長期研修生の伊場です。

2018年2月3日(土)~4日(日)の2日間で行われた「初めて学ぶボバース 超入門講習会」の内容を報告いたします。


 
ボバースってどんな手技?なにを学んでいけばいいの?という経験が私にはあります。

この研修会はボバースの核となる姿勢コントロールについて自分の体で実際に体験したり、基本的な観察と評価の視点を学んだりと、ボバースを学ぶ導入にもってこいの講習会でした。


まずは講義から、

 

ではなくて!


なんと、いきなり実技から講習会スタート!!

 

「患者さんの着座において、ドッスン座りになってしまい失敗するケースが多いのではないか?」
という具体的な臨床の場面をイメージして、、、
効率の良い立位から着座に繋げていくために必要な構成要素を体験を通して学びました。

まず、各チーム(4人1チーム)全員の立位姿勢の分析を行いました。

なんと3時間半!かけて徹底的に分析です。
立位の効率を悪くしている要素は何かをみんなで考えまくりです。

 

最初のうちはどこを見たらいいのか、何を問題として捉えたらいいのか、とてもとても難しいのですがアシスタントの先生に導いてもらいながら観察と分析のコツを学んで行くことができました。

患者さんを治療していく上では、この観察力&分析力がモノを言います。

経験豊富なアシスタントの先生との力の差を感じる部分ですが、めげずにしっかりと観察してリーズニングする、これを繰り返し練習することの大切さを再確認できました。





その後は
小野先生の講義で(やっと?笑)姿勢コントロールの理論を学びました。
立位の分析を徹底的にした後の講義でしたので、
先生の言葉が実感を伴って耳に入ってきます。
いつも以上に理解が深まったと思いました。


2日目は前日に学んだ
脳卒中の患者さんは、非麻痺側体幹も障害を受けているため抗重力伸展活動が出しにくい、という状況を実際に自分の体で体験しました。

非麻痺側に想定した体幹にキネシオテープ(通称KNERCテープ)を張って抗重力伸展活動を阻害すると...

麻痺側の随意運動のみを制限しても片麻痺患者さんのような動きにはなりませんが、非麻痺側の体幹の運動を制限することで片麻痺患者さんと同様の代償が出現しました!

靴下や服の着脱、ペットボトルを拾うなどを体験しましたが、「片麻痺患者さんとまったく同じ代償動作だ!」と言われている方もおられました。
実際に片麻痺体験することで、患者さんが抱えている姿勢コントロールの問題について理解できましたし、非麻痺側を含め全身を診て介入することの必要性を学ぶことができました。








また、1日目で学んだ立位の続きで、着座動作についても学びました。

「お盆の上にペットボトルを逆さまに立てて、それを落とさないように着座する」というように難易度を上げた着座動作にすることで、着座に必要な姿勢コントロールの構成要素は何か?について深く学ぶことができます。


1日目に立位の分析を沢山したことで、より診る視点が増えていたことを実感できました。

小野先生が最初に言われていた「ドッスン座りの状態から治療をスタートしてたらもったいない!」ということの意味が良く理解でき、次の日からの臨床に結び付けることができそうです!


Good boy


Bad boy

Bad boyの方は小野先生に治療をしてもらい
ペットボトルを落とさずに着座することに成功しました。




片麻痺患者さんの治療デモンストレーションでは、一回の治療で変化を出される小野先生の素晴らしさ!
患者様が「僕はネルクのプロモデルです!また来週、、」と最後に宣伝されて帰られてました。

今回積み上げたことをどのように次に繋げていくのか、、見に来てね!と言われているようでした(笑



 
2日間(12時間)という短い時間でしたが、
実技からスタートして姿勢コントロールを理解することの重要性に気づき、その上での講義、そして片麻痺体験、さらに実際の片麻痺患者さんの治療デモンストレーション見学、と密度濃くとてもよく考えられた構成になっていて、
ボバースを学ぶのはこれが初めてという方にとって、とっても理解しやすい満足度の高い講習会だったと思います。

 

「ボバースって敷居が高い...」と思っているみなさま!

KNERCの講習会はそんなことありませんよ〜〜

アシスタントの先生も受講生4人に対して1人専属で付いてくれますし、患者さんもKNERCの一員という感じで、KNERCの講習会はとにかくアットホームで楽しいです!

ぜひ遊びに、いえ学びに来てください!

お待ちしております!