サブカルとは、サブカルチャーの略ですよね。

カルチャーは文化だけれども、サブって何だろう。

サブってのは次だったり、下だったり、メインではないという意味ですよね。

サブウェイ=地下鉄(英国での意味)
地下を移動する鉄道ですね。

サブマリン=潜水艦
水面下を移動する乗り物ですね。

サブリミナル
意識下や潜在意識下に刺激を与えること。

サブタイトル=副題
メインのタイトルに対して、それを補佐するためのタイトル。

サブスクリプション、サブスク
商品を所有するのではなく、定額を支払って一定期間に限って利用するサービス。

などなど、サブが付くものがある。


さて、サブカルってなんだろう。

メインカルチャーがあって、それに含まれないものがサブカルチャーなのだろう。

最初はそういう意味だったとは思うが、例えば日本において、漫画やアニメはサブカルといえるだろうか?

メインカルチャーが大衆文化だとすると、一部の人間だけの文化がサブカルチャーであったが、もはや日本の漫画やアニメは海外まで名を轟かせている。

にも関わらず、大衆文化とは言い難いのか、未だにサブカルとして定義付けられたままを、あえて保っているかのように思える。

例えば、ある作品が漫画から始まったとして、アニメ化、実写化、映画化、小説化、フィギュア化、ゲーム化、などなどはマルチメディア戦略であり、この場合はたまたま漫画がメインであり、それ以外はサブとも言えるが、顧客の入り口がどこからであろうが、作品が何から始まったとかは関係なくて、これらが一括りでサブカルの体を成しているのではなかろうか。

他には、貴族や王族だけの文化をハイカルチャー、サブカルチャーの中にある反骨精神のあるものをカウンターカルチャーなどという。

もう、メインカルチャーという言葉が廃れているように思えるほど、サブカルチャーの市場が巨大化しており、それらはメインカルチャーではないことを自ら否定していて、メインとは何か、サブとは何かということが良くわからない状況になっている。

メインカルチャーが主流だとすると、サブカルチャーは主流には成れない支流であったはずが、支流も束になると主流なのだが、それぞれの支流は自身が主流であることを主張しないわけで、束になろうが支流であることを良しとするのである不思議な存在である。


ではでは