『精神文明と奇跡』
政木和三
著書装幀:横尾忠則
第5章 病気とは
◎ ノイローゼと精神病
神経症(ノイローゼ)とはどのような病気を言うのだろうか。
次に一例をあげる。
某女は十歳違いの兄との二人兄妹であり、両親はペットのようにかわいがり、自由気ままに育ってきた。
就職してからも目立った存在ではなかったが、一応人なみに全てをこなしていった。
そして社内で熱烈な恋におちいり、両親の反対を押し切り結婚した。
夫側には姑(しゅうとめ)と未婚の妹があり、問題が起きると夫は常に姑側につくようになった。
三年も経たころ、遂に夫に対して不信感さえ持つようになったが、実家には帰れず、ひとり煩悶(はんもん)の日が続いた。
ある日、夫が帰ると心臓発作がおき、脈搏はかすかとなり、眼はくらみ、ひどい胸の苦しみを訴えた。
夫および姑は懸命に看病し、夫は三日も会社を休んで傍らについていた。
それからは半病人のような姿となり、その発作を繰り返すので、実家にもどり休養することになった。
ところが実家に帰った瞬間から発作はなく、とても健康となった。
三月後に夫の許へもどったところ、その日にまた発作が起きて、医者を呼べよと大騒ぎになった。
それからは、真夜中に医師を呼ぶようなことが多くなった。
このような状態が久しく続き、夫のそばに居ると悪化するが、入院したり実家に帰っていると発作がなくなるということがわかり、神経医のすすめにより、夫と二人だけでアパートを借り、姑と別居することによってすっかり元気を回復した。
彼女は、内科医の精密検査によっても何らの異常を認めることのできないまったくの健康体であった。
このような現象の起こった原因は何であろうか?
このように器質的病変を伴わない精神不安定を神経症と称されている。
すなわち、神経症とは、精神的な原因によってひきおこされた精神的な、あるいは身体的な症状群といえるものである。
神経症では、人格が環境に対する適応の失敗のため、一つの異常反応を露呈し、精神病の場合は、人格それ自体が崩壊してしまうものである。
精神病の特徴は、自分が狂っていることを自覚できないために、病気への反省がないことである。
それに反して神経症の患者は、自己の病状に対して深い悩みをもっていることである。
精神分裂症は、近代精神病学の開祖クレーペリン教授の提唱以来、そううつ病と共に二大内因性精神病と称して、精神病の中でも最も重大な病気だとされている。
というのも、これらは症状は重く、難治で、各精神病院の入院患者の大多数を占めるというように罹病者も多い。
その上に、いずれも病理解剖学的にみて、脳に所見がなく、内因性という表現を借りなければならないほど病因が不明である。
子供の場合はこれが自閉症としてあらわれ、理由もなく学校を休み、黙りになったり、食事をとらないとかの症状が起こってくる。
このような症状の神経症、または精神病の患者を、政木フーチパターンにより測定してみると、常人とは異なったパターンがあらわれる。
常人は第一生命体(幽体)と第二生命体(霊体)の二つからなっており、男性型、女性型と大別することができるが、精神異常者のフーチパターンは、同じ振幅、同じエネルギーを持った生命体が五個から、十個も存在し、それがいろいろな方向に気ままにならんでいることがわかる。
これは、一台の自動車の中に運転手が五人も十人もいることになり、一つのハンドルを五人も十人もが奪い合っているために、車の進路は定まらず、精神錯乱の状態となる。
昭和五十三年四月に京都からY子さんが母親につれられてやってきた。
政木フーチパターンによって測ってみると、図4のように、第一生命体と、第二生命体すなわち幽体(第一生命体)と霊体(第二生命体)は、円形のやさしい女性ではあるが、その途中に五個の生命体が存在していた。
そこでY子さんに、
『自分自身の守護霊よ。
しっかりして下さい。
そして、自分の中にいる不必要な生命体を全部追い出しなさい』
の言葉を一日に何回でも唱えなさいと教えた。
それから、二週間後に再度来訪があったので測定してみると、図5のように右四五度に傾いた生命体がまだ一つ残っていた。
この生命体は、
『テレビが私を監視している。
どこへ行ってもテレビが私を監視しているから、私は死ぬ以外には途(みち)がない』
と言うのだ。
そこで、残っている一つの生命体に対してテレビの受像原理を説明し、一枚の写真のように見えるテレビも、実は水平方向の線が五百二十五本も集まって一枚の画面となっていることを説明したところ、第三の生命体のパターンが消滅すると同時に、本人はボーッとした顔で、
『私はいままで、なぜあのようなことを考えたり言っていたのでしょう』
と、キョトンとしていた。(パターンは第6図)
この瞬間から、Y子さんの精神病は完全に治り、再発することはなかった。
ちなみに、Y子さんは当方に来るまで、数か月間も精神病院に入院していた人である。
