また、お昼のひとときに、過去問を解いてみる。


数Aに対して、Aをこえない整数のうち、最も大きいものを[A]として表す。
(中略)
4) 次の2010個の整数 [1×1/68], [2×2/68], ……, [2010×2010/68] の中に全部で何種類の整数があるか答えよ。


さすが灘中、難しい。


f(x)=[x^2/68]

x^2と(x+1)^2の差が68以上になれば、f(x)とf(x+1)は異なる整数となる。

(x+1)^2-x^2≧68

この式を満たす最小の自然数xは、

x^2+2x+1-x^2≧68
2x+1≧68
2x≧67
x≧33.5
x=34

実際に34前後の2乗を計算して、差を取ってみると、

33^2=1089
34^2=1156
35^2=1225

1156-1089=67
1225-1156=69

途中だけど、検算してみました。

よって、

x≦34では、

1156÷68=17

より、0から17までの18種類(←ここ注意ね)

34<xでは、

2010-34=1976

の1976種類

合わせて、

18+1976=1994


答え 1994種類


さて、事情、いや2乗の話でもしましょうか。


x^2とは、小学生にわかる言葉でいえば、正方形の面積である。

x、つまり正方形の辺の長さが、0, 1, 2, …と変化していくと、
x^2、つまり正方形の面積は、0, 1, 4, …と変化していく。

こういう何らかの規則性をもった数の列びを数列と呼んで、高校で習うようになる。


数列にもいろいろあって、簡単なもので言えば、等差数列。

読んで字の如し、差が等間隔の数列である。

先のxの変化は初項0、公差1の等差数列ですね。

では、x^2はどんな数列なのだろうか。

x^2の階差数列を取る。

階差数列とは、ある数列の隣り合う値の差を、数列にしたものです。

0, 1, 4, 9, 16, 25, 36, 49, 64, 81, 100, …

1, 3, 5, 7, 9, 11, 13, 15, 17, 19, …

階差数列を取ってみたら、初項1、公差2の等差数列が現れました。


これは、辺が自然数の正方形に、単位正方形をL字状にくっつけて、ひとまわり大きな正方形を作ることをイメージすると分かりやすい。

1辺の長さをxとすると、1辺がx+1の正方形の面積は、元の正方形の面積に、2x+1を加えたものである。

だから、階差数列が等差数列になったんですね。

一般項を求めるとかそういうことでなければ、数列は小学生でも扱いやすいというか、扱ってきてほしいところですね。

実は、こういう知識というのは、プログラミングなどで使ったりするんですよ。

まぁ、プログラミングの話は別の機会に。