中市です。

「ボバースをこれから学びたいけどなんだか難しそう💦」、「ボバースをかじってみたけれど、どうも理解できなかった…」など感じていらっしゃる方はたくさんいるのではないでしょうか?

KNERCには、そのように感じられている方に是非おススメの講習会がありますよ!!

 

今回は2017年10月21日(土)~22日(日)の2日間で行われた「初心者向けボバース入門」の内容を報告いたします。

この講習会はボバース概念の核となる姿勢コントロールについて、初歩の初歩から学ぶことができる入門講習会です。
 

きっと「ボバースってそういうことだったのか!」、「今まで理解できなくてモヤモヤしてた部分がクリアになった!」と感じていただけるはずです。その内容をいくつかお伝えしたいと思います!!(*^▽^*)

 

この講習会はボバースの核となる姿勢コントロールについての体験が盛りだくさんです!!

まずは自身の身体でボバースとは何なのか体験していきましょう♬!

 

 

まずは片麻痺になるとどんなことが起こるのかを実体験しました♪

脳卒中の方は運動麻痺によって随意運動が難しくなることは誰もが知っていることですが、非麻痺側の体幹も障害されることはご存知ですか?

KNERCでは体幹キネシオテープを張り、体幹の抗重力伸展活動が起こりにくい状況をつくって、どんな代償動作が出現するか皆さんに実体験してもらいます。これが驚くほど片麻痺の方の代償動作と似ているんですね。片麻痺の方の姿勢コントロールの問題を肌で感じることはボバースを理解する上で大事なことです!!

 

随意運動を行うと必ず重心の変化が起こります。その重心の変化に対して事前に対応する姿勢制御を予測的姿勢制御(APAs)と言います。片麻痺の方は、そのAPAsが上手く機能しなくなるので、動作が非効率なものとなったり、随意運動が行いにくくなります。

しかし、そのような制御が行われているなんてことは、意識することはほとんどないですよね。写真ではお互いに背中合わせとなった状態で、手や脚を上げることによって、APAsを感じる体験を行っています。

「この運動に必要な姿勢の準備って何だろう?」と考えられるようになってくると、姿勢コントロールの治療がイメージしやすくなってきますよ!!

 

 

 

動作分析の際に「どの要素が効率性を悪くしているのか?」ということが分析できればボバースの治療は理解しやすくなります。しかし効率の良い動作と悪い動作の違いは何でしょう?とても難しい問題ですね💦

KNERCではお互いの動作を比べたり、動作の難易度を調整することで、その動作に必要な構成要素をじっくり炙り出していきます!!

効率の良い「立ち座り動作」について皆さんで検討しました。

 

「立ち座り」の難易度を上げることで、必要な構成要素を炙り出しています。

 

様々な体験を通して、講義や治療デモ、実技練習を行いました。多くの体験を重ねることで、ボバースの理論やその実践がとても理解しやすい内容になっています。とても満足度の高い講習会となりました(*^▽^*)

 

様々な体験を行った後に、講義で姿勢コントロールについての理論を学んでいきます。

 

治療デモもあります!!体験や講義で得たことを、臨床場面でどのように実践していくか学びます。

 

そして実技練習を通して、いざ実践です!!

 

このようにKNERCの初心者向け講習会では、ボバースの核である姿勢コントロールについてじっくり時間をかけて体験を重ねていくことを重視しています。ボバースを初めて学ぶ方、学びはじめたばかりの方、再びボバースを学び直したいという方でも安心して参加できる内容だと思います!!

一緒にボバースを学んでいきましょう♪これからも多くの方の受講をお待ちしております(^O^)/

 

KNERC長期研修生 中市一雄