅 東経139度38分45.0秒
有楽町線 地下鉄成増駅 東経139度37分53.5秒
副都心線 地下鉄成増駅 東経139度37分53.5秒
大江戸線 光が丘駅 東経139度37分44.0秒
丸ノ内線 荻窪駅 東経139度37分12.0秒
有楽町線 和光市駅 東経139度36分45.0秒
副都心線 和光市駅 東経139度36分45.0秒

 

地下鉄成増駅の1個西の駅は和光市駅で、こちらは埼玉県だが参考に載せました。

 

いずれも37分から39分と僅かな隙間にほぼ一直線に並んでいるという不思議。

 

例えば、荻窪駅はJRも走っており、1個西の隣の駅は、更に隣の駅は吉祥寺となるが、吉祥寺は東京都ではあるが武蔵野市である。

 

さて、まだ確定していないのだが、地元は動き出している都営大江戸線の光が丘から先への延伸計画。

 

土支田駅(仮称)、大泉町駅(仮称)、大泉学園町(仮称)の三駅。

 

いずれも練馬区であり、光が丘駅より西に延長される。

 

鉄道空白地帯であるから、いずれは延伸されるかとは思うが、更に先の東所沢駅まで繋げたいと考えている住民もいる。

 

それでも、やはり23区止まりで、都営大江戸線という都営であるから、埼玉県にまで伸ばすのかというのには疑問は残るが、都営新宿線が千葉県市川市の本八幡駅が存在するので、東所沢まで延伸しないとは言い切れないところはある。

 

繋がったとしても、そこは東京都ではなくて、埼玉県なんだよね。

 

なんで頑なに23区以外のエリアに地下鉄が通らないのだろうか。

 

人口密度が極端に低くなるから、地下を掘るだけの採算が取れないのだろうか。

 

おそらくそういうことなんだろうけれども、あからさますぎるんだよね。

 

 

ではでは