・今年の路線価が公表されました
KNホームです。
7月に入り3日、国税庁より令和5年度分の全国路線価が公表されました。
国税庁「財産評価基準書」
簡単なQ&A
Q.路線価とは?
A.固定資産税や相続税などの税金を計算する際に用いられる
不動産を評価する際に参考にされる価格の1つ。
実際に売買される際の価格とは異なる。
東京都では北区や足立区などで10%近い上昇を見せ、
全体的に地価の上昇が目立つことになりましたが
今年の特徴として押さえておくべき点を以下に箇条書きにします。
・全国平均は前年比1.5%の上昇。今年で2年連続
昨年度からコロナウイルスの回復を期待して観光地などの
人が集まる個所は地価が上昇し、今年は実際に
観光地を訪れる観光客が国内外を問わず多く見られており、
引き続き価格は上昇が続いています。
・一番価格が高かったのは商業地の東京都中央区銀座5丁目銀座中央通り
一番日本でどこの土地価格が高いか。
という話では安定して東京都の銀座〇丁目が一位。
今年の路線価一位は東京都中央区銀座5丁目銀座中央通りの商業地で
4,272万円/㎡でした。前年比1.1%の上昇です。
・47都道府県で一番「上昇率」が高かったのは北海道
ここしばらく地価が上昇で注目を集めている北海道北広島市、
プロ野球チームの1つが本拠地を移して新ドームを
建築したことで周辺の再開発も併せて行っており、
今最も上昇率の高いエリアの1つとして知られています。
また、今年は札幌市などでも新幹線の延長など再開発計画も立ちあがり
北海道中央エリアを中心に地価が上昇、北海道全体で平均して6.8%の上昇。
都道府県全体で上昇率トップとなりました。
・商業地に多くオフィスを抱えるエリアは小幅の上昇
コロナ後に企業は社員の労働形態を
オフィスに出社する形に戻そうとしている動きをよく耳にしていましたが
思ったよりもオフィス回帰の動きは見られず、
都心などの多くオフィスを抱えるエリアでは空室率も回復しなかったようです。
東京都でオフィスの多い千代田区(平均0.9%上昇)・港区(平均0.8%上昇)・
新宿区(平均0.6%上昇)などは小幅の上昇に留まりました。
長いコロナウイルスで苦しんでいた分、
再度活発に動き出したエリアが期待を多く集める結果となりました。
一方で今年の飲食店の倒産件数のペースが過去最高となっているなど、
経済回復の流れが続くか不安となる情報もいくつか報道されています。
長い間我慢を強いられていましたが、
はたしてどれだけ地価の上昇が続くかに今後の注目が集まります。
引き続き情報を集めていきたいと思います。
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