米軍のベネズエラ攻撃
国際法違反だと言われていますが、当然違反でしょう。
しかし誰もアメリカを処罰できないので意味がありません。
ベネズエラ問題が今後どうなるのか考えてみたいと思います。
そういうのを考えるのが好きなので。
米側の目的は以下の3つでしょう。
中露の影響力排除
石油利権
麻薬排除
ちなみに、ベネズエラの石油は品質が悪いので利権は小さいという意見をSNSでよく見かけます。でも、現実はそうではないようでベネズエラで採れる「重質サワー原油」はとても重要との事↓
今後は以下の3シナリオのどれかになるのも間違いないでしょう。
①親米傀儡政権の安定
②クーデターで反米政権成立
③親米派と反米派の内戦
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今回の作戦は3時間で完了したそうです。
実に鮮やか。すごい作戦能力です。ロシア軍との格の違いをみせつけたと言えるでしょうか。
事前に緻密な事前活動があった事は間違いありません。
もちろん作戦後のベネズエラ運営の事も事前にしっかり工作されているはずです。
特に疑われるのがこのロドリゲス暫定大統領の調略。
作戦後に米国の傀儡政権を立てる目算が立っていなければリスクをとって軍事作戦をする意味がありません。そして彼女が副大統領でしたからマドゥロがいなくなれば大統領になる事もわかっていたはずです。
裏を返せば彼女の調略が上手くいったからこの作戦が実施されたのではないかと思われてなりません。
今のところ暫定大統領は反米発言を行っています。国内世論を抑えるためでしょう。本音ではない可能性は高いです。彼女がベネズエラを統治するには反米派の暴発を抑える事が最重要事項です。元々アメリカへの反感が強い国ですから。
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3つのシナリオ
①親米傀儡政権の安定
このまま暫定政権が上手く統治してアメリカに石油利権を流す。このパターンが成功するためには政権幹部はもちろん軍の中枢まで米利権による汚職が浸透している必要があります。
②クーデターで反米政権樹立
反米派の政治家もしくは軍がクーデターを実施。反米政権が樹立。カリスマ性の高い反米政治家が現れたり、軍部が米利権を得られない場合に実現可能性が高い。反米政権が樹立すれば再度アメリカからの介入リスク。元の木阿弥。
③親米派と反米派で内戦勃発
親米派の暫定政権側と軍の一部を味方にした反米・反政権派で内戦が勃発。最も米軍の直接介入を受けやすいシナリオ。親米派支援のため。泥沼パターン。
③の内戦勃発で泥沼パターンが一番ありそうに思えてなりません。暫定政権がしくじれば先日ノーベル平和賞を受賞したマチャド氏を神輿に担ぎ出す陣営が出てきそうな気もします。そう思うと彼女も戦乱の種に見えて皮肉です。
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金価格への影響
個人的には一番気になる事です。週末に攻撃が行われたので市場価格に反映されるのは今朝の価格から。ちなみに、米軍やイスラエル軍の攻撃は週末に行われる事が多いです。市場の混乱を避けるためでしょうか。
↑今朝の金価格。NY金先物は日本時間の朝8時5分から(冬時間)
大きく窓をあけて値上がりしています。4400ドルを回復しました。「有事の金」という言葉があります。戦争が起こると金価格は急騰します。しかし「有事の金」は持続しません。すぐに下がります。だから相場格言としては「有事の金は売り」と言われます。金は平時に買って有事に売るものなのです。
先月末の金価格急落。それ以降アジア時間とヨーロッパ時間で反発して値上がりするもののNY時間に値下がりして24時間で見れば横ばい、、、という日が数日続きました。早ければ今回の値上がり分も今晩のNY時間に帳消しになるかもしれません。
有事の金は売り。でも中長期的に見ればたぶん今回は売らない方が良いと思います。
そもそも、ここ数年の金価格上昇はウクライナ戦争の勃発とそれに伴うロシアへのドル制裁を発端にしています。ドル制裁によって逆にドルの信用が低下して「金買い・米国債売り」が為された結果です。
今回のベネズエラ攻撃も十分に米国の信用を低下させるものでしょう。「金買い・米国債売り」の流れを加速させるかもしれません。さらに、③の内戦勃発パターンになれば米軍の直接介入の可能性が高まります。地上軍の派遣を否定しないとトランプが名言しています。イラクやアフガンの泥沼再現となるかもしれません。
そうなれば莫大な費用がかかりますからアメリカの債務拡大を加速させます。金価格上昇の一因は米国の債務拡大です。アメリカの借金が多すぎてドルが信用できないというわけです。だからこれも金価格上昇の要因となります。
重要なのは、実際に内戦が勃発して米軍が介入するかどうかではありません。市場参加者がその可能性を考えればそれで相場は動くという事です。
ということで、今年も金価格は上昇!
言うまでもない事ですが、全部素人の妄想です。
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今日から金価格のスプレッド大きくなったのかな?
現物の売値と買値の差額、随分大きくなったね。
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