また東京新宿から二十八歳の女性からの電話により、政木フーチパターンの測定をしてみると、自分以外に、左に四五度の方向に大きな生命体があった。(図7)
『あなたは予言とか透視ができますね』
と、たずねると
『その通りですが、困ったことには、自分の行動は自分の意志とは全然異なり、何かに引っ張られて行ってしまいます。
何とか治してほしい』
との願いであった。
そこで例のごとく、
『自分自身の守護霊よ。
しっかりして、自分の中にいる不必要な生命体を追い出しなさい』
と、唱えなさいと言ったが、受け付けられない。
何回言っても、何ですかを繰り返してラチがあかない。
これは、あなたの中にいる自分でない生命体が邪魔をしているから、この言葉を受けつけないのだから、一字ずつ言いますから書き留めなさいと、ジ ブ ン ジ シ ン の……と一字ずつ筆記させて、それを読ませ、それを朝、昼、晩に唱えなさい、声を出さなくてもよいから、心の中でつぶやくように唱えなさい。
そして一週間後に、もう一度電話して下さいと伝えた。
そして一週間目に電話があった。
前回のときにくらべて、別人のように、明るい、ほがらかな声である。(図8)
『あれを唱え出してから、三日目に完全に自分を取り戻すことができました。
毎日を自分の仕事に熱中しています。
有り難うございました』
とのお礼の言葉が返ってきた。
この二例のように、精神的な病気は、他人に治して貰うというような他力本願ではすぐ再発もするが、自分自身がしっかりして、自分で治したものは再発の心配のないものである。
精神病、ノイローゼのほとんどが器質的な欠陥ではなく、余分な生命体の付着によるものである。
霊障で困る人
悪霊とか低俗な霊を感ずる人々は、自分の体内へ霊が入り易(やす)い体質の人であり、自分自身の第一生命体が、引き入れ易い性格の持主である。
これらの人々は、霊が入り易いのではなく、自分が霊を引き入れていることになる。
自分が霊を感じたとき、または自分の体内へ霊が入ってくるのではないかと思った瞬間に、霊は自分についてしまうものである。
地縛霊と称されるものは、自己の存在を近づいた人に知らせようとするために、感受性の高い人に信号を送り、その人の認識によるエネルギーにより、天上界へ導かれたいために、または自己の迷いから脱却するために、霊障をその人に与えるものである。
そのような助けを求める霊を感じたときは、
『迷っているあなたはそこに永年いたのね。
苦しかったでしょう。
気の毒だったですね。
長い間の暗いじめじめとした迷いから目覚めて、明るい光明の世界へ昇ってゆきなさい。
私が誠心をこめてあなたをお救いしましょう。
いま私はあなたの存在をはっきりと認めました。
もうあなたは迷うことはありません。
執念も消えました。
いまあなたは明るい光を浴びて、天上界へ昇ってゆくことでしょう』
と、告げてあげることである。
それも、自分の肉体の心ではなく、自分の守護霊を通して依頼することである。
自分の肉体の心に願うことは欲望であり、その目的は達せられないが、生命体の持つ心の守護霊に願うことは、自分自身に自分が願うことになり大きな効果を発揮する。
このようにして、迷っている霊を天上界へ送ることによって、自分の体から霊は去り、霊障を自分の心の働きによって無くすることができるのである。
チック症
チック症は、肩や腕をピクッとさせたり、目をパチパチさせたりする。
また夜驚がひどかったり、悪夢にうなされ手足をバタバタさせる症状である。
このような子供の生命体をフーチパターンによって調べてみると、第一生命体の中に余分な生命体が入っている場合が多い。
それが自由奔放で、自殺を好むタイプの生命体であり、その父母のどちらかに、その要因を含んでいる。
この子供のチック症を治療するには、まずその原因を造っている親の精神状態から治してゆかねばならない。
まず親が、ゆったりとした気持ちとなり、こせこせせず、この世の中はなるようにしかならないと、大きな気持ちとなることが肝要である。
この両親の寛大な気持ちが、知らずしらずの内に子供に移り、そのために子供の気持ちが落ちつき、チック症は好転するはずである。
精神文明と奇跡
第三刷発行:昭和五七年九月二十日
著者:政木和三
発行者:後藤房子
発行所:日新社
岡山市尾上二七七〇 電話〇八六二(八四)二一二一
印刷書:山陽印刷株式会社
岡山市中山下二丁目五-五〇-一〇一
政木先生とのご縁の始まりは、
令和元年七月一日に他界しました昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり、
(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)
その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして
“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました
