Knホームです。
脱炭素社会を目指しての取り組みが広まっています。
現在の社会を持続可能な物にするための動きは
昨今の異常な自然災害が報道されるごとに広まる危機感とともに、
ここ数年で一気にその勢いを増しました。
不動産業界でも再生可能エネルギー利用の促進として循環可能なエネルギー、
太陽光発電パネルの設置義務化が東京都で
今後建築される新築戸建てには義務化されることが決まっています。
その他にも技術的な面の発展により、より環境に良い素材を使って
建物を建てる事にも不動産業界では注目が集まっていました。
生産・利用することに、より消費エネルギーが少ない素材で
住宅を建てることができれば戸建を建築する際に大量の資材を使用する
不動産建築では環境に与える負荷を少なくすることが期待されています。
そのような時代の流れを考慮して建築会社大手のアキュラホームさんが
日本初の「8階建て純木造ビル」の着工したことを発表しました。
株式会社アキュラホーム 純木造8階建てビルを普及型として発表
場所は埼玉県さいたま市西区三橋5丁目。
建物は高さ31mの8階建てで敷地面積約8.944 ㎡という大型の建築物となります。
高層の建築物は鉄骨などの頑丈な分、重い資材を使用せざるをえず。
建築には専用の重機など大掛かりな設備を使用するために建築コストも
かなりの額が必要でした。しかし、木材を資材として利用するのであれば
そういったコストが省ける分、消費者側の利点としては販売価格が
低価格になることが期待できます。
また、耐震という面でも建物が軽くて済めば上からの重さの負担が少なく済む分
耐震強度を上げるコストも省くことも期待できます。
重くて頑丈な場合はどうしても耐震をしっかりさせる場合
補強分としてしっかりした資材をさらに使用することが必要でした。
それらを省くことができるならばそこでも価格を抑えることができると思われます。
さらに解体の際にかかるエネルギーも鉄鋼材などよりも木材のほうが
少なく済みます。もちろん良い面ばかりがそう簡単に上手くいくわけでも
ないでしょうが、木造建築で高層階の建物が建てる技術の発展には
こういった面での期待を寄せることができます。
鉄骨や鉄鋼を使用した建物造りしか選べなかった大型建築物の建築に
木造建築という新しい建築方式を選ぶことができる選択肢が生まれることは
今まで1つしか選べなかったことで発展することがなくなった分野に
競争が生まれることで、さらに新しい技術の発展を生むことが期待できます。
これからの脱炭素社会を目指すという分野において
優れた建築技術を持つ日本が世界をリードできるようになるように
環境に配慮した建築技術が日本で生まれることが期待されます。
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