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日本の不動産市場にも強い影響を与えるアメリカの不動産市場ですが、
18日、全米不動産協会(NAR)が発表した中古住宅の販売件数と販売価格が
6か月ぶりに低下に転じたという報道がされました。
日本経済新聞)7月の米中古住宅販売、6カ月連続減 価格も低下
アメリカ不動産市場では住宅ローンが最近引き上げられ
その直後から需要が目に見えて減少。7月の発表が注目されていましたが
こちらの記事は中古市場についての発表がまとめられています。
現在のアメリカの住宅ローンの金利はとても高く、
もともと高額な不動産価格にその数字が上乗せされると、
その返済額は「とても不動産購入には手が出せない」
という認識を持たれるようなレベルとなっています。
そのような状況で需要が低下。成約数も減少の流れとなっているようです。
上の紙面とは別経由の情報ですが
アメリカ不動産市場では年間で見ると、
不動産の物件数・成約数がここ2~3年で下がり続けています。
需要となる消費者側では不動産の価格が高いので
買いたいけど買えない状態になっており
供給する不動産会社としても、価格が高すぎると売れないので
物件を商品化することに二の足を踏んでいる点もあります。
(せっかく作っても資源高騰分を反映すると高くて売れないし、
買い手がつきそうなくらいに値下げすると赤字になる)
高額でも需要が安定している都市部ではあまり問題になりませんが
この流れが地方にも広がってきており、
手ごろな価格を求める需要が大きい地方としてはかなり苦しい状況のようです。
世界最大の市場の動きは日本市場にも強い影響を与えますので
市場の動きをよく確認していきたいと思います。
不動産売買はKnホームにお任せください!