【タイトル】雪の女王(ゆきのじょおう)
・げんさく:ハンス・C・アンデルセン ※デンマーク生まれ
・ぶん:ナオミ・ルイス ※アメリカ生まれ
・え:エロール・ル・カイン ※シンガポール生まれ
・やく:うつみ よしこ
・出版社:ほるぷ出版
・金額(本体):1,300円
・発行年:1981年
・読み聞かせにかかる時間(目安):42分10秒くらい
・文章量:
1-12-3-8.2-19.14-13.1-18.10.12-15.3-12.6.9.13.16.7-6.19-7.34.3-23-3.18.18.7-7-7.2-29.3-7-17.14.15-3-4行。
・漢字の有無:本文に漢字あり。大体の漢字にふりがながふられているが、ふられていないものもある。
・備考:6歳から/全国学校図書館協議会選定図書/日本図書館協会選定図書/日本子どもの本研究会選定図書
・あらすじ・内容:
ずうっと昔、ある大きな町に、ふたりのまずしい子どもが住んでいた。ふたりは、本当の兄妹のように仲良しだった。男の子はカイ、女の子はゲルダといった。
ある日のこと、カイはゲルダに、おばあさんからほかの連中と一緒にそりを持って広場に行ってもいいという許しをもらったことを伝え、遊びに出かけた。男の子の一番好きな遊びといったら、お百姓さんの荷馬車の後ろに、自分のそりを結び付けて、一緒にくっついて走ることだった。カイも、自分のそりを、広場にやって来た大きな白いそりに結び付けた。そりはそのまま走り出し……。
・感想:
パラパラっと開いてみたときから長そうだなとは思っていたのですが、実際に読んでみたら42分かかって、のどがちょっと疲れました。少し速めに読んでしまったかもしれないので、子どもにわかりやすく読もうと思ったら、もう少しかかるかもしれません。
私は、『雪の女王』の話の中では、カイの目に鏡が入ってしまって感情がなくなる的なエピソードが印象的でよく覚えていたのですが、この絵本では、カイの目に何かが入るエピソードはなく、雪の女王がカイの額にくちづけをすることでカイの様子が変わってしまうようになっているので、そこが寂しく思えました。カイの目に入ってしまったものが、ゲルダの愛により自然と涙が流れ、ポッローでてきて元通りに感情取り戻すから感動的なんだと思うんだけどなあ。まあこの絵本でも、ゲルダが熱い涙を流して、そのことでカイの凍えた心を溶かしているので、起きていることは大体同じっちゃ同じなのですが。
読むのに約42分かかることもあり、描写が細かく、物語もダイジェストなんかじゃなく、誰と誰にあって、こういうことがあって…という、RPGじゃないんですけど、なんていうのかな、主人公たちの歩む道をしっかりと見ていっている感じがします。絵はエロール・ル・カインさんが描かれているので、独特のちょっと怖い感じでありながらも美しい感じが、雪の女王のお話によくあっています。
やーほんと鏡のくだりがないのだけが残念。