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最近、不動産会社の間では土地の不足がよく話題に上がります。
不動産市場は現在盛況なので、次々に土地が売買されていますが
供給が需要に対して全く足りていないので、
例年と比べると市場に出回っている土地の数が半数くらいしかありません。
不動産をお持ちの方が売却をする理由のきっかけというのは、
親族の財産を相続するなど、一生のうちでも滅多に起きませんので、
元々、市場に出回る数というのも多くはありませんでした。
それに需要が急増したものですから、供給が圧倒的に足りなくなり
現在、不動産市場では建物を建てるための土地が
全く足りていないという状態になっています。
それに関係しそうなデータとして11月30日に国土交通省から
10月の建物着工統計が発表されました。
国土交通省総合政策局 建設経済統計調査室
建築着工統計調査報告 令和4年10月分(記者発表資料)
前年同月比で見ると新しく着工した数は7,6590戸で1.8%減少。
着工した建物のうち、住居用(持家)の数は2,1834戸と
前年同月比で見ると18.7%の減少となっています。
「建築される建物数の減少」という部分だけ見ると
不動産の需要が減っているのかとも考えられるのですが
現場にいる身としては需要が減少しているようには感じられないので、
おそらく冒頭で述べたように建物を建てるための土地の供給が少ないので
お家が建てられないのが減少の理由ではないかと思います。
データが公表されると市場が反応して供給が増える動きも活発になるのが
一般的ですが先にも述べたように不動産を売却するきっかけというのも
滅多に起こらないので市場ではまだしばらく土地不足が続きそうです。
住宅購入を検討している方は少し前の時代のように、
幾つかの土地情報を手元に並べてあっちがいいこっちがいいと
えり好みできるような状況になるのはまだしばらくかかるでしょう。
一つの物件に多くの人の注目が集まる状態なので「いい物件だな」
と思う物件に出会えたら、早めに行動することをお勧めします。
持ち家の着工が少なくなっている反面、
貸家の戸数など賃貸用の物件の数はかなり伸びています。
弊社でも主点のための店舗を探しているというお問合せが増加してますが、
コロナなどの騒動に徐々に収縮が広まってきたことで、
動きを抑えていた企業側の動きが最近活発になっているようです。
世の中は激動な時代と言えるような大きな変化を経験していますが
各方面の騒動の終息の期待から攻勢に移る動きも見られるようになってきました。
閉塞感が払拭されるような明るい経済になることを期待して待ちたいと思います。
不動産の購入・売却はKnホームにお任せください!