今回のブログ担当の中市です。
『脳卒中片麻痺者の上肢・手の機能回復へ向けたボバースアプローチ』と題しまして、治療実習付きの3日間(2月17日~19日)の講習会を開催しました。
上肢・手の機能へアプローチする上で必要な神経生理学の知識を学び、その知識がセラピーでどのように応用されるのか、ということを実際に片麻痺患者に協力してもらいながら学ぶことができる講習会です!!
スケジュールです!!
今回は同じ方の治療デモを2回取り入れてみました。治療効果をどのように積み重ねていくかなどボバース概念に基づいた上肢・手の機能へのアプローチというものが実感しやすい内容となっています。
まずは上肢・手の機能における神経生理学的な知識を学びます。
随意運動を起こすための皮質脊髄システムは、姿勢コントロールを司る網様体脊髄システムを背景に機能していますが、決して運動機能だけを担っているわけではありません。皮質脊髄システムの障害は、手からの感覚フィードバックを正確に得ることを阻害することにつながるため、感覚システムの破綻を招きます。如何に感覚情報の明確な操作(ハンドリング)を行うことが大事なのかということを実感しました。ボバース概念を実践する上での基礎ですね!!
治療デモの様子です!!
講義を受けて、治療デモを行いました。今回の目標課題は『パソコンのキーボード上で左手を置き続けることができる』です。麻痺側上肢をテーブルに乗せていても、ふと振り向いた時や非麻痺側上肢で何かをしている時に、ずり落ちてしまうといったケースは少なくないですよね。
麻痺側上肢の重みが取れて、前方にリーチしやすくなることを目指して行いました!!
治療実習の様子です!!
3~4人が1グループとなり治療実習を行いました。上肢・手の治療では、目標とする課題の中で『どの場面が上手くいってないのか??』、『何が上手くいけばその課題が行いやすくなるのか??』ということをより具体的に考え、治療することが大事だと感じます。皆さんそれぞれ具体的な目標を掲げ、習ったハンドリングをたくさん実践することができたようです!!
何とか歩くことができるようになっても、上肢機能の後遺症はなかなか改善しないといった悩みを抱えていらっしゃる方はたくさんいるのではないでしょうか?上肢・手の機能を治療する上で学ぶことはたくさんあります。今回はその導入として上肢・手機能の治療をイメージしやすい内容となっておりました。
より深く学んでいくために今後は上肢・手をテーマとして、よりたくさんの実技が学べるハンドリングに特化した講習会や具体的な課題を想定して検証作業を行う講習会などたくさんの講習会を準備していく予定です。たくさんのご参加をお待ちしております。





