ぼくんちのティラノサウルス | みたまま記録

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-Cogito ergo sum-

【タイトル】ぼくんちのティラノサウルス
・さく:のぶみ
・出版社:講談社
・金額(本体):1,200円
・発行年:2010年
・読み聞かせにかかる時間(目安):5分50秒くらい
・文章量:

 3.1-1.1.2-4.1-1.3-3.1-3.3-1.2-1.1-3.2-3.4.2-1.1-4-1.1-1.4-1.3-2.3-1.1-1行のほか、手書き文字の部分が少し。
・漢字の有無:本文に漢字なし

・備考:講談社の創作絵本

・あらすじ・内容:

 かんたろうはきょうりゅうがだいすきで、きょうりゅうずかんを999回も読んでいる。そして今日ついに1000回目を読もうとしたとき、たまごが出てきて……!

・感想:

 きょうりゅう好きな子が、きょうりゅうのたまごを見つけて育てるっていうのはさぞかしテンションが上がるだろうなと思いました。自分も育ててみたい〜ってなりそう。

 以前はきょうりゅうには毛がないように描かれていましたが、近年の研究で毛があったということが明らかになっており、この絵本でも「毛」についてちょっと触れられていました。


 かんたろうが見つけたたまごは、ティラノサウルスのもので、孵化して生まれたティラノサウルスは「おにくちゃん」と名付けられ、どんどん育っていきました。『これ、エサ代大変そう』と思ったら、やっぱり後々に困って、騒動になりました。そりゃそうだ。

 困ったかんたろうは、どうぶつえんに頼みに行っていましたが、えんちょうさんに

「その ティラノサウルスを うちに くれるなら、おにくを あげてもいい。」

と言われて、それを意地悪に感じたようで。『ボランティアでやってるんじゃないんだから、えんちょうさんだってこれくらい言うだろ』と私なんかは思ってしまいました。全然意地悪じゃないじゃん。どこからエサ代捻出すると考えてるんだろう。子どもだから仕方ないけども。やさしいみんながえさを持ち寄ってくれたけど、みんなだっていつまでもそれができるわけじゃないしなあ。

 結局、えんちょうさんが折れて、週1でおにくちゃんとどうぶつえんに遊びに行けば毎日おにくがもらえることになって。それはよかったけど、うーん。なんかなあって思いました。週1出張で毎日60キロのおにく代を捻出することを考えると、やっぱりどこから予算持ってくるんだよって考えてしまう私の脳みそ。夢がない。

 まあ、きょうりゅう好きの子が喜べる話ならいいのか。

 

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