回想 2005年サロマウルトラマラソン(その13) | サロマ・アゲイン  そしてロングトライアスロンへの挑戦

回想 2005年サロマウルトラマラソン(その13)

 忘れかけていた本シリーズですが、今回を含めてあと2回で終了です。名残惜しいやら、遅々として進まないなあ~、という感じですみません。実はここからが結構面白く、ワクワクして、感動ものなんですよ、と宣伝しておきます。それでは、時期はずれの回想記にお付き合いいただきました皆さんに敬意を表しつつ,最終話一歩手前の巻をお楽しみください。


第24話 「ワッカ」へ

 そうしているうちに、とうとう80キロ、つまりワッカ原生花園への入口のカーブに入りました。80キロ関門の手前にエイドがありましたが、そこも寄らずに走りました。もう関門は目の前と思いながら坂道を登っていったら、鬱蒼とした森の中に狭い道で、先が見えず、一向に関門が見えてきません。すぐ着けると思ったのにつけません。


やっとの思いで関門時間である午後3時のところ、午後2時57分18秒と2分42秒前にすり抜けました。次々とすり抜けた仲間たちがやってきます。本当にギリギリでした。手前のエイドに寄ったらアウトだったかもしれません。それまでの関門もすり抜けた時間でしたが、このときが一番すり抜けたという感触でした。すり抜けたと同時にそこで仲間意識みたいなのができたように記憶しています。そこでそのまま後からくる選手たちを見守っていました。関門後に横たわって休んでいる人もいました。大丈夫かいと声かけをしながら、次なる関門に向かいました。


しかし、ここからは10キロを1時間半でいいのです。神様がここまで来た選手へのご褒美にくれる時間です。十分に堪能しようと走り始めました。少し足の調子を整えようと屈伸をしました。本当に厳しい10キロでした。

 

そして、ここからがメインイベントのワッカです。大会誌には「コースのハイライト、クライマックスです。ここが最も苦しい場所であり、コース上で最も美しいポイントです。」とありました。


ここからは何が苦しかったかというと、先が見えない曲がりくねったアップダウンが続くのです。いつになったら折り返し地点になるのかわかりません。80キロ地点から戻ってくるまで17キロくらいあるので片道8.5キロくらいです。それぐらい計算できただろうにと今は思えるのですが、やはり頭もボーとしていたのかもしれません。本当にここも辛かった。風は向かい風で右はオホーツクの波が破れる大きな音がして、けっこう厳しい北海道の様相を見せてくれています。野鳥も時々鳴いていました。ただ観光で来ればすばらしい自然が待っているところでしょうが、そのときは、そのような余韻にしたってはいられませんでした。

 

そのうち、左側に漁船がたくさん見えてきました。栄浦漁港だそうです。そのときは知りませんでした。そして第二河口という海と湖をつなぐ水路があり、何か力なく走るランナーを引きずり込んで、飲んでしまいそうな不気味な雰囲気がありました。ちょっと怖かった。


そして、やっとのおもいで折り返し地点です。折り返しの三角柱をたたいてUターンしました。途中私より遅いランナーが、もうゴールに間にあわないよと役員の方に言われていました。何人もいましたが、みんな前へ前へと歩き、走っていました。ちょっとエイドの読みを間違えれば私もあそこにいたのかもしれません。本当に少しの違いで天と地の差があるような気がしました。


 ほぼ私たちは、ラストランナー10人くらいの仲間となりました。90キロ地点のエイドもしまいかけています。途中エイドにいた中学生か高校生のボランティアが乗ったバスも我々に手を振って走り去りました。

 

海の音と数人のランナーがいるのみです。私たちはゴールできるのだろうか、と寂しくなっていきました。


しかし、最後の力をふりしぼってアップダウンを走っていきます。80キロの関門まで戻ってきたときには登ってきた坂が下り坂となり(当然)、ここは走れませんでした。」

次回最終回をお楽しみに。

今日のラン

 6.33キロ 47分48秒(遅すぎ?) 98キロカロリー

 体重 59.6キロ変わらず

今月の累計 97.86キロ(明日は100キロかなあ?)