IOT = Internet of things、
通信機能を持つ製品がインターネット経由で繋がる事
Knホームです。
「スマートホーム」という言葉が最近広がり始めています。
某通販会社のCMで一時
「アレクサ、テレビを点けて」などの言葉で宣伝が頻繁に行われていましたが
携帯アプリや人工知能などの電子システムを用いて自宅の家電製品にアクセスして
遠隔で利用できるように住宅が「スマートホーム」と呼ばれています。
テレビ・電子レンジ・窓のシャッターの開け閉め・自宅の照明の点灯・消灯など
電気を利用する製品に次々にアクセスできるようになり、
将来は住宅においてある全ての家電製品が
遠隔で操作できるようになると言われています。
主に自宅での利用に主眼がおかれていた電子化ですが、
物件案内の際にも徐々にその動きは広がっています。
株式会社リンクジャパンさんは21日、
物件を内見する際の作業を全て電子化で行うシステム
「スマートセルフ内覧システム」のサービスをスタートさせました。
株式会社リンクジャパン スマートセルフ内覧システムをリリース
今まで物件の内覧は業者とお客さんが一緒に現地に行って中を確認していました。
しかし入居者がいなくなったお部屋は電力の供給を停止している所も多く
真夏は非常に暑く、真冬は非常に寒いという、じっくりとお部屋を観察するのは
ちょっと難しい状況という場合も時期によってはありました。
このシステムを利用することで内覧の際にはお部屋は冷暖房が効いた状態になり、
面倒な鍵のやり取り(お店に返しに行かないといけない)なども無くなり、
気軽に物件を確認することができるようになるということです。
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時期によっては内覧の際、汗だくになりながらも身だしなみや臭いを気にして
お客様と接しないといけない場合というのもありますので
こういったシステムが広がると個人的には嬉しいと思います。
ただ、システムを利用するには当然、エアコンなどの製品が
遠隔操作に対応した物を設置していないといけません。
物件によっては修理部品の確保などの管理の関係で、
設置する製品が決まっている所もあるため、
こういったシステムを利用した物件に内覧するのは、まだしばらくかかるでしょう。
このように電子システムが導入される背景には、業界の人手不足があります。
特に不動産関係は
「物件の説明のために必要な知識」「契約などの書類の作成に必要な知識」
「トラブルが起こった時に対処するための総合的な知識」それ以外にもいろいろ…
一言に「不動産の知識」と言っても非常に範囲が広く、
簡単に覚えることはできない事情があります。
しかも世の中がネットの普及で情報が頻繁にやり取りされるようになった結果、
知識の改定や変更、新設置などもここ数年で頻繁に行われるようになり、
ベテランの宅地建物取引士でも知識が不十分になってしまうところがあります。
人はいるけど対応できる人が少ないという意味で不動産業界も人手不足が深刻です。
専門職は知識を蓄えるための勉強時間の確保がどうしても必要なので、
電子化が進められる場所は変えてもらい、スムーズにお客様とやり取りできるように
なることは個人的にもとても助かるところです。
似たようなことは別の業界でも見られており、電子化はこれからの社会に必須で、次々と人力から変わっていくでしょう。不動産業界とは別の所の話では、
ニュースの原稿を電子音声で流し始めたテレビ局もありますし、
配達業者に集荷依頼を電話で頼む時、全て電子音声で自動化になった業者もいます。
今後は今まで人が行っていた仕事が次々と自動化し、
人手を介さず処理される事が増えていくでしょう。
変化の波に取り残されないように、
忙しい中でも時間を見つけて勉強を続ける事がより大事になると思われます。
弊社の物件紹介システムもAIにより自動化が進み
新情報をいち早く入手できるようになっています。
不動産売却・購入を検討されている方は是非ご利用ください。