昨日の記事で書いた、あばれる君のナイフ。
レッドオルカというブランドのナイフです。
このナイフは「甲伏せ造り」で焼刃土をつけて焼き入れしていると書かれていました。
ここ↓
つまり、新刀以降現在まで続く日本刀の作り方と同じ構造です。
軟らかい鉄を芯にして硬い鉄で包む事で硬さと折れにくさを両立しようという作り方です。
ただ、日本刀では周りの硬い皮鉄の方も折り返し鍛錬しますが、このナイフは折り返し鍛錬をしていない甲伏せ造りだと思います。折り返し鍛錬してるとは書かれていませんので。
刀匠の話では洋鉄を素延べした刀の方が、和鉄を折り返し鍛錬するより強い刀になるそうです。残念ながら。
ただ、低温で素延べすれば洋鉄の方が強くなるけど、高温にして折り返し鍛錬をすると洋鉄はかえって脆くなってしまうとの事。
このナイフは洋鉄使用の折り返し鍛錬しない甲伏せ造りのようなので、理屈の上では洋鉄素延べ刀の強さと甲伏せ造りによる柔軟性を併せ持っているという事になります。
一番上の写真で紹介しているレッドオルカの商品はナイフではなくて厳密にはナタです。
ある意味、今の時代だと刀よりナタの方がよほど実用性が求められますし、ハードな使い方に耐えられるようにしてあるのでしょう。
まあ価格も高いし、ここまで来ると実用品というより完全にマニアの為のアイテムって気がしますが、たぶん良い品だと思います。
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テレビであばれる君のサバイバルやると、その日はとてもこのブログのアクセス数が増えます。
あばれる君のナイフを探すために検索するとこのブログが上位に来るためです。
↑昨日のアクセス数
昨日も1900くらいまで上がってますね。
普段は1000になれば上出来って程度なのですが、、、昨日のアクセス見るとバッチリあばれる君のナイフの記事のアクセスだけで900近くありますね。
というか、アクセス数が増えても何の得にもならないのだけど、、、完全にネット依存症ですね(笑)