超強力 神経波磁力線発生器
(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリング。すべての御販売は㈲政木研究所、㈲ケントにて)
の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、
政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、
今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。
政木和三先生の廃刊御著書
『精神文明と奇跡』
を掲載させていただいています。
政木先生の御教えである
『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』
との仰せを引き続き継承するため、
今後も少しずつではありますが、
何度も何度も繰り返す、日々の心の学びの礎として、
政木先生の御教えのすべてをこれからも紹介させて頂きますので、
皆様には引き続きのお付き合いの程、
何卒、宜しくお願い申し上げます。
深謝
m(__)m
完全オーダーメイド組み立て一式品
『復刻版 超強力磁力線発生器 試作品』
(特許第3510016号)
物理化学や自然科学の実験用、工業での金属磁化用専用試作機器として
政木和三先生がご発明なされた初期の頃の
元祖アナログ回路式機器を復活させることに成功しました!
ご用命の際は
下記のリンク先、もしくはE-Mailアドレスよりお問い合わせください。
令和3年3月に復活! 復刻版超強力磁力線発生器
画像の機器は平成10年の薬事法改定により製造販売が打ち切られた
元祖旧式アナログ回路が装着される超強力神経波磁力線発生器(Mリング)
元祖!本家本元!!
神経波磁力線発生器と復刻版磁力線発生器との内部構造や動作の比較
提供:株式会社ケネスト
info@knestinc.jp
税込¥330,000,-
≪ご注意事項≫
この試作品は一般的な完成型の市販商品ではありません。
完全オーダーメイド方式のみにて
ご依頼者様個人と当方との合意・同意の上で
組み立てセット一式の試作品として特別に製作させていただきます。
そして
ご依頼者様個人によって組み立てられましたこの試作機器は
政木和三先生と北野電機が平成10年まで製作していた
当時のアナログ回路方式の復刻版として
ありのままに復元した内容構造の機器となっています。
しかしながら
現在の日本国憲法を遵守するにあたり
この機器の内容構造は
人体への使用が禁止される対象品となっています。
ゆえに
全てはご依頼者様各自の自己責任において法律をご遵守の上
ご使用・ご活用いただきますようお願い致します。
また
当方はご使用に関する一切の責任を負いませんので
上記の旨をご理解、ご確認いただいた上でお問い合わせくださいますよう
何卒、宜しくお願い申し上げます。
なお
機器への一年間の無償保証はもちろんのこと
その後の機器修理に関しましては従来の元祖旧式機器と同様に
引き続き対応させていただきます。
保江 邦夫 先生 【第2回 バロン保江のエリア55】 2021年
~ 悲運の発明品がついに復活! 復刻版 超強力磁力線発生器!! ~
≪復刻版 超強力磁力線発生器 試作機 の内蔵タイマーについて≫
旧式の神経波磁力線発生器の内部部品には最大作動時間60分設定
(通常30分に設定しています)
可能なタイマーが組み込まれていましたが(一部、後期型のMリングは除く)、
今回復活させました復刻版 磁力線発生器には
最大作動時間3時間まで設定可能なタイマーが装着されています。
(出荷時は作動時間を1時間設定にしていますが、
ユーザー様にてご自由に作動時間を最大3時間まで設定していただけます。)
画像は元祖 超強力神経波磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が60分設定になっています)
画像は本家本元 超強力復刻版磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が1時間設定になっています)
最後に
当方は販売等々に一切関わっていませんが
元祖旧式の超強力神経波磁力線発生器(Mリング)より改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けています
家庭用電気磁気治療器のバイオイーザーをお求めの方は
正規にお取り扱いの有限会社政木研究所様へ
そして
元祖旧式機器のアナログ回路からデジタル回路へと改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けていない
家庭用健康機器のセルパワーをお求めの方は
製造販売元の株式会社セルパワー様へ
それぞれ直接に
お問い合わせくださいませ。