浦幌LSD完走記(その2)
一つ目の坂は霧止峠までの上りである。内陸の霧はここですっかり止められることによる命名か、峠付近からはすっかり快晴で、すばらしい天気である。下りのダートくねくねコースをしばらく下っていくと、再度舗装道路に戻り、あとは昆布刈石の海岸線へとまっしぐら。ただし、この段階で昆布刈石の海岸線は展望台だったことをその入り口の看板を見るまですっかり忘れていた。
必然再度上りである。相変わらずsakaさんは元気である。たけしさんもsakaさんの後を追って、展望台まで登っていく。更にその後をたしろさんとカナダが「若いもんには敵いませんね~」とじじくさいコメントをはきながら青色吐息状態で歩いているような走りを見せていた。情けなし。
ようやく展望台に到着。がけっぷちの風景を見ながらたしろさんが「カサスだね~」と話す。そう火曜サスペンス劇場の終盤に出てくる崖のシーンを思い起こさせる風景なのである。広々とした太平洋。断崖絶壁。左側には新しくできたトンネル。ぜんぜん人がいません。展望台には展望台の看板だけ。でもすばらしい風景でしたね~ カサスでした。したがって、ここまでの坂をたしろさんは「カサスの坂」と命名しました。以後、ここはカサスの坂ということとします。
展望台で記念撮影をし、やおら、時々通過するトラックのお兄さんたちに「おまえたちどうやってここまできたんだ~」という白い視線を受けながらも走りはじめました。
もう坂はないだろうと思っていたら、まもなく坂が見えてきました。ここも浦幌町の観光名所となっているらしく「黄金の滝」の看板があります。残念ながら去年もここは通過しましたが、「黄金の滝」は山側からは見えません。下に降りて海岸線からでないと見えないので。しかし、上に看板があります。せめて、なぜ「黄金の滝」なのかの説明板が欲しいですね~とたしろさんと話ながらぶつぶつ言って過ぎ去りました。その直後再度急坂です。「黄金の滝の坂」です。既に3箇所目。もう、本当に坂は終わりでしょう、と昨年のコースを踏んだ一人として確信してました(このあと、しなそばさんが作ったコースは昨年と違うことに気づくのですが・・・。)
この段階で十分私たちは坂を堪能しました。喜んでいるのはsakaさんだけと見受けましたが・・・。
ここを過ぎると視界が大きく開けます。左手に太平洋の海原。右手は実験農場(なんの実験かは不明)とロラン局の大きなアンテナのみです。他に人工物はなく、人影もまったくありません。でも走っている道路はすごい立派な国道です。私たちのためにこんな立派な道路を作ってくれてありがとうと感謝を込めて走り続けました。そうそう、ちょうどこの辺りからでしょうか、迎え風が強くなってきました。風は辛いです。ときどき風で足をすくわれるほどでした。大げさでなく。
しばらくだらだらと数キロに及ぶ下り坂。いままでの上った分を吐き出すように続きます。その下りの終着地点には、あの、この地域(浦幌町十勝太地区)唯一のお店である「出口商店」があります。
ここで改行して、今回おそらく唯一のダジャレをたしろさんがかましてくれました。
「この店には私たちは入れないのです。「出口」はあるが「入口」がないので・・・。」というもの。
グランド1周ものでした。
ここで小休止。
(つづく)