バーバパパのいえさがし | みたまま記録

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-Cogito ergo sum-

【タイトル】バーバパパのいえさがし
・さく:アネット=チゾン ※フランス生まれ
・さく:タラス=テイラー ※アメリカ生まれ
・やく:やました はるお
・出版社:講談社
・金額(本体):1,200円
・発行年:1975年
・読み聞かせにかかる時間(目安):3分20秒くらい
・文章量:
 3.3-3.1.4.2.3.2.7-1.2.2.2.2-1.1.3.4.2.1.2.1.1.2-2.2.3.2.1行のほか、手書き文字の部分が少し。
・漢字の有無:本文に漢字なし

・備考:講談社のバーバパパえほん②/全国学校図書館協議会・選定図書/日本図書館協会・選定図書
・あらすじ・内容:
 これまでのパーバパパのうちでは手狭になり、フランソワに空き家を紹介してもらったバーバパパたち。家を直してすむことにしたものの、かいじゅうみたいな機械が家をぶっこわしにかかってきて……。
・感想:
 子どもの頃読んだときには、この『バーバパパのいえさがし』がバーバパパのシリーズの中ではいちばん好きだった気がします。バーバパパだからこそ作れるまんまるなおうちが可愛くて好きだったような。それぞれのお部屋がそれぞれの個性に溢れているところもいいですよね。

 あとは、家を丸に近いものをぶつけて壊す重機が印象的だった覚えがあります。なんていう名前の重機なのかは未だに知らないのですが、あの重機の存在はこの絵本で覚えました。ひどいことをするなとは思いましたけど、それはそれとして、丸をぶつけるところがなんか、こう、子ども心に面白かった覚えがあります。許可さえあれば、やってみると楽しそうですよね。この絵本では敵なんですけど。

 バーバパパたちは自分たちで住まいを作って、定住して、やってきた機械たちをやっつけて、子ども的にはめでたしめでたしなんですけど、大人になってから読んだら、この土地の権利とかどうなってるんだろうとかちょっと考えてしまいます。考えなくてもいいんだけども。どんまい、地主さん。「土地代の代わりになんか手伝って」って言ったら、きっとバーバパパたちも動いてくれるよ!

 

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