どうも! 二児の母をしている北 南です。

図書館で久しぶりにアルプスの少女ハイジを借りて読みました。

子供の頃はアニメを見て、ロッテンマイヤーさんがとにかく悪者に見えました

けれど、母はロッテンマイヤーさんよりもハイジの叔母が嫌いだと言っていました。

大人になって読み返すとなるほどと納得、出来ます。

まあ。ロッテンマイヤーさんにまったくの非がないとは言えませんが……。

 

 

アルプスの少女ハイジ 大人になってからの感想

 

 

アルプスの少女ハイジ。

世界名作劇場で放送され、現在では家庭教師のトライのCMでよく見ますね。

 

 

あれは原作を崩壊させている気がするのであまり好きなCMではなかったりします。

家庭教師のトライのCMはさておいて……。

10歳までに子供に呼んで欲しい名作と言われる作品。

まだ娘や息子には早いようですが、是非とも呼んで欲しい一冊だったりします。

そして大人になって読み返しても楽しめます。

 

アルプスの少女ハイジ

世界名作劇場シリーズでも放送されたアニメがとく有名です。

私もアニメから作品を知った形です。

 

 

その後、父の実家である祖父母の家にあった原作を読みアニメとの違いに驚きました。

アニメと原作などが生じるということを知った作品でもあります。

成長して行くにつれて漫画原作や小説原作がアニメ化、漫画家などしていくと設定が変化していくというのを否応なく理解できました。

 

 

 

あらすじ

赤子の頃に両親を亡くしたハイジ。育ててくれていた叔母は都会に働きに出るからと人嫌いの山羊飼いである『おんじ』の元に行きます。天真爛漫で無邪気なハイジや山の生活で山羊飼いのペータと仲良くなります。ところがある日、叔母によって都会に行くことになって……。

解説

山の生活という自然あふれたところで様々な人の生活に幸せを与えていたハイジ。

ところが、人嫌いの祖父の考え方で学校に通わないハイジを村人達は同情する。

そこに戻ってきた叔母はハイジを都会のお嬢様の遊び相手として連れていってしまう。

足が不自由で病弱なお嬢様のクララと仲良くなるハイジだけれど、ロッテンマイヤーからは問題児扱い。

山の生活とまったく違う都会の生活は、ハイジの心を病ませてしまう。

最終的に夢遊病なってしまったハイジは山へと戻り、クララが山に遊びに来る。

山での生活でクララは元気になり歩けるようになる物語です。

世界名作劇場(アニメ)と原作の違い

アニメの方が有名な気がするので紹介しますが、アニメと原作は違いがあります。

アニメの方は人との付き合いが大きくアニメ放送なのでエピソードも豊富なのが特徴です。

オリジナルキャラクターとして様々な動物たちが出ているのも特徴です。

特に特徴的なのはペータの行動です。

原作ではペータはよそ者であるクララを嫌っています。(数少ない友人であるハイジがクララにべったりだったことによる嫉妬もあると思われます)

そのためクララを都会に戻そうとあることをしてしまうということがあります。

アニメではそのようなことをせずにクララとも仲良くなっていくのが特徴です。

後は宗教……キリスト教を信じましょうというのが原作の強い特徴です。

アニメではそういったのは国風か……あるいは昨今の考え方かは、不明ですが、宗教色が薄めだったりします。

感想

子供の頃はロッテンマイヤーさんがとにかく悪者に思えました。

ハイジは悪いことをしていないのに、ガミガミと怒ったりしてハイジの意見に耳を貸さない。厳しいように思えました。

けれど、大人になってみるとハイジは言ってしまえば奉公人の立場に近いものです。

要求していたのはクララと同い年の同じくらいの勉強が出来る少女。

けれど、ハイジは(祖父の価値観もあって)字も読めないし都会の生活を知らない少女。何よりも奉公人という自覚もありません。

とはいえ、これに関してはハイジの叔母に非があると思っています。

叔母はハイジが都会で生活した方が幸せだ。そう主張して、ハイジに自分と出かけよう。良いものがあると伝えます。(ほとんど誘拐犯の台詞)

ハイジはちょっとした日帰り旅行程度のつもりでついて行くと言います。

ハイジとしてはペータの祖母にふわふわの白パンを持って帰る程度のつもりでした。

なのに、遠い都会へとつれて行かれて、二度と帰れない前提の役目を与えられます。

ハイジにきちんと説明をすることを怠ったのです。

そもそも、祖父が人嫌いで偏屈な性格だと言われているのは知っています。

仕事が忙しいということもありハイジの育てる義務が祖父にあるのは正論です。

けれども半ば捨てるようにハイジをおいて言った。

そして買えてってきたときはきらびやかなドレスを着て、一方的な意見でハイジを半ば騙すように連れ去ってしまう。

彼女が説明や理解を怠った結果が、ハイジを苦しめてしまったのだと思われます。

作中でハイジが夢遊病になってしまったことなどで紹介者である叔母がどうなったか? その描写は全くありませんが……。

正直に言うと、大人から見たら彼女は無責任な保護者だったと思わずには居られません。

子供が大きくなったら

子供が大きくなったら原作はもちろんですがアニメも見て欲しいと思っています。

世界名作劇場シリーズはいろいろな名作があるので、将来的に見て欲しいものです。

個人的には『若草物語 ナンとジョー先生』『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』も好きだったりします。

 

 

 

 

最後に

私の教育方針は本を読む子になってほしいです。

別に難しい本を読んで欲しいわけではありませんが、本を読むのが苦にならない。

そういう子に育って欲しいと思っています。

最近はネットや動画などでいろいろな知識をえることが出来ます。

けれども文章を読むことはとても大切なことだと思っています。

大人になってからも本を読んだりして勉強することはあります。

本を読むことに悪いことはないと思いたいです。

 

 

 

 

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