このブログでは、
築古マンションでも
「いいマンション」は
多数存在することを
お伝えしています。
今日は、僕が訪問したエリアで
最も古いマンションの
見た目年齢を判定する企画
「分マン遺産探訪」の
第40回目をお伝えします。
僕は、自分が良いと思えない
モノを売ることができず、
大卒から8年で
5回の転職、2回のリストラを
経験しました。
自分が「良いもの」だと
思えないものは提供できない
と分かったのです。
その経験から、僕自身が
良い家と思える
「自分が住みたい家」のみを
貸す大家になったヨコちゃんこと
分譲マンションコレクター
の横山顕吾です。
僕の賃貸経営のミッションは、
賃貸ライフを分譲ライフに!
借主に所有者同様の
マンションライフをご提供!
です。
本日は、毎日ブログ345日目です。
「分マン遺産探訪」の目的は、
マンションを買いたい人が
自分で調査できるようになり、
買った後で後悔しないように
なることです。
今回の分マン遺産探訪は
東京都中央区です。
東京都中央区といえば・・・
公示地価、路線価が日本一の
エリアです。
土地は一物四価といわれ、
4つの価格がありますが、
そのうち2つが公示地価、路線価です。
公示地価は、中央区銀座4丁目で
1㎡あたり、ナント5360万円です!
路線価は、中央区銀座5丁目で
1㎡あたり、4272万円です!
このような超高額エリアの
東京都中央区の
最も古い分譲マンションを
訪問しました。
その分譲マンションは・・・
晴海住宅です!
1967年7月築ですので、
築54年3カ月です。
マンションの全体像です。
事前データでは
12階建て128戸のマンションとの
ことですが、9階建て54戸でした。
まず、外壁の状況です。
玄関・廊下側の外壁です。
塗装がかなり劣化しています。
階段室の壁面の壁面が
つぎはぎだらけです。
側面も同様でした。
マンション内に入ります。
廊下は、モルタル仕上げで
清掃があまりされてないようです。
屋内階段も、同様で
ほこりっぽさを感じます。
各種設備を見てみましょう。
まずは、給水設備です。
受水槽が設置されています。
汚れが目立ちますが、
一旦、水道水がこの受水槽に
入ります。
上から見ると、
かなり汚れてます。
そして、水道水をポンプで
屋上に汲み上げます。
受水槽の中にポンプ室が
あります。
水道水の流れは
以下のとおりです。
揚水管もかなりサビが
出ています。
高架水槽の揚水管は
交換されています。
高架水槽から給水管で
各戸へ水道水が
供給されます。
雑排水を排出する
「排水管」も外壁に
設置してありました。
排水管が下の階の
天井の下から出ています。
8Fの部屋からの排水は
7Fの天井(8Fの床)の下を
通って、外の排水管に
つながっています。
したがって、8Fの住居で
排水が詰まったら・・・
7Fの下の部屋に入って
処置をする必要があります。
次に、エレベーター設備です。
古そうな雰囲気を感じます。
中に入ってみます。
一度は交換されたようですが、
そろそろ交換時期が近いと
思われます。
法定検査の報告済証が
貼ってありませんでした。
保守点検は、実施されていますので、
おそらく、法定検査で「要是正」に
なっていると思われます。
詳細は、ブログの最後に
「建物点検ワンポイント講座」で
エレベーターの点検
について、お伝えします。
次に、消防設備です。
消火器はありましたが、
表示と設置位置がずれてます。
ということで・・・
実年齢 54歳
見た目年齢 60歳
です!
ここからは、
「晴海住宅の
建物点検ワンポイント講座」
です!
今回取り上げる点検ポイントは
エレベーター点検です!
エレベーター点検は
毎月の保守点検と
1年に1回の法定検査があります。
法定検査で、指摘がない場合は
「定期検査報告済証」の
ステッカーがもらえます。
それを通常は、
エレベーター内に貼ります。
この法定検査で
「要是正」となった場合、
ステッカーはもらえません。
毎月の保守点検や
別途工事などで是正する
必要があります。
晴海住宅の場合、
ステッカーは貼ってませんが、
保守点検はされています。
近いうちに不備が
是正されると思われます。
以上が、
「建物点検ワンポイント講座」
でした!
「建物が古い」という理由で、
「大丈夫なの」と思われる方が
多くいます。
築年数は関係なく、
「建物管理の状態が重要!」
ということをお伝えしています。
ただし、重要なのは
人間と同じで
見た目年齢より、
健康年齢です。
実際にマンションを買う時には
健康年齢を調査することが
重要です!
ちなみに、
健康年齢の調査法が
ブログタイトルの「3S分析」です。
なお、今まで訪問した
築古分譲マンションを
まとめたものはこちら・・・
ブログの内容等についての
お問い合わせは
不労所得を目指すのではなく、
自ら学んで、自ら賃貸経営を
したい方からの
お問合せお待ちしています!
では、また明日!