↑橿原神宮の宝物館に刀を見に行きました。前回に続いて2度目。一月から後期展示になって刀が増えました。

 

前回くらいの数だと遠方の人には勧めにくい内容でしたが、今回くらいならギリギリ人にも勧められなくもないかなとも思いました。

 

橿原神宮という場所がらか上古刀風の直刀が4振りありました。いずれも近代の作です。うち二振りは柄がついた状態で拵と展示されていました。刀の展示で柄がついた状態のものは珍しいと思います。

 

前回「研磨中」と書かれて展示されていなかったフツノミタマの写しの環首刀もありました。

 

 

 

展示刀のカタログを購入してみましたが1650円という価格の割には良くなかったです。この程度でも500円くらいなら納得もできるのですが。以前名古屋の徳川美術館で購入した2500円のカタログと比べるとコスパに雲泥の差があります。

 

(橿原市民だったせいか地元には厳しい見方になっているかも)

 

・・・・・

 

今回見た直刀は66センチくらいから79センチくらいで身幅の狭いものが多かったです。上古刀風の復古刀は概ねこれくらいのサイズが作られる事が多いのかなと思います。

 

 

 

↑前に書いた通り、次は寸延び短刀サイズの直刀を作りたい。でも、そういうものはあるのだろうか? 

 

少し調べてみました。

 

https://read01.com/zh-sg/GNnjyE.html#.Y83NFnbP3EZ

 

↑正倉院に納められている物の中に刃長34.5cmのものがありました。サイズ的に林原美術館で見たものと酷似しています。そもそもがこれを元にして作られたものなのかもしれません。ちなみに画像の刃長から縮尺をはかってみたところ、この上古刀は元幅は28mmくらいのようです。上掲の林原美術館の直刀も概ね同じ。

 

古い物にも同じようなものがあるとわかって良かったです。とても拵まで真似ては作れないのが残念でが、、、

 

いや、刀身を作る資金の目処も立たないのですが。

 

・・・・・