この前、家族で歩いて近所に買い物に行きました。

お店屋さんで、店員さんのお話を聞いて商品を選んで…その時でした。

外で「ガッシャーン!」「キャー」「何やってんの!」的な音と叫ぶ声が聞こえました。


見ると高齢のおじいさんと自転車が道路に横たわり、バイクが通り過ぎました。

事故か!!!

バイクの人が、「なんで自転車来てるのに寄ってくんのよ!!!ムキー」と叫びながら、バイクを道に横付けしていました。

これは一大事!と家族で店を出て、救護に向かいました。

 バイクの運転手さんが言う感じでは、どうやら、自転車がいるにも関わらず自動車が端に寄って来て、自転車に当たったようでおじいさんが倒れたようです。

見ると前方に、乗用車が止まっていました。

おじいさんは、頭から倒れたのか目元の辺りが裂傷しており、かなり流血していました。地面にポタポタ落ちるほどでした。

カゴに入れていたカバンと荷物も散乱。

車通りの多い道なので、とりあえずおじいさんを移動出来ないかと、駆け寄りました。

その間にドラと娘が手分けして、救急車と警察に電話してくれました。


最初、バイクの人が加害者か?と思っていたら、自動車だと言う事でした。

車の運転手は、少ししたら降りてきてオロオロと「あ、私が警察呼びます、救急車も…」言うので、「今、救急車と警察に電話してますから。」と言ってあげると「あ、自分でします。」とか言うので、「もう連絡しています。繋がってますから。」

運転手の加害者は40代くらいの女性でした。

「すみません…大丈夫ですか?」とオロオロ。

その間に、パパが道向こうにあるドラッグストアで脱脂綿を購入してきてくれたので、止血。

でも血に触れる訳にはいかないので、「自分で強く押してください」とおじいさんにお願いしました。

おじいさんは、お話もちゃんと出来たし、歩けました。

運転手が「こんな事初めてで、手順が分からないです…」と世間話風に話しかけてきたので、娘がブチ切れ笑い泣き

「手順?!何言うてんねん!救護が先やろ!こんなに血、出てますよ!生死に関わるかもしれないのに、そんな事よく言えますね!教習所で習わんかったか?!ムキー」と喝。

車の運転手は、濡れティッシュの円形のボックスを持ってきて「使ってください」とおじいさんに丸々渡してたけど、おじいさん唖然。


その後、救急車と警察がなかなか到着せずだったので、ドラとパパはお店に戻って商品の予約をやっていました。


加害の運転手は、どこかに「事故しました」と電話していました。

とりあえず、救急、警察が来るまで時間がありそうだったので、アドバイスをしておきました。

「お互いお名前と連絡先を交換されましたか?運転免許証あれば写メするといいですよ。名刺あれば名刺交換して。おじいさんは、ご家族に連絡されますか?出来そうですか?あと運転手さんは、保険屋さんにも一報して、おじいさんにも、保険会社どこか教えてあげてください。」と。

すると運転手は、またもや「初めての事で手順が分からなくて…」と世間話風に話しかけてくるので「よくある事じゃ、こまりますよね?お相手、怪我されてますよ?」と言うと

娘は間髪入れずに「あなたね!分かりますか?運転免許証持って運転してるって事は、救護救助の義務あるの!生死に関わるんです!」と言うと

「すみません…」と運転手。

娘が「私にじゃないでしょ!ムキー」と言い慌てておじいさんに「すみませんでした、大丈夫ですか?」と話しかけていました。


程なく、救急車のサイレンが聞こえてきて、車も見えたので手を振り合図ました。

あとは、救急隊員さんにお任せしました。

私達もお店に戻ってドラとパパに合流。

商品の予約をしていると警察官も着いた様子でした。

ドラと娘は、外から呼ばれて最初に通報したので名前と住所の記入を依頼されていました。

そして、お店での買い物も終わり、外に出るとパパが帰り際、警察官に話しかけ「私達は救護しただけで詳しい状況は分からないですが、もう去ってしまったバイクの運転手さんが状況を言ってたのでご存知だと思います。そこのお店の常連さんらしいので、お店の人に聞けば運転手さんが分かるかもしれません。では。」と。

お巡りさんは「ありがとうごさいました」と。


私も過去に自動車事故に巻き込まれたことが何度かあるし、ドラも昨年、自転車と車の事故に合ったばかりだし、一昨年は娘が自転車と自転車の事故にあったことがあるので、スムーズに通報することが出来たと思います。


今回は、おじいさんが意識がハッキリしていて、ご自分で立ち上がったので、車道は危ないので歩道へ歩いて移動出来ましたが、頭を打って脳震盪をおこされたり、動かしてはいけない場合もあるので、救急に連絡した時に動かしても良いのか確認するといいと思います。