刀の下げ緒を買い増した。
普通に拵え付きの刀を買ったらついているものだし、拵を作ったら一緒に揃えるようなものなのですが、なんとなく拵を作る時に注文せずにずっとそのままにしていました。
深い意味があったわけではなくて単純に忘れていたというか、まあそのうちにと思っていただけです。
ちょっと色の組み合わせを見てみたくなって今さらですが下げ緒を買いました。
刀の拵の色を黒と銀にしているので、普通に考えたら下げ緒の色は黒なのですが敢えて赤にしてみました。
黒に赤は合うんじゃないかと思ったのですが、、、うーん、無難に黒にしたらよかったかも。
下げ緒の結び方は適当です。
また気が向いたら正しく結んでみようかと思います。
ただ、下げ緒というのは持ち歩く時にはほどくものなのであまり手間かけて本気で結ぶ気にもなれないんですよね。むしろ下げ緒が付いていないほうが持ちやすいから取り外してしまおうかなとも思う次第です。
ちなみに、この下げ緒は正絹で約8000円
ちょっと奮発しました。
人絹(レーヨン)や木綿の下げ緒なら2000円前後です。
メルカリで買うのが一番安いかも
じゃあ高いのはどうかというと、、、
240センチのただの紐が38500円!
いや、ただの紐とか言ったらだめで、職人が編み込んで作り上げた逸品です。
決して割高というわけではないのです、、、と言いたいけどやはり高い。
日本刀の趣味はお金をかけだすとキリがありません。
300万円くらいの刀を買った人は2000円の下げ緒より38500円の方をつけたいでしょうけど。
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鞘の栗型にはシトドメというパーツをつける事ができます。
強度を増すための実用品とかではなくて、純粋な飾りです。
飾りだけど付けた方が見栄えがして良いかもしれません。
ただ、拵を作る時に店主の方から
「つけると下げ緒を通しにくくなりますよ。ただの飾りだし後からでもつけられますよ」
と言われて買いませんでした。
実はその時に下げ緒の方も「必要なら後から買い足しても十分ですよ」と言われたので買わなかったのです。
売りつけた方が多少でも儲かるでしょうに、親切なお店でした。
下げ緒の端はこんな感じで房になっています。
形的に、栗型の穴にスムーズに通しにくいです。
↑こんな感じで下げ緒の端をコピー用紙か何かで包んでコヨリみたいにして先端をとがらせて引っ張ると簡単に通ります。ネットの動画で見かけたのですが、この方法ならシトドメ金具がついていてもスムーズに下げ緒を通せると思います。
ただ、外出先とかだと都合よく紙があるかもわかならいので、実用性を考えればつけない方が良いかもしれません。実際、古い拵え付きの刀にはシトドメがついている事の方が少ないような気がします。
まあ安い物なので一度買ってみようかとも、私は思っておりますが。
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刀を身に着ける時に下げ緒をどうするのかは、あまり厳密には決まっていないようです。
居合でも流派によって付け方が違うとか。
昔の人の付け方をみても、かなり適当なようです。
↑こんな感じが一番綺麗で自然でしょうか。