持っている武器を全部身に着けてみました。
 
 
 
 
大刀 :備前長船助光
大脇差:備前長船助光
中脇差:信濃守信吉(未鑑定)
右手差のコンバットナイフ
 Cold steel LEATHERNECK
右手:M93R 東京マルイ
 
うーん、エアガンはオモチャなので持つとなんかイマイチかも・・・
 
↑こっちの方が好き
 
タクティカルベルトが重量を分散してくれるので意外と重たく感じません。
 
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ここからは雑感
 
過去に何度も書いた事ですが。武器マニアの視点で見た日本刀について。
 
よく斬れる刀が欲しいという人が刀身の作者の名前ばかり気にして古い刀・中古の刀を求めるのはおかしいのじゃないだろうかという話。
 
よく斬れる刀、つまり強度が強い刀。
 
鉄は一度曲がると曲がりを直してもまた曲がりやすくなる。針金などをグニグニと曲げたり伸ばしたりしていれば柔らかくなっていくのが感覚的にもわかるはずです。
 
刀は使えば曲がるもの。
 
中古で買った刀は過去の持ち主が使って曲げた事があるものかもしれない。特に昭和10〜20年の10年ほどの間に数十万振の古い刀が軍刀にされて、興味本位で使用されている。
 
戦後に作られた刀も武道の試斬で使用された刀かもしれない。
 
見た目ではわからない事だし、過去に曲がった事のある刀の割合など知りようもない。
 
わからない以上、斬れる刀が欲しいと思うと新作の刀を選ぶしかなくなる。
 
新身は折れやすいと聞きます。焼き入れ時に生じる応力の影響らしい。80年くらいたつと落ち着くらしいので、理屈では作られてから80年以上未使用の刀が最強でしょうか。しかし使用歴は知りようがありません。コシの抜けた刀や曲がり癖のある刀を一番避けたいと思うと、消去法で新作刀しかないという考えになる。
 
これ、理屈としては絶対に正しいと思うのです。でも、こんな事が書かれているのを見た事がない。
 
軍刀使用と空襲による焼け身の影響は現存する日本刀に大きな影響を及ぼしているはずなのに、専門家は誰も戦争の影響について言わない。それがおかしいと思われてならないのです。
 
ついでに言うと関東一円が焼けた関東大震災などの影響も大きそう。
 
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刀は使えば曲がるものなので、実用品だった古刀期には何度か曲がってコシが抜けたら軽く焼きを入れ直していた。現存する古刀の半分以上は再刃だと書かれているのを見た事がありますが、理屈で考えれば正しいように思えます。
 
昭和期にそのような理由で焼きを入れなおしたというような記述は見た事がありません。中国人を斬る記述はたくさんみつかるのですが。
 
だから正真銘の虎徹でも清麿でも満鉄刀でも特殊鋼刀でも、過去に曲がった事があるのかないのかわからないから信用できない、、、と私には思われてならないのです。
 
そんな事を考えだすと、刀身の作者が誰なのかを気にするのは新作時の他は意味がないと思えてならない。
 
山田浅右衛門の決めた業物とか大業物の刀とか、裁断銘の入った刀を「斬れる刀」だと本気で考える人がいれば「馬鹿なんじゃないか」と思われてならない。
 
 
同じような事を何度も書くと検索順位を下げられてしまうのですが、私の持論なので今後も書くと思います。
 
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一応書いておきますが、ただのスペック厨の武器マニアの机上の空論です。虚言の類ですので真に受けないでください。
 
そもそも金属疲労の有無など日本刀の価値に何の影響も与えません。見た目にわからない以上、美術品たる日本刀の価値に影響を与えるはずもありません。
 
まあでも、私はこんな考えなので今後とも新作の日本刀が作られ続ける事を願っています。産業としての日本刀作りが今後とも永続しますように。
 
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