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最近は新築よりも中古物件が人気を集めています。
11月3日にも軽くブログで書きましたが
新築戸建・中古戸建・新築マンション・中古マンションの中で
中古戸建と中古マンションが不動の人気1位だった新築戸建てを抜き、
新築と中古の人気順位が逆転になったというアンケート結果をブログで扱いましたが
安い不動産を検討する動きや、「住むなら新築」という認識の薄れなどから
今の不動産市場は例年と比べて変化を感じる箇所が見受けられます。
24日 東京カンテイさんが中古マンション価格についてのレポートを発表しました。
株式会社東京カンテイ 市況レポート 2022年11月24日
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格月別推移
2022年10月前月比で0~1.4%の価格上昇が首都圏全域で発生し、
首都圏での中古マンションの人気は依然として継続していることがわかります。
一部で首都圏のマンション価格上昇には
海外の動きが影響を与えているという報道がされており、
歴史的な円安を背景に海外の投資家の方の動きが注目されています。
投資先として有用な人気エリアの不動産が割安になったことで、
好条件の物件の問い合わせが増加しています。
円が一番の安値をつけたのが10月半ばくらいのことなので、
今回の上昇はその影響が強く出たのでしょうか。
円安はしばらく続きそうなので、
海外投資家の方が市場の動きに強い影響を与える事態もしばらく続きそうです。
本当にいろんな理由で物件の価格は上下するのだと最近感じます。
9月にコロナや木材価格の高騰がいったん落ち着きました。
その時点では他に強い上昇の理由も見当たらなかったので
物件価格も横ばいになると内心思っていたのですが、
10月に予想外の急激な円安です。
これで資材など海外輸入が多くの割合を占める日本の不動産価格は
上昇の可能性がまた高まったわけですが、
この想像もしていなかった事態の発生を誰か予想していた人はいるのでしょうか。
レポートでは前年同月と比べて価格が軒並み8%を超える、
例年と比べて高い上昇が記録されていますが
新築の価格が上昇すれば、釣られて中古の価格も上昇するので
普通は「急激な上昇は長く続かない」という常識ですが、
今後の予想がまったくできません。
「円安」という物単体の価値が変わっていないのに
価格が上下する強い材料が変動している現在、
今後いっそうの注意をしなければ、価格の乱高下に巻き込まれ、
市場の動きに振り回されて思わぬ被害を被ってしまうでしょう。
引き続き注意深く市場の流れを観察していきたいと思います。
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