前にも少し書いた事があるのですが、あえて批判をおそれずに書いてみようと思います。

 

一部の日本刀を使う武道をする人や刀剣鑑賞が好きな人から、独特の気持ち悪さを感じる事があります。どうもそれは鉄道オタクとかアイドルオタクとかの中のキモオタ(気持ち悪いオタク)と呼ばれる人達と同種のもののようなのです。

 

上記の人達はアスペルガー的なのです。

 

私の勝手なアスペルガー分類
重度:社会生活に適合できない
中等度:偏屈者・キモオタ
軽度:ちょっとこだわり派

 

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アスペルガー

 

アスペルガー症候群は発達障がいの一つで、社会性・コミュニケーション・想像力・共感性・イメージすることの障がい、こだわりの強さ、感覚の過敏などを特徴とする、自閉症スペクトラム障がいのうち、知能や言語の遅れがないものをいいます。

 

 

こんな書き方をすると重篤な障害で自分とは無関係なように見えますが、世の中の多くの人にはアスペルガーの傾向がみられます。東大生の半分はアスペルガーだと言う人もいるくらいです。
 

アスペルガー症候群は興味の対象に対して、きわめて強い、偏執的ともいえる水準での集中を伴うことがある。
↑この特性から、趣味の集まりなどではアスペルガーが多く集まるそうで、ビジネスの交流会のようなところにはアスペルガーの人は少ないそうです。前にコメントで教えて頂きました。
 
アスペルガーの人は、ざっくり言うと「空気が読めなくて嫌われる人」です。
 
日本刀の鑑賞でいうと、他人の持ってる刀を悪く言うような偏屈ジジイなどは典型的なアスペルガーです。言わなくて良い事を言ってしまうわけですが、本人は「正しい事を言っているだけ」としか思っていないのです。
 
「何が正しいか」を白黒つけないと気が済まない特性もあり、他人が自分の興味の領域で「間違った事」を言うと否定・批判して周りの人から嫌われる。某武術家の投稿などを見ると強くそれを感じるのですが・・・
 
 
これらが原因で社会生活が障害されていれば間違いなく「発達障害」なのですが、むしろその特性が仕事に利している場合も多々あります。
 
強いこだわりと集中力がなければ職人技・名人芸のような事はできません。
名工・名人・アーティスト・起業家などにはアスペルガーが多いといわれます。
 
しかし、多くの場合は「ただの嫌な人」です。キモオタが嫌われる原因でもあろうかとも思います。
 
先輩上司に先行して定時に誰よりも早く退勤のタイムカードを押し、誰かのお土産が職場においてあれば率先して包装紙をビリビリに破いて中のお菓子を食べ始める私は、間違いなくアスペルガーです。
 
「定時」にタイムカードを押して帰る事も、食べてもらうために買ってきてくれたお土産を食べるのも絶対に悪い事ではないはずです。でも、それが正しいかどうかじゃないのです。職場の新人がそれをやるのは「空気が読めない行為」であり、社会不適合なのです。これがアスペルガーです。
 
 
アスペルガーは発達障害といわれます。ネットで検索すると重度の人の特徴ばかり出てくるのでわかりにくいのですが、中等度くらいだとそこら中にいます。ただの無遠慮で不快なおじさんです。男女比でいうと男性の方が3~4倍多いそうです。
 
ネットでアスペルガーの事を調べると、重度の人の特徴やオブラートに包んだ表現ばかり出てきてわかりにくいです。
 
中等度くらいまでなら障害とは言えないと思います。空気を読まずに行動して生き残った人が多いからアスペルガー的な人が現在でも多くいるのですから。でも、現代日本の社会生活においては「ただの嫌なやつ」として嫌われがちでもあります。
 
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社会生活を円滑にするために、私はできるだけ他人を否定したり批判したりしないように気を付けています。アスペルガーが嫌われる理由の筆頭が、他人への否定と批判が多い事だと学習したつもりなので。
 
でも、自分がアスペルガーかなと思うと、このブログ自体も他の刀好きな人から見たらきっと「間違った情報ばかり流して不愉快だ」と思われているはずです。自分が誰かの否定や批判を書かなくても、趣味の領域で自分が正しいと思う事を書けば、同趣味の他のアスペルガー者の否定・批判の対象になるはずだからです。
 
例えば、
「古い刀はどんな名刀でも研ぎ減りと金属疲労で曲がりやすいんじゃないか」
 
理論的には絶対に正しいはずなのですが、古い刀が好きな人が見れば気分が悪いでしょう。わざわざ言う事でもないだろうと。ここでの問題はそれが正しいか間違っているかじゃないのです。退勤のタイムカードを誰より早く押すのと同じで。
 
でも、そんな事を私は気にしないのです。なぜなら、それがアスペルガーだから。
 
真理に照らして何が正しいか間違っているかなど、神学論争と同じで正しい答えなど誰にもわからないのです。であれば、自分が正しいと思う事を言うのみです。どうせ皆自分が正しいと思っているのですから。声を出すなら大きい方が、私は気分が良い。
 

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鉄道とかアニメが好きな人はキモオタと呼ばれますが、刀剣鑑賞や武道は歴史と伝統があるのでそんな失礼な言い方はされません。気を使って「偏屈」とか「変わり者」などといってくれます。だから自覚が少ない人が多いような気がします。でも本質的にはキモオタと同類のアスペルガーだと思います。

 

よく考えてみてください。

 

日本刀を振り回したり、幸せそうに日本刀を眺めている人間は、普通の人からみたら「きもい・やばい」なのです。夫が100万円の日本刀を買うとか言い出せば、ブチ切れる妻の方がむしろ普通です。「ヤフオクでめっちゃ安くで脇差買った。6万5千円。」もちろんブチ切れられました。その刀の良し悪しではないのです。6万5千円は、普通に高いのです。いや、私の考える理由自体が間違っているのかもしれないので、やはり妻が激怒する理由は私にはわからないのですが。金額が理由ではないのかもしれませんし・・・

 

 

一流の人間に多い反面、多くのアスペルガーがただの嫌われ者で終わるのも事実です。アスペルガーの夫に妻が不満を抱いて家庭問題になる事をカサンドラ症候群というそうです。うちの妻はよくブチ切れて激怒していますが、私にはなぜ怒っているのか全く原因がわかりません。でも、絶対に私が全部悪いのです。そう思えるのは大切で、だからアスペルガーの人は自覚をしておく方が良いと思うのです。

 

最後にもう一度、

 

私の勝手なアスペルガー分類
重度:社会生活に適合できない
中等度:偏屈者・キモオタ
軽度:ちょっとこだわり派