ブログ担当の中市です。

今回は3月10日、11日に行われました講習会について報告させていただきます。

 

テーマは『発達』です!!

KNERCでは初めてのテーマとなる講習会となりました。

座学中心の講習会も初めてですね。

 

普段の小野先生の臨床を間近に見ていると、自分にはとても思いつかないような様々な治療の発想がみられます。なんでこんな発想ができるのだろう?と質問すると、「小児ではよく使う方法だよ。」と言われることがあります。

 

またある課題の効率性を考える時に、いくつかのバリエーションがあるとした場合、どの方法が一番効率が良い方法なのだろうと迷う時があります。その際にも、発達の過程からどのように機能を獲得してきたかという観点で、効率の良い方法を選択されることもあります。

 
このように、
・成人の我々が、立つ、座る、手を伸ばす、といった何気ない動作が当たり前にできるのはなぜだろう?
・生後の発達の過程で、どのようにそのような機能を獲得するのだだろう?
といったことを理解することで、ある機能に必要な構成要素の理解を深めることができたり、その知識がボバースアプローチの幅を大きく広げてくれることにつながるようです。
 
 
今回は、作業療法士の三浦正樹先生をお招きして、「発達初心者」の方々を対象とした基礎的なレクチャーから最新の発達研究についてお話していただきました!
そして小野先生からは発達の知識をどのように成人のボバースアプローチに応用しているのかという視点でお話ししていただきました。
 
 
まずは小野先生から、成人片麻痺の講習会では、どのように姿勢コントロールについて教えているかということをわかりやすくお話していただきました。
 
三浦先生からは、
姿勢の発達の過程で、どんなことをどのように獲得してきたのか?ということを最新の発達研究の情報をたくさん盛り込んでお話ししていただきました。今まで成人の方の治療経験しかない方にとっては、初めて知ったことも多かったのではと思いますが、とてもわかりやすい内容で、受講された皆さんとディスカッションしながらのお話となりました。
 
発達研究の紹介の中で、赤ちゃんが1時間当たり17回も転びながら2000歩以上歩くことに驚きました!赤ちゃんってそんなに歩いているんですね、確実に私よりも運動しています💦そして、そんなに不安定な歩行を赤ちゃんがなぜあえて選択するのか?という研究結果が、「なんとなく歩いている」といった結論にも衝撃的です。なんとなく1時間に2000歩も歩けないですね(笑)
 
 
発達の過程ではその時期の身体プロポーションに合わせて、姿勢制御を獲得していくので、プロポーションが違う成人の方にそっくりそのまま当てはめて治療をすればいいというわけではありません。しかし、成人の方の姿勢コントロールを考えるうえで、重要なAPAsをどのように獲得してきたのか?発達の段階でどのような動作と関連が深そうなのか?といったことは、成人の方の治療を考える上で、とても重要なことなのだと私自身感じました!!
 
他にもたくさんの研究情報が盛りだくさんでした!
参加してみようと考えている方がおられましたら、2018年度も開催する予定ですので、是非是非ご参加ください。
お待ちしております!!