趣味は読書とアプリゲームの北 南です。
子供も本が好きな影響からか子供も本を読みます。
娘は最近、ようやっと文字に興味を持ちました。
美味しいご飯が食べたくなる! 異世界でカフェを開店しました
今月のおすすめ書籍シリーズは、『異世界でカフェを開店しました』です。
いわゆる異世界転移モノです。
ただし、ほのぼの日常系でバトルとかはない女性向けレーベルです。
異世界飯テロ系と、私は呼んでいます。
概要
異世界転移、あるいは異世界転生をして冒険をする物語はよく聞きます。
異世界転移や異世界転生でチート能力を得たりしている主人公。
転生したらスライムとかそう言った作品がありますが、そうではない作品もあります。
その中の一つが料理系の技術、職種に就いている主人公が異世界転移。
異世界の料理は美味しくないから料理事情を革命しちゃう。
そんな話です。
私は密かに異世界飯テロ系と呼んでいます。
異世界がこっちと同じ食事事情とは限らない。
和食がなかったり、逆に料理がさほど発展していない。
食いしん坊だったりする。料理にこだわりがあるキャラがそんな世界を変えていく。
それでそれは世界の命運も左右したりするような話が多いです。
異世界でカフェを始めました。も、そんな作品です。
あらすじ
主人公、リサは気がつくと異世界にいた。料理上手なOLだったリサは優しい公爵夫婦に助けられ養子にまでなる。ところが食いしん坊なリサはある問題に直面する。それはこの世界の料理が美味しくない! リサはこの世界で美味しい料理を広めるためにカフェを始める。
植物の妖精、バジルと元騎士のジークを初めとした仲間と共にカフェ『おむすび』を始める。調味料は塩、こしょう、砂糖だけ。スープはほぼ水。パンは無発酵でガチガチの岩のよう。自炊能力が高いリサは祖母の教えでパン酵母や醤油、味噌の自作も可能! 自身の技術と知識を使い美味しい料理を広めていく。
料理学校を作ったり、2号店を作ったり世界に美味しい料理を広めていく。それに伴って嫌がらせにリサの婚約騒動や、ライバル店騒動。様々な騒動が繰り広げられるけれど、美味しい料理で解決していく。
主要登場キャラクター
リサ
本名は黒川里沙。異世界ではクロード公爵家に養子に入る。女神様の気まぐれで異世界に来てしまい元の世界には戻れなくなる。当初、なぜ自分が異世界に来たのかは今でも当人は疑問に思っているが、この世界で生きていくことを受け入れている。一応、公爵令嬢であるが根っからの庶民なので公爵令嬢としての自覚はほぼ皆無。
ジーク
元騎士団の料理人。騎士団でも将来有望のエリートだったが、リサの手料理に惚れ込んで料理人を志す。美形イケメンとして女性陣からの人気も高い。ちなみに、リサと出会うまでは食には興味が無かった。特に甘党でお菓子作りが得意。
バジル
リサと契約をした精霊。植物と風の精霊で風を操り植物に対する知識が豊富でリサが異世界から来たことを知っておりフォローしたりしている。精霊のため食事は本来、不要で食事も美味しくなかったので食べなかったがリサが作る料理を食べてから食事に興味と関心を抱くようになる。
感想
女性向けレーベルなだけあって恋愛色強めで冒険はあまりありません。料理を作って行くのをテーマにしていて生活水準を上げるという感じの話です。異世界は、魔法が発達してるので技術面は元いた世界とさほど変わらない。けれど、料理だけは発展していないという世界。
冒険談でどんどんと出世していくのではなく、地に足の着いた……料理人であるという主人公の根底は変わらない。貴族令嬢になっても養子だからと言って自分がやりたいことをやり続ける主人公。
呼んでいると美味しいちょっと一手間かけた料理が食べたくなる。
そんな物語です。
最後に
娘は最近、料理に興味があります。
包丁を使いたがったり手伝いをしたがったりします。
そしてオモチャを散らかしたままで遊びたがります。
手伝わせたくないわけではないですが……。
忙しい時はやめてくれと思う。
まあ。時間に余裕があればやりますが……。
なんで技術的に難しい事をやりたがるんでしょうかね?