陶芸教室 東京国立けんぼう窯 唐津粘土で作った片口3種類 | 国立けんぼう窯のブログ

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先日の集中講座では、3種類の片口のつくり方を練習しました。

写真はそれに先立って作っておいた片口3種です。
日常でよく見かける片口ですが、口の作りをよく観察していただくと、3種類あることに気が付くと思います。
ちょこんと口の部分を曲げただけのものと、鳥の口のように先端が少しとがった口が取り付けられているもの(烏口)、そして、筒を割ったような口が取り付けられたものがあります。
今回作った3種類は、それぞれ微妙に使い勝手が違ってきますので、そのあたりも考えながら練習していただきました。
最近は、片口は注ぐ器としてより、洒落た盛り鉢として使われることが多くなった気がしますが、お酒やドレッシングなどを注ぐ器として使うと、とても役に立ちます。
ちなみに、我が家では納豆やとろろなどを入れて食卓に並ぶことが多いです。

次回の集中講座では信楽の粘土を使って、小さな壺(うずくまる)を制作する予定です。
4月の登り窯焼成では、今回制作した片口と、信楽の壺が沢山焼きあがってくれることでしょう。
今から登り窯焼成がとても楽しみです。