ゴールデンウィーク最終日になりましたね。
良く晴れている kuni 地方です。
今日はお金にまつわる騒動の事を書いています。
認知症の父が起こした騒動です(^_^;)
興味ない方はスルーしてくださいね。
事の起こりは、歯が痛いと言う父を近所の歯医者に連れて行ったことから始まります。
父は少し前から歯が痛いと言ったり、もう治ったと言ったりで、本当に痛むのかどうか分からない状態でした。
母や私が歯医者に連れて行こうとしても、「大丈夫、大丈夫、もう治ったから歯医者には行かない」と言い張るのでずるずると先送りにしていました。
案の定、3日前の夜中に歯が痛みだし、母を起こして頓服を飲んだそうです。
翌日、行かないと言い張る父をなだめて歯医者に連れて行きました。
やはり左の奥歯に虫歯があり治療してもらいました。
認知症があり耳も遠い父なので治療が終わるまで少し心配でしたが無事に終わりました。
治療費は780円でした。
本題はここからです。
翌日の朝、私が実家に行くと、
父が神妙な顔をしながら、
「昨日は歯医者に連れて行ってもらって、すまなんだなあ。お金がたくさんいったやろ?これで足りるかなあ」
と財布から3万円を出して私に差し出しました
なぜ、今頃?
治療費は780円、母から預かったお金で支払ってます。
私を見て治療費のことを思い出したのか???
認知症の父からそんな大金を受け取る訳にはいきません。
以下その時の父との会話です。
私:「昨日の歯医者代は780円やったよ。おばあちゃんが払ってくれたから、このお金はいらないよ。」
父:「え~~そんなこと言わんでとっておいてえな。おまえにあげるわ。」
私:「いや、いらんよ。おじいちゃんの大事なお金やから無くさないようしまっておかなあかんよ。」
父:「はっは~そうか、そうか、それやったらなおしておくわ」
※ 『なおす』とは、『しまっておく』と言う意味の方言です。
その時、少~し嫌な予感がしました。
その頃母はまだ寝ていて、私はそのまま仕事に行きました。
(母が起きるのは9時前ぐらい)
その日は仕事が早く終わったので午後から母と食材の買い出しに行きました。
車の中での母との会話。
私:「今朝な、じいさんが変なこと言ってた。昨日の歯医者代と言って私に3万円出してきたよ。」
母:「そうみたいやな。じいさん、お金をK子にあげたと言ってたけど、あんたもらったの?」
ええー!
ちょっと待って~~
私もらってないよ・・
やっぱりね・・
父は私に3万円あげたと思い込んでいました。
買い物から帰って、父にお金の事を尋ねると笑いながら、
「わし、わからんわ~忘れてもた。あのぐらいの金、どうでもええわ」
いえ、
どーでもよくないし!
わたし、認知症の父からお金をまきあげる娘と思われたくないし・・
それから三人で家中を探しましたが、あの3万円は出てきません。
父は自分のタンスの引き出しを何度も探していました。
母も
「またいつか出てくるわ。しょーがないじいさんやなあ。」
と半分あきらめていました。
私は自宅に帰ってからも、もやもや。。
あのお金は一体どこにいったの??
たしか、あの時、父はポロシャツの左ポケットにお金をしまっていたはず。
その後、父はいったい、どこにお金を隠したのか??
まあ、考えても仕方ないし、
次から父がお金を出してきたときは最後まで見届けよう、
と思い直し夕飯の支度にかかりました。
すると携帯に着信が。
母からでした。
母:「あのお金出てきたでぇ~!」
私:「えっ!どこから?」
母:「じいさんの部屋のこたつ布団と天板の間に隠してあったわ!」
※うちはまだこたつを出しています。
私:「は~~よく見つけたなあ。私が犯人じゃなかったやろ。」
母:「そんなこと思っていなかったけど、お金の事やからやっぱり気になってなあ。もしかしたらと思って、こたつの板を動かしたら隠してあってん。」
良かった・・
出てきて良かった・・
『認知症の父のお金をまきあげる娘』の汚名が晴れました。
(わたしが自分で勝手にそう思っているだけとしても、やはり後味が悪い)
ちなみに、当の本人は隠した事をまったく覚えていませんでした
紫陽花 『万華鏡』
長男夫婦からでした。
花が終わるまで室内で楽しみ、それから植え替えしたいと思います。
長文にお付き合いいただきありがとうございました(*^^*)